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WordPress.comを運営するAutomatticから新たなWordPress用ローカル開発環境としてStudioが発表された。現在、Mac版しか存在せず、Windows版は準備中のようだ。 どこか(wordpress.org)で見たような左ペインのデザイン……同じ人がデザインしてる? ダッシュボード。ボタンを押すとブラウザが立ち上がる。 WordPress Playgroundをベースにしているので、サイトが爆速で立ち上がる。サイトを開いてみると、管理バーの右に「SQLite」と書いてあるので、やはりPlaygroundで動いていることがわかる。 管理バーにはSQLite このサイトでもすでに取り上げたLocal by Flywheelがスタンダードとなりつつある気配だったが、ここに来て新たなツールが加わった。Localと比較すると…… たしかにStudioは早いが、別にLocal
PHP_CodeSnifferはさまざまなCMSやPHPフレームワークが依存している構文チェックツールだ。PHPCSという名でも知られる。WordPressもその一つであり、WordPress-Coding-Standardsでコーディングルールチェックを行なっている。このPHPCSだが、長い間Squizというオーストラリアの会社がスポンサーを行ってきたのだが、同社がスポンサーをやめるため、プロジェクトの継続があやしくなっているらしい。現在、新しいスポンサーを求めてPHPCSメンテナのJulietteが支援を呼びかけている。 なんでこんなことになってしまったのか、というのはPostStatusの記事 “PHPCS, a major PHP library, needs support” に詳しい。 PHPCSはSquiz所属のGreg Sherwoodがプロジェクトオーナーで、長い間一人で
ここ数週間、WordPressチームやWordPress Securityチームを語るフィッシングメールが流行していると注意喚起されている。このメールには「WordPressに脆弱性が見つかったので、いますぐセキュリティパッチプラグインをインストール!」という内容が記載されている。慌てた受信者がメールの支持通りにダウンロードリンクへ移動すると、そこにはWordPressプラグインディレクトリにそっくりなサイトが用意されていて、バックドアをしかけるプラグインが待ち構えているというわけだ。 詳細はpatchstackの記事 “Fake CVE Phishing Campaign Tricks WordPress Users Into Installing Malware” に詳しいので画像を参照してほしいのだが、かなりよくできている。また、ご丁寧にプラグインのレビューや開発者メンバー(Word
2024年3月7日から3月9日にかけて台湾で開催されるWordCamp Asia 2024のチケットが販売された。この記事を書いている時点で残り100枚程度、チケットは950台湾ドルなので、4,500円弱。アフターパーティーもついているので、飲み食い付きだと考えればそんなに高くないだろう。 開催は来年だが、チケットは早くに売り切れになる可能性があるので、細かな予定がわからない方はとりあえず確保しておこう。返金もある程度の期間対応している。 チケット販売ページへ なお、航空券は現在の価格で3万円〜5万円程度。チケットを取ったら、航空券の確保も忘れないようにしておこう。
2023年7月18日に企業によるWordPressコントリビュート成功事例: スキルアップとグローバル参加の機会が開催された。主催はAutomatticの高野直子氏。参加者は日本のコントリビューターのほか、同じくAutomatticからAngela JinとHari Shankerらが参加。両名の仕事は色々あるが、その一部に”Contributor Experience”を高める、というものがある。つまり、WordPressの開発で主導的な地位を占めるAutomatticでは、コントリビューターを増やすための仕事が存在しており、このイベントもその一環だということだろう。 Five for the Futureとは? さて、イベントの本題に入るために、Five for the Future(5ftFと略される)について説明しておこう。「未来のために5%の時間だけWordPressに貢献しよう
毎年1月と7月は芥川賞・直木賞の受賞決定時期だが、2023年7月19日に行われた選考会で市川沙央「ハンチバック」が芥川賞に決定した。 第169回芥川龍之介賞は、市川沙央さんの「ハンチバック」に決定しました。市川さん、おめでとうございます! #芥川賞 — 日本文学振興会 (@shinko_kai) July 19, 2023 同作の主人公は筋力が低下していく難病を抱えており、「普通の女のように人工中絶を目指している」という変わった設定である。当事者文学としても、発表時から話題になった。ちなみに「ハンチバック」は「せむし」という意味。 〈普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢です〉 市川沙央「ハンチバック」 さて、WordPressメディアでなぜいきなり文学の話題を振っているかというと、冒頭にWordPressが出てくるからである。冒頭、主人公の生業であるライター仕事でハプニン
