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毎日新聞伊藤智永記者に関するvox_populiのブックマーク (85)

  • 土記:大軍拡の世に軍縮を探る=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 戦車や空爆やミサイル発射の映像を見るのが日常になった。今じゃ「核兵器を使った世界紛争が起きるぞ」という大国指導者の威嚇に、またかと驚きもしない。「有事対応だ」と演説されれば、防衛費増も仕方ないなと承服し、この際憲法も変えなきゃと言われると、そんなものかと同意する。 この大軍拡時代に、真剣に軍縮を追求する人たちは、何をどう考えているのだろう。5月11日、東京・三田の慶応大学で開かれた日軍縮学会をのぞいた。 知人の研究者は「核軍縮に関心があると、左翼なのと敬遠されがちだった」と苦笑するが、会長の青木節子慶大教授は「最近は学生の間でも先進技術の軍事利用や輸出管理問題への関心は高いですよ」という。ちなみに青木先生は宇宙法の第一人者だ。

    土記:大軍拡の世に軍縮を探る=伊藤智永 | 毎日新聞
    vox_populi
    vox_populi 2024/06/02
    「物理学者アインシュタインらは声明で「あなたが人間であること、それだけを心に留めて、他のことは忘れてください」と訴えた」。アインシュタインは自分が米政府に核兵器開発を進言したことをどれほど悔いたのか。
  • 土記:出版を断られた名作=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 石牟礼道子の「苦海浄土 わが水俣病」(1969年)は、初め岩波書店に断られた。理解する編集者がほぼ皆無だったらしい。 熊県水俣市の一人の主婦が、知人の個人雑誌「熊風土記」に書き継いだ初稿を、福岡市在住の記録作家が目に留め、これは広く読んでもらうべきだと考えて上京したのに、むなしかった。 出版を決めた講談社の編集者・加藤勝久氏は「学者の、東京の人間のは出さない」が口癖で、新しい書き手を発掘すると、席の後ろの白地図に赤ポチを書き込んでいた変わり種。後に黒柳徹子さんに「窓ぎわのトットちゃん」を書かせた目利きだった。

    土記:出版を断られた名作=伊藤智永 | 毎日新聞
    vox_populi
    vox_populi 2024/05/25
    「「ノーベル賞級の世界文学」とも称揚される(中略)「苦海浄土」の独自な文学性は往々現地の人々を鼻白ませてきた。「あれは巫女の世迷い言。私らの現実とは関係ない。水俣病を神聖視する都会者はたくさんだ」」。
  • 土記:マイクを切ったのは=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 水俣病患者・被害者らの発言中、環境省職員によってマイクの音が切られた出来事から2週間。ずっと考えている。自分は何に苦いものを感じたのだろう。 5月1日は、68年前に水俣病が公式確認された日。熊県水俣市で営まれた犠牲者慰霊式に伊藤信太郎環境相も出席し、患者・被害者との懇談に臨んだ。 思い浮かんだのは、ある官僚の死である。1990年12月、当時の環境庁長官が11年ぶりに水俣病の現地視察へ向かった日、環境庁事務方ナンバー2の山内豊徳氏が東京の自宅で自殺した。 患者・被害者が行政や企業の責任を問う裁判で、東京地裁が和解を勧告。熊県や企業は応じようとしたのに、国は拒んだ。山内氏は責任者として弁明に追われ、長官の現地入りも回避すべく奔走していた。「板挟みになったか」と報じられ、是枝裕和氏が映画監督になる前、テレビドキュメンタリーにしたことがある。

    土記:マイクを切ったのは=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/05/20
    「「1人3分の発言時間が短すぎる」との批判も出たが、7年前からそれで運営されてきたと知り、考え込む。患者・被害者団体もメディアもおかしいとは言わなかった。官僚は「何を今更」と思っていることだろう」。
  • 土記:憲法に潜む外国人嫌い=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 「日人は外国人嫌いだ。移民を望まないから問題を抱えている」。バイデン米大統領の発言は、選挙集会用の失言ではなかった。3月にラジオ局のインタビューでも同じことを言っていた。日政府は遺憾の意を伝えたが、米側は撤回も謝罪もしていない。 集会は1日。憲法記念日前だった。実は77年前に施行された日国憲法に「日人の外国人嫌い」は埋め込まれている。 国民主権・平和主義・基的人権の尊重。憲法3原則の人権は、全ての人は生まれながらにして平等の理念を基にしている。

