加藤一二三【2024年棋士デビュー70周年 皆様への感謝を込めて】 @hifumikato ワタナベエンタテインメント・日本将棋連盟所属/文化功労者/旭日小綬章/紫綬褒章/早稲田大学出身/仙台白百合女子大学客員教授/実力制六代目の名人/福岡出身/趣味クラシック音楽&サッカー観戦/書の個展開催/著書70冊超/講演&執筆&将棋イベント出演など将棋に関するすべての御依頼hihumi.kato@gmail.comまで nicovideo.jp/watch/13519182…
将棋の藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が12日、東京都渋谷区のスタジオ「シャトーアメーバ」で行われた第41回将棋日本シリーズJTプロ公式戦2回戦で豊島将之竜王(30)に先手で敗れ、準決勝には進出できなかった。藤井2冠は豊島竜王に対して公式戦5連敗となった。 タイトルホルダーや賞金ランキング上位者ら12人のみが参加し、公式戦でありながらオールスター戦の色彩もあるJT杯。持ち時間各10分の早指し棋戦だけに読みのスピードが問われるが、途中で「封じ手」もあるため、高い戦略性も求められる。 本局は序盤から薄い玉型で飛車角が乱舞するアクロバティックな力戦となったが、豊島竜王が終盤の激闘を制した。タイトル通算4期を誇る棋界最高位者が若き2冠を相手に貫禄を示した形だ。 2016年のデビュー以降、本局まで226戦191勝35敗(勝率・845)と驚異的なペースで勝ち続けていた藤井2冠だが、豊島竜王を相手には
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
7月1日・2日。愛知県豊橋市において第61期王位戦七番勝負第1局▲藤井聡太七段(17歳)-△木村一基王位(47歳)戦がおこなわれていました。棋譜は公式ページをご覧ください。1日9時に始まった対局は2日17時37分に終局。結果は95手で藤井七段の勝ちとなりました。 2日制タイトル戦に初登場の藤井七段。七番勝負で幸先よく1勝をあげました。 王位戦第2局は7月13日・14日に北海道札幌市・ホテルエミシア札幌でおこなわれます。 藤井七段、非の打ちどころのない勝利 対局に先立つ振り駒の結果、先手は藤井七段と決まりました。 藤井「先手なら角換わりで行ってみようかなと思っていました」 木村九段は△4四歩(38手目)と最近ではあまり指されない布陣で臨みます。藤井七段の攻めを受けて立つ姿勢でした。そして△5二玉(42手目)が準備の構想でした。 木村「藤井さんが角換わり、得意にされているので、ちょっとやってみ
第14回朝日杯オープン戦 本戦トーナメント(11日、東京・有楽町朝日ホール)将棋の高校生タイトルホルダー、藤井聡太二冠(18)=棋聖・王位=が、決勝で三浦弘行九段(46)を逆転で破り、2年ぶり3回目の優勝を飾った。この日の準決勝では、渡辺明名人(36)=棋王・王将=を相手に、AI(人工知能)が勝率「1%」と予測するなかで大逆転。同棋戦では2018、19年に2連覇を果たしており、タイトル戦以外の一般棋戦優勝は銀河戦1回、新人王戦1回と合わせ5回目となった。 藤井二冠が、リモート観戦した全国のファンを熱狂させる激アツの戦いを見せた。 「優勝という結果が出たのは良かった。でもきょうの2局はどちらも苦戦。内容を反省して次につなげたい」。ステージ上で金のトロフィーを受け取った藤井二冠は、喜びながらも反省しきり。だが、どんなに劣勢でも勝負を覆す「終盤力」の強さが、この日も出た。 圧巻は準決勝。渡辺名人
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/pE4B32V0oZ/ デビューからわずか5年で三冠を達成した藤井聡太さんの飛躍を、いま多くのプロ棋士たちが“想像を超えている”と驚きをもって見ています。 藤井聡太さん、そして将棋界になにが起きているのか、6人の棋士たちがそれぞれの視点から語りました。 藤井聡太の強さとは? タイトル戦 “勢力図”と驚異の記録を解説 羽生善治九段 “藤井さんには自分なりに変化していく強さがある” 棋士でただ一人の「永世七冠」 藤井さんと同じく中学生棋士としてデビュー 最年少・前人未到の記録を打ちたて続けた “平成の絶対王者”として将棋界を第一線で率いてきた羽生さん。藤井さんの近年の活躍に、結果や記録の素晴らしさだけでなく、ある「変化」を感じとっていました。 羽生さんが注目するのは、