2016年から始まったGutenberg計画もいよいよフェイズ3に到達した。ブロックエディターやフルサイト編集などの機能が予定通り実装され、残る大きな課題はリアルタイムコラボレーション(Googleドキュメントのような同時編集)、非同期コラボレーションと公開フロー(Edit Flowのような承認機能)、リビジョン機能の改善など、コンテンツ管理にまつわる機能改善が多く予定されている。なかでも最も大きな変化は管理画面のリニューアルだ。 WordPressの管理画面は、見栄え上の細かな改善はあっても、基本的にレガシーなスタイルなままだということは、多くのユーザーが同意することだろう。特に、新しい機能(例・リアルタイムコラボレーション)をとってみても、エディターや投稿一覧で「いまこの投稿を編集しているユーザー」が表示されている必要がある。それこそ、Googleドキュメントやスプレッドシートのように
PHPにはcomposerという高度なパッケージ管理ツールが存在しており、WordPressでもcomposerを利用した開発がさかんに行われている。しかし、ついにコンフリクトが発生するようになったため、その解決方法と知見を共有したい。本記事の対象読者は以下の通り。 プラグインを作成している。 テーマを開発しているがプラグインで問題が起きた。Uncaught Error: Call to undefined method GuzzleHttp\Utils::chooseHandler() と言われた。 開発者ではないユーザーにとっては、「そういうプラグインを使わない」という解決策しかないので、ご了承いただきたい。では、本題に入ろう。 なぜコンフリクトが発生するか composerは基本的に「プロジェクト単位で1つ」という暗黙の前提が存在するツールである。たとえばPHPのフレームワークLar
Automatticの提供するJetpackがAIアシスタント機能を発表した。WordPress.comのユーザーやJetPackのユーザーは無料で利用できるようだ。筆者は無料の導線を発見できなかったので、追加料金を払うことでこの機能を利用している。単体で月額1,250円となっている。
メディアサイトを運営する企業にとって、WordPressは第一の選択肢として上がってくるCMSである。国内外を問わず、WordPressは沢山のメディアによって利用されており、数千万から数億の月間PV数を誇るサイトも珍しくない。 しかしながら、マスを相手にした広告モデルのメディアビジネスは変化を求められており、有料課金メディアへの移行を模索するケースも少なくない。この有料課金メディア型WordPressとしては、WordPressの先進的な事例であるNew York Timesや、国内であれば紙の雑誌を休刊して会員制Webメディアへと移行したクーリエ・ジャポンが挙げられる。 有料課金メディアの難しさの一つに、「キャッシュをどうするか?」という問題がある。有料課金メディアの多くは、その一部を通常の無料ニュースとして配信している。Webサイトを訪れたユーザーの一部を課金ユーザーに転換する、それ
Capital Pの創業メンバーであるGeoloniaの西川伸一&宮内隆行を迎え、ワードプレス後のキャリアという刺激的な話題についてたっぷり二時間近く話しました。 Geoloniaってどんな会社なの? いま二人はどんなふうに働いてるの? WordPressでの経験はいまどう役に立っている? 実はインストール数がピークアウトしたのでは、とも言われるWordPress。それが事実かどうかはともかく、取り巻く環境が一変したことは確かです。今後のキャリアを考えるため、または、リモートワークのBGMとしてお聞きください。
WordPressがSQLiteをサポートし、その後PHP WASM(PHPのWebAssembly実装)を利用したWordPress Playgroundが誕生、ブラウザでWordPressが動作するようになった。ではこれを何に使ったらよいのかと不思議に思っていた方も多いだろうが、さっそくその実例であるwp-now が誕生した。WordPress Playgroundリポジトリの中にあるので、派生プロジェクトの一つだろう。例によってnodeプログラムである。 コントリビューターであるAutomatticのブログによると、wp-nowはブロックテーマの開発に最適化されているようで、テーマディレクトリ内で実行するとWordPressが実行できる。 実行するためのコードは以下の通り。なお、nodeは18系で行った。 # wp-nowをインストール npm i -g @wp-now/wp-now