    土記:憲法に潜む外国人嫌い=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/05/11
    「実は77年前に施行された日本国憲法に「日本人の外国人嫌い」は埋め込まれている」「憲法[の]主語は「国民」だ。古関彰一氏らの緻密な憲法制定史研究によれば、GHQ草案の主語「自然人」を、日本側が改めた」。
  • 土記:憲法改正に必要なのは=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 憲法記念日の3日、憲法改正に関する各紙世論調査の数字は一見バラバラだった。単純に改憲賛成を比べると、毎日新聞の27%に対し、読売新聞では63%。回答者が社論の違いに合わせたのでは、といった勘ぐりは誤りだ。質問を子細に読み比べると、むしろ明確な世論の姿が立ち現れる。 読売は、単刀直入に…

    土記:憲法改正に必要なのは=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/05/05
    「憲法改正に関する各紙世論調査の数字は一見バラバラ。(中略)質問を子細に読み比べると、むしろ明確な世論の姿が立ち現れる」「つまり、世論は改憲に理解を持っているが、9条の変え方には迷いが残っている」。
  • 土記:安倍びいきの引き倒し=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 安倍晋三元首相が存命だったら、自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題はどうなっていただろう。自分は派閥を離れていたので知らなかったが、会長になって政治資金収支報告書に記載しない還流をやめさせた、長年の悪慣行をおわびすると頭を下げて案外乗り切っていたかもしれない。 東京地検特捜部が1月、安倍派・二階派・岸田派幹部の立件を全員見送り、「トカゲのしっぽ切り」で捜査に幕を引いた時、東京地検の新河隆志次席検事が記者会見で奇妙な説明をした。 捜査は、安倍派幹部と会計責任者の職員が共謀して億単位の不記載を続けたとする市民からの告発を受けて行われたと報じられてきたが、特捜部は告発を受理していないので、派閥幹部の立件そのものを見送り、そもそも不起訴処分にもしていないというのだ。

    土記:安倍びいきの引き倒し=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/04/27
    「還流は二十数年前からあったと。集金の看板だった安倍氏が何も知らなかったとは解せない」「安倍氏は(中略)自分は立件されなくても、取り巻きが数億円をむさぼっていれば、腐敗権力のシンボルには違いない」。
  • 土記:銃を取れ、命を懸けろ=伊藤智永 | 毎日新聞

    共同記者会見を終え、手を握り合う岸田文雄首相(左)とバイデン米大統領=ホワイトハウスで2024年4月10日、AP <do-ki> 「米国と一緒にいることの覚悟が示された。同盟とは、守るべきものを共に守るために戦うこと。必要なら銃を取ってでも、命を懸けてでも守ることである」 岸田文雄首相の米議会演説と日米共同声明の意味を、杉山晋輔元駐米大使は17日、日記者クラブでこう解説した。外務省とすり合わせて会見に臨んだというから、政府見解の代弁である。問題は、何をどこまで守るのか。 日の国土・国民だけでなく、自由と民主主義・市場経済・人権・法の支配といった理念を守るというが、今や米国内でさえ、それらは格差や分断、二重基準や大国の独善によって揺らいでいる。

