8月23日に決勝レースを迎えた第104回インディアナポリス500マイルレース。予選3番手フロントロウからスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、終盤トップに浮上すると、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)の猛追を抑え、日本人として初めてインディ500で優勝した2017年に続く、2度目のインディ500制覇を成し遂げた。
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インディ500で優勝し、伝統のミルクを浴びる佐藤琢磨(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ) コロナ禍で延期され、史上初めての無観客レースとなった「第104回・インディナポリス500マイルレース」(以下、インディ500)で、日本人として唯一参戦する佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)が2017年以来3年ぶりとなる2度目の優勝を達成した。 2度目のインディ500優勝は日本人としてはもちろん初めて。過去104 回の大会数を数えるインディ500の歴史で、20人目の「インディ500を複数回以上優勝したドライバー」になった。ちなみに今季インディカーシリーズに現役でフル参戦するドライバーの中で複数回以上の優勝経験者はおらず、佐藤琢磨がライバルに先駆けて達成した。これは快挙であり、凄まじい偉業である。 優勝の喜びを爆発させる佐藤琢磨【写真:INDYCAR】
「全部俺が悪いことになっている。これは日本人である以上、仕方がないことです」 ひっくり返ったマシンから生還した佐藤琢磨(42歳)は日本人メディアに向けた囲み取材で、唇を噛み締めながらこう語り、悔しさを滲ませた。 2017年、アメリカ最大の自動車レース「インディ500」で日本人として初めて優勝したレーシングドライバー、佐藤琢磨がキャリア史上最大のピンチを迎えている。 「NTTインディカーシリーズ2019」第14戦のオープニングラップで起きた多重クラッシュを巡り、佐藤琢磨がクラッシュの引き金を作ったと猛バッシングを受けているのだ。 NTTインディカーシリーズ2019 第14戦ポコノのスタートシーン【写真:INDYCAR(Joe Skibinski)】今年、スポーツ放送局「GAORA SPORTS」でインディカー中継の実況アナウンサーとしても携った私は8年ぶりにインディカーを取材するために米国ペ
世界3大レースの1つとされるアメリカの伝統的な自動車レース、通称「インディ500」が23日行われ、元F1ドライバーの佐藤琢磨選手が3年ぶり2回目の優勝を果たしました。 レースは、だ円形の1周およそ4キロのコースを200周走り、時速は最高でおよそ350キロに達します。 レースは毎年5月に行われますが、104回目となることしのレースは新型コロナウイルスの感染拡大の影響でおよそ3か月延期され、23日、インディアナ州で無観客で開催されました。 予選3位からスタートした佐藤選手は同じホンダのエンジンを搭載したドライバーと終盤まで激しいトップ争いを繰り広げ、残り27周で再びトップに立ちました。 そして、残り5周で後続のドライバーがクラッシュした影響で安全のため先導車がコースに入り、順位を維持したまま佐藤選手が1位でゴールしました。 2010年からインディカー・シリーズに参戦している43歳の佐藤選手は、
僕は学生時代、数学や物理があまり得意ではありませんでした。正直、自分は調査報道の記者になりたかったんです。父は音楽学者でベートーヴェンについての本を出していましたが、だから僕も文学が好きだったのだと思います。実際、10歳くらいの時に書いた小説で賞をもらいましたしね。 新聞社に勤める父の友人が、警察も触れられないような政治汚職について本格的な調査記事を書いて報道したことがありました。これには感化されましたね。「自分がやりたいのはこれだ!」と思いました。 でもそれからバイクにハマりました。隣の学校の同い年の子が、モトクロスなどをやっていました。その当時はよく知らなかったのですが、名前が阿部典史だということだけ知っていました。彼は後にMotoGPで活躍することになります。 自分も世界レベルで何かをしたいと思っていましたが、ライダーやドライバーになりたいと思ったことはありませんでした。レースのエン
佐藤琢磨は、43歳でインディ500の2度目の制覇を達成。レース後の記者会見で「夢の中で生きている」と語った。 佐藤琢磨は、8月23日(日)に開催された『第104回 インディ500』でスコット・ディクソンとの接戦を制し、2017年以来となる2度目のインディ500での優勝を達成。インディ500で複数回優勝した史上20人目のドライバーとなった。 2002年から2008年までジョーダン、BARホンダ、スーパーアグリでF1で90戦を戦った佐藤琢磨は、2008年途中にスーパーアグリの撤退とともにシートを失った後、プロのレースキャリアは終わったと考えていた。 しかし、2010年からインディカーに戦いの場を移した佐藤琢磨は、11回のインディ500に参戦。2017年の初勝利に続き、2回目の勝利を挙げた。インディカーで通算6勝のうち2回がインディ500での優勝という勝負強さだ。 「40歳でまだ運転していていま