王位戦第4局、2日目の藤井聡太新二冠の封じ手「8七同飛成」から終局(80手目)までの指し手は、水匠(1手50億ノード)の指し手と完全に一致(一致率100%)していたようですね。 凄まじい…いや違いますね。藤井新二冠と同じ手を示した水匠側を褒めた方がよいですかね! pic.twitter.com/GeCIP4S7CR — たややん@水匠(COM将棋) (@tayayan_ts) August 20, 2020 977:名無し名人 (ワッチョイ 9f5f-i6pf): 2020/08/20(木) 19:29:29.38 ID:OXqt0+PO0 やばすぎだろ・・・・ 978:名無し名人 (アウアウエー Sa7f-Dv7q): 2020/08/20(木) 19:30:05.68 ID:x2TEJiXHa 100%はさすがに・・・ 979:名無し名人 (ワッチョイ 1f63-XTnL): 2020
将棋の最年少棋士・藤井聡太二冠(18)が、最年少二冠・八段昇段を果たして一夜明けた8月21日に記者会見を行った。新たな最年少記録に日本中が沸く中、本人は二冠達成に「この上ない結果だった」と振り返ると、過密なスケジュールの中で行われた2つのタイトル戦を終え、「落ち着いたらパソコンを1台、組みたいなと思います」と研究にも使用するパソコンについて語る一幕もあった。インタビュー内容は以下のとおり。 【動画】衝撃の封じ手「8七同飛成」 -眠れましたか そうですね、はい。 -王位を獲得した実感 王位戦は奨励会員のころ、タイトル戦の控え室に伺って、勉強させていただいたこともあったので、そういった棋戦でタイトルを獲得できたのは感慨深いと思います。 -家族などに報告は はい、電話で。 -今後の目標 実力を高めていくというのが一番の目標なりますけど、近いところだと王将リーグが始まるので、相手も非常に強い方ばか
7月13日・14日。北海道札幌市・ホテルエミシア札幌において第61期王位戦七番勝負第2局▲木村一基王位(47歳)-△藤井聡太七段(17歳)戦がおこなわれました。 13日9時に始まった対局は14日19時40分に終局。結果は144手で藤井七段の勝ちとなりました。 七番勝負はこれで藤井挑戦者2連勝となりました。 第3局は8月4日・5日、兵庫県神戸市・中の坊瑞苑でおこなわれます。 この将棋まで勝つのか、藤井聡太・・・ 木村王位先手で、戦型は相掛かり。2日目午後には、木村王位がはっきり優勢に立ちました。 91手目。木村王位は藤井陣中央に角を成り込みます。53手目、昼休明けに端に出た角が、ついに馬へと出世しました。藤井玉は居玉のままで、それほど粘りが効く形ではありません。木村王位が優勢のまま、終盤に入りました。残り時間も33分で、比較的余裕があります。 藤井七段は金を上がって馬にぶつけます。1分を使っ
優勝賞金1000万円を手にした(左から)永瀬拓矢2冠、藤井聡太2冠、増田康宏六段(C)AbemaTV,inc. 将棋の藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=は22日夜、インターネット放送局「ABEMA」で生中継された団体の非公式戦「第3回AbemaTVトーナメント」決勝で渡辺明名人(36)=棋王、王将=らに勝利。「チーム永瀬」を優勝に導き、自らは3連覇を達成した。 「AbemaTVトーナメント」は持ち時間各5分で、1手指すごとに5秒加算される変則の「フィッシャールール」を採用した超早指し棋戦。藤井2冠は個人戦で開催された一昨年、昨年で連覇。3人1組の団体戦に変更された今回は研究仲間の永瀬拓矢2冠(27)=叡王、王座=、増田康宏六段(22)との「チーム永瀬 バナナ」のメンバーとして参戦し、頂点を極めた。 決勝の相手は渡辺名人、近藤誠也七段(24)、石井健太郎六段(28)による「チーム渡辺 所司一
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