    土記:銃を取れ、命を懸けろ=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/04/22
    「杉山氏はしれっと言った。「[日本は]日米安保条約に依拠する場合もそうでない場合も、日本近傍の地域[で]米国と戦うと共に、グローバルに米国のパートナーとしてやっていくことを表明した」」。外務省は何様?
  • 土記:前例なき高みという深み=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 「3年間を経て日米同盟は前例のない高みに到達した。我々がこの歴史的瞬間に至ったのは、数年前には不可能と思われた方法で、共同での能力を強化するために勇気ある措置を講じたからだ」 高揚した表現で始まる「日米首脳共同声明・未来のためのグローバル・パートナー」(11日朝刊)をじっくり読んだ。内閣支持率の低迷する岸田文雄首相が、いつの間にかそんな「高み」にいたとはつゆ知らなんだ。 技術投資、宇宙、気候変動、核不拡散、外交……。70以上の合意がてんこ盛り。岸田氏は米国で大歓迎され、国内では見せない笑顔とジョークを振りまいた。

    土記:前例なき高みという深み=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/04/13
    「寄らば大樹、米国に従うのが一番という外交がある」。外務省が孜々として続けているこの態度は、言うまでもなく、外交とは本来言わない。害務省は全とっかえぐらいしないと、この国の外交はまともにならない。
  • 土記:戦略広報政治家の挫折=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 夕刊締め切り後、人影もまばらな自民党部で総務局長(現選挙対策委員長)室からそっと出てくる人物とばったり出くわした。 「おや、なぜここに」。見かけたのは旧知の世耕弘成NTT報道担当課長。しまったという顔にピンときた。「選挙出るのか」。伯父の世耕政隆元自治相が議員在職中に亡くなり、参院和歌山選挙区の補欠選挙が予定されていた。 当時30代の世耕氏は慌てて「今日が初めての面談なので、一つご内聞に」と伏し拝む仕草をした。腰の低い純朴な青年だった。

    土記:戦略広報政治家の挫折=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/04/07
    「世耕氏は祖父が創立した近大理事長を兼ねる。同大幹部の実弟も戦略広報で志願者数を日本一に倍増させた剛腕。だが今、教職員有志が理事長辞任を求め、3万筆超のオンライン署名を集めたそうだ」。当方も署名済み。
  • 土記:安倍拉致3原則の限界=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 20年ぶりの日朝首脳会談はあるか。岸田文雄首相は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記に「共に新しい時代を切り開くため、条件を付けず直接向き合いたい」と呼びかけてきた。2月、総書記の妹の金与正同党副部長が「関係改善の新たな政治決断をするなら、新しい未来を共に切り開ける」と異例の談話で応じた。その後、表の応酬はあっても、水面下でただならぬ動きが進んでいる模様だ。 27日、国会内の大会議室で「拉致問題の行き詰まりを破るカギは何か」を考える集会があった。ロシア近代史と現代朝鮮が専門の和田春樹東京大学名誉教授(86)が呼びかけ、国会議員や識者、報道関係者ら100人以上が参加。

    土記:安倍拉致3原則の限界=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/03/30
    「27日、国会内で「拉致問題の行き詰まりを破るカギは何か」を考える集会があった。和田春樹東大名誉教授(86)が呼びかけ、国会議員や報道関係者ら100人以上が参加」。拉致問題は日朝国交正常化なしには解決しない。
  • 土記:特捜世直し幻想=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 東京の某私大で法学部生30人に「リクルート事件って聞いたことある人」と尋ねたら、挙手したのは5人。「内容も知っている人」と聞いたらゼロ。生まれる15年以上前のことだから当然か。 別の事件で、金丸信元自民党副総裁の事務所から東京地検特捜部が巨大な金庫を運び出すニュース映像を見せたら、教室中が息をのみ固まっている。「金丸」の名前を知っていた学生はゼロ。全員が最も若い有権者である。 政治資金パーティー裏金事件は、捜査着手時「リクルート以来の大疑獄」という触れ込みだったが、刑事処分が出た後の風景はだいぶ違う。自民党が長年、広く組織的に腐っていたのに、起訴・略式起訴されたのはほぼ無名の3議員と派閥事務員や秘書だけ。

    土記:特捜世直し幻想=伊藤智永 | 毎日新聞
    vox_populi
    vox_populi 2024/03/23
    「いまだにリクルートやロッキードの伝説をかさに特捜が政界を浄化するかのような幻想がある。とんだ買いかぶりだろう」。だがこれは「検察すら浄化不可能」という話。政界の自浄能力は如何。メディアの報道は如何。
  • 土記:うんざり政倫審=伊藤智永 | 毎日新聞