世界3大自動車レース 自動車のインディ500で2017年以来、2度目の優勝を遂げ、Vサインで喜ぶ佐藤琢磨=2020年8月23日、米インディアナポリス【AFP時事】 8月23日。米インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウエーにおいて、新型コロナウイルスの影響により無観客で実施されたインディアナポリス500マイル(通称インディ500)の決勝。1周約4キロの長方形に近い楕円(だえん)コースを200周し、一気に約800キロを走破する104回目の伝統レースで、佐藤琢磨(43)=ホンダ=が2017年に続く2度目の優勝を果たした。初制覇は日本人初優勝で大きな話題を呼んだ。3年ぶりの制覇は驚きこそ薄れているものの、世界3大自動車レースの一つを短期間に2度も制した快挙は最大級の賞賛に値する。日本のモータースポーツ史上、唯一無二となるレジェンドのポジションに昇華したと言えるだろ
佐藤琢磨は、2020年にインディ500の決勝レースで優勝を争うことになったスコット・ディクソンとの戦いのなかで“最後まで爪を隠していた”と語る。 佐藤琢磨は合計2度、27周のリードラップしか記録しなかった。しかし、レース終盤の最も重要なタイミング、最後のピットストップを終えてからチェッカーフラッグを受けるまでの時間帯は、ライバル勢を寄せつけないスピードを持っていた。 200周のレースが終盤を迎え、優勝争いを行うドライバーはディクソンと佐藤琢磨に絞り込まれました。佐藤琢磨は168周目、ディクソンはその次の周に最後のピットストップを終えた。ここでディクソンがトップに返り咲き、佐藤は2番手に下がったが、185周目にメインストレートでディクソンをパスし、レースのリーダーとなった。 ここからの佐藤琢磨はディクソンのアタックを何度も阻止し、周回遅れのマシンをパスしながら前進した。そして、佐藤琢磨とディ
天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto ペンシルベニア州のポコノレースウェーで開催された2019年インディカー・シリーズ第14戦ABCサプライ500で、1周目にトップグループの5台が絡む多重クラッシュが発生した。 1周目のターン1とターン2の間で、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の3台が絡んでイン側の壁にヒット。それに後続のジェームズ・ヒンチクリフ(アロウ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)も巻き込まれた。 第14戦ポコノで、1周目のクラッシュによりリタイアとなった佐藤琢磨 ロー
2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 決勝:「すべて最後の戦いに向けての準備をしてました。残り3周の時点から僕としてはベストパワーで走れるだけ燃料をずっと蓄えてましたから」 「中盤まではリスタートが不安といえば不安でした」 ――レース前半、そんなにガッついてなかったですよね? 佐藤琢磨:珍しく落ち着いてたでしょ(笑)。 ――でも、リスタートで前にあまり出て来れてなかったので、今日はちょっとレーシーじゃないのかな? と心配したところもあったんですが? 佐藤琢磨:いや、おかしいな、リスタートが下手なのかな? って自分でも思ってた。いっつも抜かれちゃってて。それはミクスチャーにちょっと問題があったからで、最後はパワー・ベストでリスタートできてました。でも、中盤まではリスタートが不安といえば不安でしたね。トラフィックが間に挟まっちゃって、ディクソンがずっと前に行っ
2019年のインディカー 第15戦 ゲートウェイの決勝が8月24日(土)に行われ、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が優勝を果たした。 イリノイ州マディソンにあるゲートウェイ・モータースポーツパークは、全長1.25マイルのエッグ型のショートオーバルコース。5番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、スタートで大きく順位を落とし、一時は2周遅れとなったが、そこからチーム一体となったレースで挽回。189周目にトップに立つ。 そこから首位を守った佐藤琢磨は最後は0.0399秒の僅差でトップでチェッカー。アラバマ以来となる今季2勝目、通算5勝目を挙げた。ショートオーバルでは初勝利となる。
天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto インディカー・シリーズ第15戦ゲイトウェイで今季2勝目を挙げた佐藤琢磨 インディカー・シリーズ第14戦ポコノでの1周目に発生した多重アクシデントは、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)ひとりが引き起こしたものではなかった。 ポジションを争った3台のマシンは、高速走行で作り出される乱気流と、路面の継ぎ目を埋めるシーム剤による影響を受けて接触し、後続の2台を巻き込んだ。競争の激化が進んでいるインディカーのレースでは、バトル時のマシンとマシンの間のスペースがどんどん小さくなっている。様々な要素が同じタイミングで働き、3台は絡んでしまった。 テレビのライブ放送は、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)のオンボード映像を使って