将棋の八大タイトルの1つ、「王座戦」の挑戦者を決める対局が大阪市で行われ、藤井聡太七冠(21)が豊島将之九段(33)に勝って、唯一保持していないタイトル「王座」への挑戦を決めました。藤井七冠は、史上初の「八冠」独占を目指して8月31日から永瀬拓矢王座(30)との五番勝負に臨みます。 4日に大阪市の関西将棋会館で行われた「王座戦」の挑戦者決定戦で、藤井七冠は豊島九段と対局しました。 先手は藤井七冠で、序盤に大駒の「角」を交換する得意戦法の「角換わり」を目指しますが、後手の豊島九段は応じず、駒組みを進めます。 終盤にかけて藤井七冠は、「飛車」や「銀」を使って相手陣地へ攻め込みますが、豊島九段も巧みに受けて反撃し、互いに持ち時間を使い切って、一進一退の攻防が続きます。 そして最終盤、藤井七冠が守りを崩して、相手の「玉」を追い詰めると、午後9時15分、豊島九段が159手までで投了し、藤井七冠が「王
将棋の藤井聡太七段が、2つ目のタイトル挑戦となる「王位戦」の七番勝負の第1局で、タイトルを持つ木村一基王位に勝利し、初戦を白星で飾りました。 藤井聡太七段(17)は先月、「棋聖戦」に続いて「王位戦」でもタイトル挑戦を決め、1日から愛知県豊橋市のホテルで七番勝負の第1局に臨みました。 相手は30歳年上の木村一基王位(47)で、今回の七番勝負は、先月、史上最年少でタイトル挑戦を果たした藤井七段と、去年、46歳でタイトル初獲得の最年長記録を更新した木村王位との対決となりました。 対局は2日にわたって行われ、積極的な攻めを続けた先手の藤井七段が終盤、的確な寄せを見せ、2日午後5時半すぎに95手までで木村王位を投了に追い込み、初戦を白星で飾りました。 対局のあと、藤井七段は「いいスタートが切れたので、第2局もしっかり指したい」と話していました。 敗れた木村王位は「常にうまい手を指され、苦しい展開でし
前人未到の8冠全制覇を成し遂げ、さらなる高みを目指す藤井聡太8冠(21)へ、世界的半導体企業「AMD」(本社米国)の日本法人「日本AMD」が12日、藤井が将棋研究のための自作パソコン(PC)で使用している同社CPU(中央演算処理装置)の最新型が完成次第に提供し、さらなる進化に協力することを明言した。 藤井は人工知能(AI)を使った将棋ソフトで将棋研究を深めている。ソフトの「読み」のスピードを高めるために、極めて高性能なCPUを組み込んだPCを自作しており、処理速度は世界最高水準とされる。日本AMDは22年9月に藤井とCM出演などの広告契約を結んだと発表。販売店などで当時約100万円で取引されていた「Ryzen Threadripper(ライゼン・スレッドリッパー)PRO 5995WX」を提供してきた。 藤井の8冠達成を受け、関路子代表取締役副社長は取材に「サポートさせていただけたのであれば
藤井聡太新叡王(19)=王位、棋聖=の誕生により、将棋界で複数冠を持つ棋士は2人だけになった。時代を担う両翼となる渡辺明名人(37)=棋王、王将=は、同じ三冠に到達した藤井叡王をどのように見ているだろう。昨年度と今年度の棋聖戦で敗れている第一人者は「今いちばん考えているのは、藤井さんといかに戦うかということ。競った戦いをすることを目指したいです」と語る。天才との戦いを、今後の棋士人生での大いなるモチベーションとしている。(北野 新太) 昨夏、渡辺が保持していた棋聖を奪って初タイトルを獲得した藤井はわずか1年で三冠へと躍り出た。一気に時代の頂点へと駆け上がったことを、同じ三冠である名人はどう受け止めているのだろう。 「この1、2年は4強(渡辺、藤井、豊島将之竜王、永瀬拓矢王座)と言われてきましたけど、藤井さんは他の3人と比べても勝率が高いので、タイトルが増えていくのはある種、自然なことかもし
米AMDの日本法人であるAMD Japanは12月13日、藤井聡太五冠に「AMD Ryzen Threadripper PRO」を搭載したPCを提供したと、公式Twitter(@amdjapan)で発表した。藤井五冠は8月、同社のブランド広告に出演。その際に自身もAMDユーザーであり、PCを使い将棋研究に取り組んでいることを明かしていた。 AMD Japanが提供したPCの構成パーツは以下の通り。 CPU「AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX」 GPU「ASRock Radeon RX 6950 XT OC Formula 16GB」 マザーボード「ASRock WRX80 Creator」 メモリ「CFD Selection W4U3200CM-16GR(DDR4-3200 16GB x 2)4セット」 SSD「CFD PG3NF2 CSSD-M2B1TPG
