胆振のむかわ町で見つかり地元の博物館で保管されていた化石が実は鳥類のルーツに近い新種の恐竜の可能性があることが分かり、鑑定した研究グループではさらに詳しく分析を進めることにしています。 この化石は約30年前にむかわ町穂別地区で見つかり、地元の博物館で保管されていたもので、20センチ四方ほどの化石のレプリカが6日に公開されました。 この化石を北海道大学総合博物館の小林快次教授が鑑定した結果、1億年前から6600万年前の白亜紀後期に生息していた小型の恐竜の骨盤とろっ骨、大腿骨とみられることが分かりました。 同じむかわ町で全身の化石が見つかったカムイサウルスより時代が古く、草食恐竜のカムイサウルスとは異なり現在の鳥のルーツとされる獣脚類というグループに属するとみられています。 小林教授は化石は新種の恐竜の可能性があり、恐竜が鳥に進化する過程の解明につながるとみてさらに詳しい分析を進めることにして