イーロン・マスクの買収劇以降、twitterの度重なる仕様変更がテックニュースを賑わせる情景が続いてきたが、利用者の多いJetpackのtwitter共有がついに削除されることとなった。運営元のJetpackはtwitter(X社?)と協議を重ねてきたが、月次の利用料がユーザーにとても転嫁できないほど高額だということになり、twitter共有を廃止する決断に至ったようだ。この経緯はAutomatticのブログ “Why Twitter Auto-Sharing Is Coming to an End” に綴られている。 twitterは最近APIの利用規約を大幅に変更し、その価格体系が「あまりに高額だ」として話題になった。もっとも高額なプランは月間21万ドル、つまり年間で日本円にして3億5千万近い費用になる。Jetpackもおそらくこのレンジで、水面下で交渉を続けたものの、決裂となったよう
日本のWordPress業界ではよく知られたプライム・ストラテジーが2023年2月22日付で東京証券取引所スタンダード市場に上場した。筆者の知る限り、日本のWordPress業界で上場したのは初の事例である。WordBenchなどのコミュニティにもよく顔を出していた中村けん牛、大曲仁、相原知子、大島義裕などの各氏が東京証券取引所で鐘を打ち鳴らす姿には感動あるいは嫉妬を覚えた人も多いだろう。 代表である中村氏の元証券マンという経歴から、資金調達や財務などにおいてアドバンテージがあったとはいえ、その道のりは平坦ではなかったはずである。2014年頃からWordPressの高速化設定ツールセットとしてKusanagiをリリースし、高速化に舵を切ったマネージドホスティングサービスへ移行していった。いまではWexel(モバイル表示高速化ツール)などの複合的なサービスを提供し、CMSのためのプラットフォ
WordPressの誕生から今年で20年になる。すでに日本語公式ブログでも告知されているとおり、5月27日の記念日までにコンテンツを発信したりするそうだ。専用サイトもすでに用意されている。レアな wordpress.net ドメインが使用されているのも注目ポイント。他はジョブボードぐらいだろうか。 さて、そんな中、1月25日に共同創業者の一人であるマイク・リトルが「20年前の今日、マットのブログにコメントしてWordPressの開発がスタートしたんだ」とtwitterで回顧している。 20 years ago today, I commented on Matt's blog & kicked off the project that became WordPress. Now WordPress powers over 43% of most popular domains. It is
2022年12月21日にmakeブログで2023年のコミュニティチーム代表が発表され、その中に日本のWordPressコミュニティから額賀順子が選ばれた。コミュニティチーム代表(Community Team Rep)は、Make WordPressにおいてコミュニティに関する問題・提案を他のチームに対して説明する役割を担う。この役職に日本コミュニティから選出されるのははじめて。他2名は南アフリカのLeo Gopalとアメリカ合衆国のCate DeRosia。 額賀順子は瀬戸内海の男木島で私設図書館(男木島図書館)を運営しつつ、WordPressコミュニティに積極的に関わっている。2014のWordCamp 関西や2020年のWordCamp 男木島ではリードオーガナイザーを勤めた。コミュニティチームの代理(deputy)として、WordCampを開催したい人の相談役も兼務している。日本のW
公開から一週間で100万ユーザーを突破したChatGPT は対話型でAIチャットツールだ。その会話の精度の高さからシンギュラリティ——技術的特異点——の到来も予感させるほどだ。つい先日、Stack OverflowがChatGPTで生成した解答を禁止したこともニュースになった。「ChatGPTにプログラミングに関する質問をして解答をもらった」というSNS上の投稿を見かけた方も多いだろう。 さて、そんな実験の最中、ChatGPTを「調教」して実際に動くプラグインを生成した”P”が現れたとWP TAVERNが報じている。 Open AI's ChatGPT can generate an entire WordPress plugin based on a simple description. Watch it work: pic.twitter.com/LZQbxFq0aP — Johna
WordPressがMySQLよりも軽量なデータベースSQLiteのサポートを真剣に検討し始めたようだ。WordPressの公式ブログmakeで “Let’s make WordPress officially support SQLite“と題される投稿が公開され、その背景と理由が説明されている。「なぜいまSQLite?」という印象が拭えないのだが、ヨーロッパをはじめ、需要は根強いようだ。理由としては次の通り。 WordPressは要件としてMySQLを採用しているが、データベースサーバーをわざわざ別に用意するというのは「中規模サイト」の構成であり、SQLiteならPHPにデフォルトで含まれているので軽量になる。企業のサイトや個人ブログなど、規模が小さいサイトはいくらでもあり、WordPressがそうしたサイトの需要に答えやすくなる。SQLiteの方が電力消費も少なく、エコである。SQL