《竜王と地球代表が、日本のど真ん中で対決。》 9月22日の『中日新聞』にこんなコピーが踊った。これは「将棋日本シリーズ」東海大会の広告で、対局するのは広瀬章人竜王と深浦康市九段。つまり「地球代表」というのは、深浦康市九段のことを指している。 なぜ、深浦康市九段が「地球代表」なのか? 少し説明を要するかもしれない。 もともとは、10年ほど前にネット掲示板発の荒唐無稽な洒落から生まれたものであるが、最近では「もし羽生善治と藤井聡太が地球を侵略する『将棋星人』だったならば、地球代表は深浦康市に任せたい」という文脈になっている。いつのまにかファンの間で定着し、今回、新聞広告のコピーにまでなったというわけだ。そこで、今回はちょっとこの洒落にのって、話を進めてみたい。 羽生善治九段といえば「羽生マジック」と呼ばれる妙手の数々。 藤井聡太七段といえば、詰将棋選手権5連覇という圧倒的な終盤力。 このように
将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が23日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第61期王位戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢2冠(27)=叡王、王座=に勝ち、木村一基王位(47)への挑戦権を獲得した。昨年度、史上最年長で初タイトルを獲得した木村王位に史上最年少棋士が挑む7番勝負は7月1日に開幕する。木村王位は初防衛戦に臨む思いをスポーツ報知に語った。 47回目の誕生日に届いたのは、30歳年下の少年が挑戦者に躍り出るという一報だった。迎え撃つ木村王位は、快進撃を続ける藤井将棋を称賛する。 「とても内容が良いですね。非の打ち所がないし、ミスも少ない。特長がさらに伸びて、強くなっています」 公式戦での対戦はないが、昨年5月の「瀬戸将棋まつり」での公開対局では藤井七段が勝利。同7月放送の非公式戦「第2回AbemaTVトーナメント」準決勝でも3番勝負を戦い、藤井七段が2勝1敗と競り勝っている。 「落ち着いて
第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局は藤井聡太王将も羽生善治九段も存分に持てる力と技を駆使して、素晴らしい将棋だったが、大阪府高槻市の「摂津峡花の里温泉 山水館」で行われた第2局はそれ以上の名局だった 羽生の先手で相掛かりに。令和の相掛かりは形が多種多彩にわたるが、羽生が誘導したのは、2021年9月の藤井-横山泰明七段のB1順位戦と同一だった。後手の藤井が自陣角を打って盤面を制圧するというアイディアを見せて快勝し、そのまま定跡となり、その後数局指されている。羽生はあえて藤井の守備範囲に飛び込んでいったのだ。 第1局の感想は「なんなんだこの2人は」 両者の念頭にあったのは、今季のA級順位戦の豊島将之九段-斎藤慎太郎八段戦だ。先手の豊島が角を盤上から消すという工夫で勝っている。途中までその将棋と同様に進むが、藤井が手を変え、羽生が端から戦端を開き、飛車交換となる。
史上最年少タイトル挑戦の記録を塗り替えた17歳の藤井聡太七段。藤井の師匠・杉本昌隆八段と一門でいえば“イトコ関係”にあたる“教授”勝又清和七段が、東海の棋士の系譜と師弟の物語に迫る。 ◆◆◆ 藤井聡太の大師匠・板谷進は「弟子の成長を何よりも喜ぶ」 板谷四郎九段(1913-1995)は、40代で引退すると名古屋で板谷将棋教室を開き、中京棋界の発展に尽力し、多くの弟子を育成。私の師匠の石田和雄九段など5人の棋士が誕生した。やがて四郎の次男の板谷進九段(1940-1988)が親であり師匠でもある板谷四郎から引き継いでいく。板谷進は名古屋に将棋会館を建てよう、東海地区にタイトルを持ちかえろうとパワフルに活動した。東海が栄えるためには棋士を増やさなければならないと弟子をとった。内弟子からは小林健二九段が活躍する。小林は18歳の若さで四段に上がると、順位戦も順調に昇級し、20代でB級1組まで昇級した。
将棋の藤井聡太二冠(19)が、2つ目のタイトル防衛をかけて臨んでいた「王位戦」の七番勝負で挑戦者の豊島将之二冠(31)を破り、先月の「棋聖」に続き「王位」のタイトルでも初防衛を果たしました。 「王位戦」七番勝負の第5局は徳島市の料亭で行われ、24日に引き続き藤井二冠は青色の羽織、豊島二冠は薄緑色の羽織姿で、大一番の勝負に臨みました。 藤井二冠は去年、八大タイトルのうち「棋聖」と「王位」を獲得し、先月には「棋聖」を防衛して、史上最年少で九段に昇段していて、今回の「王位戦」もここまで3勝1敗として2つ目のタイトル防衛に王手をかけていました。 対局は、先手の藤井二冠が的確な指し回しでリードを広げて徐々に敵陣に攻め入る展開となり、25日午後4時47分、77手までで豊島二冠を投了に追い込み4勝1敗として「棋聖」に続き「王位」のタイトルでも初防衛を果たしました。 藤井二冠は現在「叡王戦」の五番勝負に挑
