結論 (2024/06/12 16:06 追記) この記事では、「様々な観点を考慮して網羅的にドキュメントを書いて、それを関係者にレビューしてもらう」のではなく、関係者と同期的に対話しながら、観点や選択肢やそのトレードオフを洗い出すことで、少ない手数でより良い答えが見つけられると主張する。 ただし、対話のために必要なドキュメントは事前に書いておくべきだし、対話した結果はドキュメントに残すことが望ましい。そして、そのドキュメントのフォーマットはPRDやDesign Doc以外でも良い。例えば、ADRはアーキテクチャに関する議論の過程と結果を述べる上で必要十分なフォーマットだと思う。 課題: ドキュメントの執筆と合意形成のビルドトラップ 私は、PRDもDesign Docも、意思決定とその背景やトレードオフについて関係者間で合意するために書いていた。 PRD 意思決定 要件 背景・トレードオフ