スタジオジブリ制作、氷室冴子原作による1993年の長編アニメーション「海がきこえる」のティーチインが4月19日に東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で行われ、監督の望月智充、プロデューサーを務めた高橋望が登壇。本作のティーチインが行われるのは今回が初めてで、テレビスペシャルでの初放映から31年越しに、制作の舞台裏を語り合った。
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90年代、研修生という形で新人を採用していたスタジオジブリ。若手制作者集団には、「君の名は。」の作画監督・安藤雅司、「Gのレコンギスタ」のキャラクターデザイン・作画チーフを担当した吉田健一ら、錚々たるメンバーが集っていたという。望月監督は彼らの印象について「よかったこととして、みんな驚くほどうまかったんですよ。アニメーションとして非常に絵や動きがキレイな作品を作ることができた」「うまい人だけでできあがっているチームは、後にも先にもこのときだけ。唯一と言っていい体験でした」とコメント。自身が監督となった経緯については、もともと氷室作品のファンでほぼ読破していたことを告げ、「『ここはグリーン・ウッド』を作っているときに高橋さんからオファーをいただいて。小説の挿絵を描いていた近藤勝也さんが参加するという話だったので、やってみようと思いました」と述べた。 少し前に劇場に足を運び、お忍びで鑑賞したと
『なんて素敵にジャパネスク』『海がきこえる』…没後15年のいま、NHKや新聞が「氷室冴子」に注目するワケ 1977年にデビューし、80年代にはヒット作を連発して集英社コバルト文庫を牽引するも、2008年にわずか51歳で肺がんで逝去した作家・氷室冴子に関するドキュメンタリー『没後15年 氷室冴子をリレーする』がNHK札幌放送局によって制作された。2023年7月には全国放送および拡大版がNHKプラスで配信された。 また、小説『海がきこえる』(徳間文庫)やエッセイ『いっぱしの女』(ちくま文庫)などが近年復刊され、氷室の全盛期を知らない若い世代からも注目を集めている。いま、なぜ氷室冴子なのか――評伝『氷室冴子とその時代 増補版』(河出書房新社)を刊行した書評家・ライターの嵯峨景子氏に訊いた。(前後編の前編) 流行作家だっただけでなく、今も「生きる力になった」と語り続ける読者がいる ――今、氷室作品
映画『海が聞こえる』では、武藤里伽子の信じられない暴言が炸裂してしまうので、詳しく紹介しましょう。 映画『海がきこえる』のキャスト 監督&脚本&原作 登場人物と声優 『海がきこえる』の主題歌 映画『海がきこえる』のストーリー 『武藤里伽子の信じられない暴言が炸裂』 ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー 『海がきこえる』の豆知識 宮崎駿監督は『海がきこえる』は嫌い? TV放送されない訳 『海がきこえる』と他の映画を比較 『海がきこえる』の感想 映画『海がきこえる』のオススメ層 映画『海がきこえる』の残念な所 映画『海がきこえる』の見所 映画『海がきこえる』のキャスト 海がきこえるは、ジブリのアニメ作品として、1993年5月5日に日本で上映されました。DVDの収録時間は72分です。 監督&脚本&原作 海がきこえるは『となりのトトロ』や『風の谷のナウシカ』とは違って、あまりTV放送されない映画
『少年ハリウッド』『バクテン!!』など、熱量の高いフィルムでファンを惹きつけるアニメ監督・黒柳トシマサ。そのルーツをたどるインタビュー連載の初回は、氷室冴子原作、望月智充(もちづきともみ)監督による、スタジオジブリの傑作TVスペシャルについての熱論! ――1本目はスタジオジブリの『海がきこえる』です。この作品を選んだ理由は? 黒柳 高校生のときに見て、「アニメーションの絵を描こう」と思い始めるきっかけになった作品として選びました。それまでも落描き程度の絵は描いていて、絵に多少の興味はあったんですけど、仕事にしようと考えるほどではなかったんです。最初にアニメーションそのものに興味を持ったきっかけは、中学3年生のときに見た『耳をすませば』。ちょうど主人公の雫(しずく)や聖司と同い年で、自分も彼女たちと同じように進路に悩んでいたこともあって大きな影響を受けました。そこからいろいろなアニメを見てい
数々のヒット作を生み出してきた、アニメーションスタジオ「スタジオジブリ」の作品は、「金曜ロードショー」(日本テレビ系)での放映がおなじみとなっていますが、なかなかテレビ放映されないジブリ作品も存在します。その理由を探っていくと、スタジオジブリでは巨匠・宮崎駿監督の後継者が育ちにくいという内情もあるようです。 宮崎駿監督の劇場アニメ『君たちはどう生きるか』は、2023年7月14日より公開が始まり、現在もロングラン上映が続いています。公開10週目となった9月17日時点で、興収81億6000万円を記録しています。 前作『風立ちぬ』(2013年)の興収120億円には及ばないものの、莫大な宣伝費を投じることなく、これだけの数字を残すところは、宮崎監督とスタジオジブリのブランド力の高さを感じさせます。また、劇中に出てくる大伯父が現在82歳になる宮崎監督自身、「下の世界」がスタジオジブリの現状を連想させ
氷室冴子の小説を原作にしたスタジオジブリの若手スタッフによるアニメ作品。 主人公の杜崎拓が高知にいた高校時代に、親友松野と東京から転校してきて何かと振り回される里伽子のことを思い出すというほろ苦い青春恋愛物語です。 勉強もスポーツも万能の美人の里伽子と、彼女に素直に振り回される拓・・・う~んよくあるパターンです。 世代的に私の「青春時代」とビンゴだったので、何となく懐かしい気持ちにさせてもらえました。 こういう「青春時代」があれば、いまも良い思い出に浸れるよなぁ・・・という淡い感じの作品です。 Ocean Waves - Official Trailer 海がきこえる [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2015/07/17 メディア: Blu-ray 海がきこえる [DVD] 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメ
スタジオジブリ映画『海がきこえる』が、2024年3月15日(金)より東京・渋谷のBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて期間限定で上映される。 スタジオジブリ映画『海がきこえる』1993年公開の『海がきこえる』は、作家・氷室冴子の原作小説を、当時のスタジオジブリの若手スタッフが映画化した作品。主人公の拓、親友の松野、そしてその想い人である里伽子。高知と東京を舞台に、10代の終わりを迎える3人の若者が、ゆるやかに自分たちの心と向き合うさまを描いた青春群像劇だ。 ジブリ作品の隠れた名作丁寧な細部の描写や生き生きとしたアニメーション表現はまさにスタジオジブリならではのものだが、本作で描かれているのは、広く知られているジブリ作品とはひと味異なる等身大の物語。 本作のキーワードであり、当時の宣伝コピーにも使われている言葉が“平熱感覚”。アニメらしいといえばアニメらしい大どんでん返し、あるいは心を
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