11日から東京都立川市の「SORANO HOTEL」で行われた第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛、立川市、立川商工会議所、立川市教育委員会後援)は12日午後6時23分、挑戦者の藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖=が渡辺明王将(37)=名人・棋王=を114手で降し、4連勝で初の王将位を獲得するとともに、タイトル5冠を達成した。残り時間は渡辺5分、藤井36分。 19歳6カ月での5冠は、歴代の達成者3人(大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、羽生善治九段)の中で最も若く、1993年8月に羽生が22歳10カ月で達成した記録を更新して史上最年少5冠となった。また王将位獲得も、86年の第35期に中村修九段が達成した23歳4カ月を抜き史上最年少記録となる。
次々とタイトルを奪取し、将棋界を席巻する天才・藤井聡太。その師匠である杉本昌隆八段が、瞬く間に頂点に立った弟子との交流と、将棋界のちょっとユーモラスな出来事を綴ったエッセイ集『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』(文藝春秋)。 その中の一篇「パソコンショップでの攻防」(2022年5月26日号)を転載する。 (段位・肩書などは、誌面掲載時のものです) ◆ ◆ ◆ パソコンの買い替えを藤井竜王に相談 私たちの仕事道具は将棋盤と駒だが、現代はそれとは別に欠かせないものがある。研究用のパソコンだ。 DL(ディープラーニング)系の将棋ソフトが形勢判断に優れているそうで、従来のものより評価が高い。藤井聡太竜王がそれで研究をしているとのことで、注目度は高いのだ。 起動させるためには高性能パソコンが必要で、これがかなり値が張る。昨年、渡辺明名人が購入されたパソコンは約130万円だとか。 実は私、長年使って
王将戦リーグ開幕戦を終えて対局を振り返る、勝利した羽生善治九段(右)と敗れた藤井聡太王位=東京都渋谷区の将棋会館で2020年9月22日午後7時35分、滝川大貴撮影 渡辺明王将(36)への挑戦者を決める第70期王将戦リーグ(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、囲碁・将棋チャンネル協賛)が22日、東京都渋谷区の将棋会館で開幕し、通算獲得タイトル数99期の羽生善治九段(49)が、3冠への挑戦を目指す藤井聡太王位(18)に80手で勝利した。羽生は藤井に公式戦3連敗(未放映のテレビ対局を除く)を喫していたが、公式戦初の勝利を挙げた。 藤井の先手番で開始。羽生は横歩取りの戦型に誘導し、藤井は受けて立った。横歩取りは藤井の戦績の中で比較的勝率が低く、課題の一つと見られている。午前中に早くも飛角交換になり、藤井は端攻めから2枚の角を盤上に置いてリードを狙ったが、誤算があったようで羽生が巧みに飛を敵陣に
文藝春秋は4日、将棋の藤井聡太二冠を表紙に、初めて将棋を特集した「Number」(1010号)が、再増刷で20万部に到達したと発表した。 同誌が20万部以上を発行するのは、2014年のサッカーW杯特集以来。発売日に3万、4日に5万部を増刷し、累計発行部数が20万部となった。 「藤井聡太と将棋の天才」と題した初の将棋特集は発売と同時に売り切れ店が続出。宇賀康之編集長は「将棋人気の大きさに、『負けました』のひと言です。最善手と思って決めた当初の発行部数でしたが、売り切れ店続出という予想以上の展開を受け、2度目の増刷となりました。手に入れられずご迷惑をおかけした読者の皆様には、心からお詫びします」と将棋用語を連発するコメントを寄せた。