2022年6月30日に公正取引員会が発表した資料「株式会社サイネックス及び株式会社スマートバリューから申請があった確約計画の認定等について」によると、二社は市町村のCMS導入に際し「オープンソースはセキュリティ的に危険であるから、オープンソースではないCMSを導入すること」を必須要件として仕様に盛り込むよう働きかけたとして、公正取引員会は確約手続きに付したとのことだ。該当する違反行為は独占禁止法第19条(不公正な取引方法第14項(競争者に対する取引妨害))とのこと。 確約手続きとは、「独占禁止法に軽微な違反が認められたので速やかに修正することでお目こぼしをする」という司法取引であり、厳重注意的な行政処分にあたる。スマートバリュー社はSMART L-Govなどの自社CMSを持っているようなので、その売り込みで「オープンソースはセキュリティ的に危険」という営業行為を行っていたのだろうか。これに
SNSプラットフォームtwitterがいわゆるブログのような長文記事を作成可能にする機能Notesを準備中だとTech Crunchが報じている。この機能は現在一部のユーザー(アプリリサーチャーなど)に提供されており、当初はTwitter Articlesという名前だったが、Notesに名称変更されたようだ。一般公開の時期は明言されていないが、”Soon” (まもなく)と目されているようだ。 The Twitter Article Composer now comes with a “Focus Mode” (that button on the top-right) that expands the composer to the full screen, hides away the side bars pic.twitter.com/oOhyM1IIWs — jane (@wongm
WordPressマネージドホスティング業界で一際大きな存在感を放つWP Engineはここ数年で買収を繰り返しているが、今度はDelicious BrainsからACFことAdvanced Custom Fieldsを含む5つのプラグインを買収した。Flywheelに続く大型買収になりそうだ。 以前お伝えした通り、そもそもACF自体が買収されてDelicious Brainsの所有になっていたはずだが、WP TAVERNの報じるところによると、Delicious BrainsはACF買収以降、3倍以上の従業員を抱えるほど成長したが、組織が大きくなりすぎたため買収を決意したようだ。Acui-hire(アクハイア=買収にともなって従業員も一緒に移籍すること)の形でプラグインとともに何名かの技術者も移籍したようである。Delicious Brainsは1年足らずでACFの買収を行ったことになり
人気SEOプラグインYoastの創業者であるJoost de Valkが自身のブログ記事 “WordPress’ market share is shrinking” で「2022年4月からWordPressのシェアが減少を始めた」と報告している。2022年2月までは順調に伸び続け、43.3%のシェアを取るにいたったWordPressのシェアは同年4月より減少を始めた。 WordPressが減少したということは、他のものが伸びているということであり、それがなにかというとWixとSquarespaceである。このシェア減少の原因をJoostは以下のように分析している。 SEOとサイトパフォーマンスのスコアが悪い。WixとSquarespaceは改善点を全ユーザーに適用できるが、WordPressはサイト所有者が個別にがんばらないといけないため、全体として見ると大きな差が開く。フルサイト編集な
WordPressの人気プラグインElementorに脆弱性が発見された。CVSSスコア9.9(致命的)なので、3.6.0〜3.6.2を利用しているユーザーはいますぐアップデートしよう。 脆弱性を発見したのはWordPressのセキュリティサービスを提供するWordFence。説明によると、この脆弱性によって権限の低いユーザーでもオレオレプラグインをインストールできてしまうようだ。ファイル・インクルージョンが可能ならなんでもできてしまうので、評価通り致命的な脆弱性となるだろう。 Wordfenceの開示情報は次のとおり。まず自社サービス利用者にファイアウォールを提供し、その上で脆弱性情報をElementorに通知、反応がなかったのでWordPressプラグインチームに連絡したようだ。Wordfenceの無料ユーザーは4/28からファイアウォールを利用できるとのこと。 March 29, 2
ブロックエディターが普及してけっこうな年月が経つ。サイトエディターなどのウェブサイトを構築する手段は日に日に改善を続けているが、そもそも筆者のような古のブロガーにとって、「サイトの構築」というのはそれほど重要なことではない。たしかに、最初にサイトを作るのはそれなりに大変だが、重要なのは日々増えていくコンテンツだ。一つ一つの記事を書くことにストレスを感じるのは避けなければならない。 ブロックエディターが抱えていた大きな問題として、「段落をまたいだテキストの選択ができない」というものがあった。これは筆者のように長い文章を綴る人間にとっては大問題で、ざっと書いたテキストを再編集する場合、複数の段落にまたがるテキストをカット&ペーストすることは日常茶飯事である。それこそ、息を吸うように行うことができなければならない。 逆に、段落を跨いだテキストを選択できないエディターを見つける方が難しい。Vimで