    参院政治倫理審査会を終え、記者団の取材に応じる自民党の世耕弘成前参院幹事長=国会内で2024年3月14日午前11時54分、竹内幹撮影 <do-ki> テレビで参院政治倫理審査会を視聴し、どっと疲れた。中身のない割にやたら雄弁なしらを切る口上を延々聞かされたからだろう。見せ物にもなってやしない。全部見た人がどれほどいたか。 社説なら「疑問はますます深まった」と怒るのが正しい反応だが、コラムの勝手で言わせてもらえば、もううんざり。自民党幹部に聞くと、週明けの衆院政倫審も「驚く話は出ないよ」。 政治資金パーティー裏金事件のうんざり感は、追及の仕方と別にある気がする。この泥沼をいくらさらっても、ろくなモノは出てこない。多くの人がうすうすそう感じているのではないか。

    土記:うんざり政倫審=伊藤智永 | 毎日新聞
    vox_populi
    vox_populi 2024/03/16
    「テレビで参院政治倫理審査会を視聴し、どっと疲れた」「社説なら(中略)怒るのが正しい反応だが、コラムの勝手で言わせてもらえば、もううんざり」。国民は怒り、かつ政治記者の政局報道にうんざりしている。
  • 土記:五百旗頭真さんを悼む=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 急逝された五百旗頭真さんは、日外交史の研究者だったが、時論家としても意欲的に論陣を張った。例えばイラク戦争への自衛隊派遣に慎重で、アジア外交を損なう首相の靖国神社参拝には反対。つまり、小泉純一郎政権の外交に批判的だった。その五百旗頭さんを防衛大学校長に招請したのは、退陣目前の小泉氏である。 初対面は小泉首相就任から10カ月後の2002年2月。首相官邸で会うなり小泉氏は「あなたのを読んで、ブッシュ米大統領とパウエル米国務長官に話したよ」と熱弁をふるった。

    土記:五百旗頭真さんを悼む=伊藤智永 | 毎日新聞
    vox_populi
    vox_populi 2024/03/09
    「急逝された五百旗頭真さんは(中略)イラク戦争への自衛隊派遣に慎重で、首相の靖国参拝に反対。小泉純一郎政権の外交に批判的だった。その五百旗頭さんを防衛大学校長に招請したのは、退陣目前の小泉氏である」。
  • 土記:岸田流モナリザの微笑=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 質問者を見据えて微笑しているように見えた。自民党の裏金問題で衆院政治倫理審査会に出席し、これまでの説明を繰り返した岸田文雄首相。共産党の穀田恵二国対委員長から「自民党の聞き取り調査報告書をなぞっているだけではないか」と批判された時だ。 他の場面では、質問が終わる前に挙手したり、相手を見もせず書類をめくったり、殊更いらだちを示すかのように右手で小刻みに机をたたいたり、結構落ち着きがなかったので目を引いた。 岸田氏は思いがけない状況で、時々なぞの笑いを浮かべる。たとえば1月18日、岸田派(宏池政策研究会)の解散検討を唐突に表明した時もそうだ。SNSで「開き直りか」「何だか怖い」などバラバラな意見が飛び交った。

    土記:岸田流モナリザの微笑=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/03/02
    「意外なことに笑いは、精神から感情的要素を除いた知的な働きであり、社会的機能を持つ」とあるが、ベルクソンとかいういい加減なフランス人からの引き写しであれば、よしたほうが良い。
  • 土記:ある保守思想誌の終刊=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> ロシアウクライナ侵攻が3年目に入った。出口は見えない。2年前、即時停戦論を「不正義だ」とののしった人たちの「正義」は今、どこを漂うか。 イスラエルのガザ侵攻は、自衛を超えた無差別虐殺をやめない。それでも、イスラム組織ハマスの奇襲を「許しがたい不正義」と憤った人たちが、法外な「正義」の過剰には沈黙する。 正義感は、それまで安住していた社会と秩序を疑わない態度に根ざす。社会正義を求めるあまり、人や自然のあるべき姿から遠ざかる経験は珍しくない。