将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)が目指していた史上最年少タイトル挑戦が事実上消滅したことが4日、分かった。政府が非常事態宣言の期限を31日まで延長したことを受け、日本将棋連盟は遠征対局の延期措置を6月1日以降に延長する方針に。日程の問題により、記録更新の可能性はなくなった。 史上最年少タイトル挑戦の記録は、屋敷伸之現九段(48)が1989年の第55期棋聖戦で中原誠棋聖(当時)に挑戦した際の17歳10か月24日。4日現在で17歳9か月15日の藤井七段が記録を更新するためには6月11日までにタイトル戦の舞台に立つ必要がある。 現在、藤井七段は第91期棋聖戦決勝トーナメントで準決勝まで駒を進めており、初の大舞台まで残り2勝に迫っている。しかし、将棋連盟は緊急事態宣言が発令された4月7日に東京と大阪の将棋会館への遠征を伴う対局を延期に。愛知県在住の藤井七段は東西いずれにも遠征の必要があるため
11月19日。東京・将棋会館において王将戦リーグ最終局▲藤井聡太七段(17歳)-△広瀬章人竜王(32歳)戦がおこなわれました。10時に始まった対局は19時42分に終局。二転三転の末に、最後は勝勢の藤井七段が王手に対する受けを誤り、頓死。126手で広瀬竜王の勝ちとなりました。 王将戦リーグの全ての対局を終え、広瀬竜王はトップの5勝1敗。渡辺明王将(35歳)への挑戦権を獲得しました。 【前記事】 30年ぶりの最年少記録なるか? 藤井聡太七段(17)王将挑戦をかけて広瀬章人竜王(32)と矢倉で対戦 藤井七段の誘導で、戦形は比較的古いスタイルの相矢倉となりました。昔から類似の進行があるにせよ、藤井七段は新しい視点からのこの戦形を選んだものでしょう。 角交換の後、過去の感覚であればじっと角を打ち込むところ、藤井七段は一歩を打ち捨てました。一歩を損する代わりに一手を得て、駒の損得よりもスピードを重視し
10月31日。第71回NHK杯2回戦▲深浦康市九段(49歳)-△藤井聡太三冠(19歳)戦が放映されました。 振り駒で先手となった深浦九段は角筋を止めます。以下は互いに6七銀、4三銀型(いわゆる雁木)から先後同型に組み合う進行となりました。 深浦九段はほとんど時間を使わずに先攻。早指しのNHK杯ではありますが、事前に深い研究がなければ、ここまで早くは指せません。次々とパンチを繰り出していき、的確に藤井玉を追い込むクリーンヒットが続いて、優位に立ちました。 勝率8割を大きく超える藤井三冠。数少ない敗戦においても、一方的に押し切られたことはほとんどありません。しかし本局は立ち直るいとまがまったくありませんでした。 深浦九段はほぼ一方的に攻め続け、藤井玉を中段に追い、上下はさみうちにします。 藤井三冠は最後、深浦玉に王手をかけますが届きません。 95手目、深浦九段は藤井玉を受けなしに追い込みました
「なんというか……シンボリルドルフとディープインパクトが真っ向から一騎打ちしているようなものですよ」 藤井聡太王将と羽生善治九段が激突している王将戦について、高見泰地七段に“趣味である競馬で例えてもらえますか?”という、こちらの無茶ぶりに対しての回答だ。 「ディープvs.ルドルフ」に込めた意味 「いえいえ、こじつけではなくて意味があるんです。シンボリルドルフは現役時代、GIを7つ制覇して〈七冠馬〉と評されました。羽生先生は七冠制覇した実績がありますよね。一方の藤井さんは若き日から圧倒的な力を発揮して、タイトルを獲得し続けている。最強と評された者同士の勝負が実現したという意味で、世代を超えた歴史的一戦になっているなと感じますからね」
5月28日開催の第8期叡王戦でタイトル防衛を達成した藤井聡太叡王。戦略や手筋の研究にAIを活用していることでも有名な藤井叡王だが、たまに“AIを上回る一手”を見つけることさえあるという。6月17日に行われた藤井叡王とAI将棋ソフト「Ponanza」開発者の山本一成さんとの対談イベントで、山本さんは「これが実際あるんですよね。なかなかないと思ってたんですけど」と驚きを語った。 以前は中盤の局面判断に困っていた AIの“評価値”が参考に 記者 いつ頃から将棋AIを活用しているのか、また、活用する効果はどのように感じていますか? 藤井叡王 私が将棋AIを活用するようになったのは2016年ごろでした。その当時は中盤でどういうふうに局面を判断していくかに課題を感じていて……。AIってその局面の評価値を判断してくれるので、それを参考にして自分自身の局面判断の力を伸ばせられたかなと思っています。 山本さ
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く