佐藤琢磨の操る白いマシンは、観客が誰もいない夕暮れのスタンドの前を、ペースカーに先導されながらゆっくりとゴールした。 銀色の大きな優勝トロフィーにはチェッカーフラッグを振る男性の像が乗っていて、今年はその像もマスクを付けている。 それは100年を超えるインディ500の歴史の中で、最も静かな優勝シーンだった。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客で開催された今年のレースは、終わり方も異例だった。ラスト5周で起きたクラッシュで追い越し禁止のイエローフラッグが振られ、トップを走っていた琢磨がそのまま優勝した。 ビクトリーサークルと呼ばれる丸い表彰台の上で、シャンパンではなく、このレース恒例のミルクを頭から浴びた後、2度目のチャンピオンに輝いた琢磨が最初に口にしたのは、自身の喜びの気持ちではなかった。 「もう感謝の気持ちしかないです。レースの主催者が代わって初めてのインディ500でしたし、コロ
Read Also: 【ギャラリー】佐藤琢磨、インディ500で通算2勝目! 毎年5月に開催されていた伝統の一戦だが、今季はコロナ禍の影響で8月に開催延期。無観客での開催となり、例年30万人以上のファンが埋め尽くしていたインディアナポリス・モータースピードウェイの観客席にファンの姿はない。それでも、レースをひと目見ようと場外にファンが集っているシーンも見られた。 ポールポジションはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)。アンドレッティ家にとって、祖父のマリオ・アンドレッティが1969年に制して以来の栄冠を目指すレースとなった。ポイントリーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が2番手。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は自身初のフロントロウ、3番手からインディ500の2勝目を狙った。 悪天候の予報もあったインディアナポリスだが、ドライコンディシ
世界三大レースの一つといわれる米国伝統の自動車レース、第104回インディアナポリス500マイル(インディ500)は23日、米インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウエーで決勝が行われ、元F1ドライバーの佐藤琢磨(43)=ホンダ=が3年ぶり2度目の優勝を果たした。 佐藤は2010年からインディカー・シリーズに参戦し、17年に日本人初のインディ500制覇。今回は3番手からスタートし、快勝に結び付けた。 インディ500は1911年に第1回が開催され、F1シリーズのモナコ・グランプリ(GP)、耐久レースのルマン24時間と並び世界最高峰と称されている。(共同) ◇ 佐藤琢磨(さとう・たくま) 自転車で高校総体優勝。鈴鹿レーシングスクールを首席で卒業し、01年に英国F3選手権で総合優勝を果たした。02年にジョーダン・ホンダでF1デビューし、BARホンダ時代の04年米国GPで日本人最高
佐藤琢磨は、インディカー 第9戦 テキサスの予選で今季2度目となるポールポジションを獲得した。 オーバルトラックでの予選は、各車が2周を連続して走行し、その平均速度をもとにグリッドを決定する。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は平均速度220.250mpをマークし、今シーズン2回目、通算9回目となるポールポジションを獲得した。 「ここテキサスでポールポジションを獲得できるなんで夢のようです」と佐藤琢磨はコメント。 「スタッフにここはNTTインディカー・シリーズの象徴的なトラックだと言ってきました。高いバンキング、非常に速いパッシング・・・ポールポジションを獲得できて本当に嬉しいです」 「2年前もグラハム・レイホールが1コーナーで(ジェームズ)ヒンチクリフを抜いて勝っています。フロントローは安全です。レースをコントロールすることが最も大きな部分ですね。明日の夜は異なるシ
熱田護さん 500GP フォーミュラ1の記憶 佐藤琢磨さんとのトークショーに行ってきました こんにちは、自宅警備員(エア社員)(@keep_flat_out)です。 2019年12月21日、熱田護さんの個展に行って、佐藤琢磨さんとのトークショーを観てきました。 妻が申込んでくれており、ラッキーな事に抽選に当たりました!!! 流石SNSを私より使いこなしている妻です。 どこからその情報を得て来たのか… 世間ではオフシーズンに入っているF1ですが、F1プロカメラマンである熱田さんと元F1ドライバーで現在インディーで活躍中の佐藤琢磨さんとのF1の思い出話を生で聞く事が出来ました\(^o^)/ 本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。 それにしても佐藤琢磨さん、よく喋る! Pod Castで配信中のBeyond the gridも随分前に聞きましたが、英語でもスラスラ話せるのってスッゴイかっこ
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