2022年2月24日に突如はじまったロシア軍によるウクライナ侵略は世界を驚かせた。戦闘はいまも継続中であり、ウクライナの首都キーウ(キエフとして人口に膾炙したが、現地語に読みに変わりつつある)に対するロシア軍への攻撃による被害状況が時事刻々と伝えられている。そんな中、キーウ在住のOSS開発者であるAndrey “Rarst” Savchenko(アンドレイ・サフチェンコ、Rarstはハンドルネーム)がウクライナ軍への寄付を求めている。 I'm of negative military value, but I can make money, so sending them to Ukrainian army & Come Back Alive fund. ????? I've never taken donations for my WP&OSS work, if you ever off
1月25日にWordPress 5.9がリリースされた。フルサイト編集(FSE)が搭載された新バージョンはFSE対応の「ブロックテーマ」Twenty Twenty-Twoを同梱しており、まったく新しい編集体験を提供している。対応テーマも開発のための情報もまだまだ少ないが、今後はホスティング事業者やサービス事業者を中心にフルサイト編集に力を入れるプレイヤーが増えてくることだろう。 フルサイト編集という、Gutenberg プロジェクトの悲願であるPhase 2がリリースされたわけだが、今年は6.0(5月終わり)と6.1(10月半)のリリースが予定されている。これらのロードマップはどうなっているだろう。 先日投稿されたmakeブログの”Preliminary Roadmap for 6.0 (Gutenberg Phase 2)“によると、ブロック、エディター、パターン、レイアウト、デザインに
二週間ほど前の発表になるが、WordPress コアのユニットテストで利用しているPHPUnitのバージョンが9.x系にアップグレードされ、ユニットテストを新しくする試みがおこなわれている。これまではPHPUnit7系と8系でエラーを吐いていたのだが、これらの問題は解消されたようだ。 さて、コアの方は改善してめでたしめでたしなのだが、これまでのWordPressテーマ・プラグイン開発の定石として「コアの提供するユニットテストを利用する」という手法がとられていた。多くは WP-CLI の scaffold コマンドで生成される bin/install-wp-tests.sh を利用する。これはWordPressとコアのユニットテストフレームワークをダウンロードして結合テストの状態で始められる便利コマンドなので、GitHub ActionsのようなCI/CDのDockerコンテナ上で環境を揃え
フルサイト編集(Full Site Editing = FSE)が搭載されるWordPress 5.9は12月にリリースされる予定だったが、2022年1月25日に延期されることが決定した。やはり、フルサイト編集の道は一日にしてならず、ということだろう。 延期の理由だが、GitHubのイシューに上がっている通り、解決していないバグがまだ結構残っているからである。WP TAVERNによれば、特にテストチームから延期の要望が強く上がったようだ。 いくつかの機能の搭載を諦める、つまりデグレードして公開する案も出たようだが、いわゆる密結合状態になっているコードも多いため、一部の機能を6.0に見送りというのは難しかったようだ。 今回の遅延を受けてか、リリースチームは「WordPress 5.9でこんなにすごくなるよ」というビデオを公開している。WordPressでサイト制作を行う筆者としては「遅れてハ
英語圏で有名なWordPressチュートリアルサイト WPBeginner がEasy Digital Downloads, Affiliate WPなどを含むSandhills Developmentのプラグインをすべて買収したことを発表した。これにより、有名プラグインが複数あつまる「プレミアム・プラグイン・コングロマリット」のようなものがまた新たに誕生したことになる。 Sandhills Developmentは以前に「最も初期に成功したプレミアムプラグイン販売者」として紹介したPippin Williamsonの会社である。Sandhillsはこのトレードですべてのプラグインと開発チームを売却し、Pippin一人の会社となった。今後は自然保護プロジェクトなどを手がけていくらしい。数年前からPippinのイベントでの話などを聞くと、「もうビール醸造だけやっていたい」という話をしていたの
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