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世界禁煙デー
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全てを焼き尽くす山火事。オーストラリアでは非常に乾燥しやすい気候のため山火事は高頻度で発生している。ひとたび燃え広がれば森の動物や植物はもちろん、人間さえも為す術は無い。発生する山火事のなかには残念ながら放火や火の不始末などが原因である場合もあるが、発生する山火事の半分は落雷などの自然現象によって発生するという。太古の昔から繰り返されてきた山火事はオーストラリアに生きる植物たちに大きな影響を与え、いつしか植物たちは山火事という天災すらも生活サイクルとして組み込むことに成功したのである。 Eucalyptus 38 flickr photo by jar [o] shared under a Creative Commons (BY) license コアラが大好きなことでも知られるフトモモ科の植物「ユーカリ」。このユーカリの樹皮は非常に燃えやすいことで知られている。その一方で、樹皮の内側部
[6473] Young serval flickr photo by zoofanatic shared under a Creative Commons (BY) license 東京大学大学院の生態調和農学機構と東京動物園協会の研究チームらは、アニメ『けものフレンズ』と動物園が、市民の絶滅危惧動物への関心を高めて保全活動を促進することを調査によって明らかにした。 世界で急速に進行している生物多様性の減少、および絶滅危惧動物の増加は、専門家だけではなく一般の人々の理解や保全活動の参加、支援などといったサポートが必要不可欠だ。しかし、自ら興味を持って調べようとしない限り、こうした情報を得るための手段や機会は限られてくる。そこで重要となるのが、一般の人々が動物と接点を持つことのできる動物番組や動物園だ。 特に、研究チームは2017年1月から放映され、人気を博したアニメ『けものフレンズ』に注
skies_001 flickr photo by victorio + the camera shared under a Creative Commons (BY) license 暗雲が垂れ込めて、やがて雨が降り始めるとどこからか”雨の匂い”が漂ってくる。人によっては遠い雨の日のことを思い出すかもしれない。(参考記事:匂いで記憶が呼び覚まされる「プルースト現象」とは?) オーストラリア連邦科学産業研究機構の2人の科学者は1964年に発表した雨の匂いに関する論文において雨の降り始めに生じる匂いを「ペトリコール」と名付けた。論文には植物が発する揮発性の油分が地面に吸着され、これが降雨により放出されることで独特な雨の匂い、すなわちペトリコールが生じると結論付けられている。 バニラビーンズの甘く芳醇な香りや布団を干した時の「お日様の匂い」のように特定の匂いとは、ふつう数種類~数百種類もの多く
虫歯予防に効果があるとして知られるキシリトール。 近年ではガムやタブレットなどで見かけることが多くなった。このキシリトールはそもそもどのような成分なのだろうか? キシリトールは添加物に使われるとはいえ、自然界に存在する天然の甘味料だ。キシリットとも呼ばれており、イチゴやラズベリー、タマネギなど多くの野菜や果物に含まれるばかりか、人体でも作られている。安全性は高く、アメリカやヨーロッパ諸国でも広く食品添加物として認可されており、WHO(世界保健機関)でも最も安全性の高いものとして位置づけられている。 工業的にはシラカバやカシなどの樹液やトウモロコシの芯を原料にして作られており、甘さは砂糖と同じくらいであるがカロリーは75%程度しかない。 虫歯への効果キシリトールは虫歯予防においてどのような影響を与えるのだろうか。そもそも虫歯とは、虫歯の原因となる虫歯菌が砂糖を取り込んで消化し、代謝して産生さ
Wasabi flickr photo by Studio Sarah Lou shared under a Creative Commons (BY) license 日本で古くから親しまれている「ワサビ」。ツーンとくる辛さと独特の風味は、日本の伝統食である寿司や刺身などを食べるうえでは欠かせない。近年では和食ブームによって世界から注目を集めており、今や日本を代表する香辛野菜となっている。 このワサビ特有の辛みを生み出している化学物質はいくつもあるが、そのなかで代表される辛み成分がアリルイソチオシアネートだ。この物質はただ辛いだけでなく強い抗菌作用があるため、寿司や刺身などの生魚と組み合わせると食中毒を防ぐ効果が期待できる。さらにアリルイソチオシアネートには食欲を増進させる効果もあり、近年では抗酸化作用や抗がん作用なども報告されている。 ワサビの特殊な栽培方法 江戸時代の静岡県で栽培され
flickr photo by meddygarnet shared under a Creative Commons (BY) license 長時間、温泉やプールに入っていたり、皿洗いなどをすると手がしわしわになった経験があるだろう。この現象は「漂母皮化(ひょうぼひか)」と呼ばれる現象だ。漂母とは洗濯業務を行う使用人の女性、または綿を水で叩き洗いして白くする「漂」という作業に携わる女性のことだ。漂母の多くは高齢であり、手がしわしわであったことも理由の一端なのだろうが、おそらくは長時間水に晒されながら作業をしていたため漂母皮化が起きていたことに由来しているのだろう。 漂母皮化がどのようにして発生するのかについては、これまで様々な説が提唱され活発に議論が行われてきた。その中の一つに「浸透圧によって水分が吸収されてふやけたため」という説がある。 浸透圧が生じる例としては、野菜を塩もみしたとき
2023年6月27日まるで子どもの落書きのようなくちばしのある奇妙なカエル、ニクティマンティス・アラパパ
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