豊見城市(徳元次人市長)は27日、特定の条件下で運転手が不要になる自動運転「レベル4」の路線バスの定常運行実現に向けた、包括連携協定を4社と締結した。 市内一周線(105番)の一部路線で、今秋以降に実証実験を実施する予定。路線バスでのルートの実証実験は、県内では初めてとなる。2025年度中には「豊崎美らSUNビーチ前」から「翁長北」の直線部分を「レベル4」で走行することを目指し、将来的に全区間での自動運転の可能性を検証する。 提携会社は、第一交通産業グループの琉球バス交通、配車システム開発の電脳交通(徳島県)、自動運転EVバスを開発するティアフォー(愛知県)、自動運転を遠隔管制するNEC(東京都)の4社。各社のノウハウと技術を活用する。 (左から)電脳交通の近藤洋祐社長、NECの井手伸博シニア・バイスプレジデント、徳元次人豊見城市長、琉球バス交通の小川吾吉代表、ティアフォーの藤居祐輔執行役