    土記:ある保守思想誌の終刊=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/02/24
    「1月末、保守思想誌「ひらく」(A&F刊)が10号で終刊した。年2回、5年間と当初から決めていたという」「監修の佐伯啓思氏(中略)」「「ファスト教養」にあらがい、読みにくくても挑戦的な長い論考が魅力だった」。
  • 土記:小澤征爾さんの手招き=伊藤智永 | 毎日新聞

    ジュネーブでの復活公演で会場の拍手に応える小澤征爾さん(左から2人目)。右端はビオラ奏者の今井信子さん=ジュネーブで2011年7月3日、伊藤智永撮影 <do-ki> 小澤征爾さんは教えることに情熱を注いだ。スイス・レマン湖畔の町に毎年夏、若い弦楽器奏者を集めた10日間の合宿もその一つ。最終日にジュネーブ市のホールで演奏会を催す習わしだった。 さすがに道がんの大手術を受けた2010年は休んだが、翌夏はマエストロの復帰を祝う特別の熱気で盛り上がった。ジュネーブ特派員には重大ニュースだ。 演奏会の後、打ち上げ会場のレストランに潜り込み、単独取材を狙った。初対面である。

    土記:小澤征爾さんの手招き=伊藤智永 | 毎日新聞
    vox_populi
    vox_populi 2024/02/18
    「小澤さんに近寄り来意を告げると「いいよ」と即答」「外交官に「村上春樹氏がいる」と耳打ちされた。合間を見て「毎日新聞です」と口をはさんだら「失礼じゃないか。広報を通して」」。2人の有名人の対応の対照。
  • 土記:不適切にもほどはある?=伊藤智永 | 毎日新聞

    岸田文雄首相との面会に臨む自民党の麻生太郎副総裁=東京都千代田区の同党部で2024年1月19日午後3時31分、竹内幹撮影 <do-ki> 世界から見た日政治のトップ3といえば、岸田文雄首相と「後見人」の麻生太郎自民党副総裁、上川陽子外相。麻生氏が上川氏を「おばさん」呼ばわりした一件は、格好の国際的ゴシップだ。 それにしては幕引きがみっともない。岸田首相が国会で見解を問われ、「慎むべきだ」と答弁。その夜、麻生事務所が「表現に不適切な点があり撤回する」とコメントした。人は現れずじまい。 マッチョイズムに照らし、誠に「男らしく」ない。男性優位主義が、当は弱虫の集まりとはよく言われる。例えば麻生発言の主語。「俺たちから見てても、ほう、このおばさんやるね、と」。この「俺たち」がくせものだ。

    土記:不適切にもほどはある?=伊藤智永 | 毎日新聞
  • 土記:政界七光り族の反抗=伊藤智永 | 毎日新聞

    国会内を歩く自民党の小渕優子選対委員長=東京都千代田区で2024年1月26日午前11時18分、竹内幹撮影 <do-ki> 自民党の派閥「解消」が、妙な雲行きになってきた。解散を決めた安倍派(清和政策研究会)では、福田達夫元総務会長が新グループ設立を予告。解散するか迷う茂木派(平成研究会)からは、小渕優子選対委員長らが相次ぎ脱会し、「いずれ小渕グループに結集か」との観測しきりである。 福田氏は、派閥創始者・福田赳夫元首相の孫。小渕氏も、経世会(竹下派)から平成研に改称した時の会長、小渕恵三元首相の娘。「創業家の坊ちゃま、お嬢さま」が、汚れやしがらみのこびり付いた老舗を畳み、由緒正しい血統継承者として、新ブランドで出直す派閥「再編」というわけだ。もちろん首相をめざすため。 政治資金の裏金汚染は、岸田文雄首相の号令で派閥解消論にすり替わり、派閥リーダーの世代交代へずれてきた。若返りというより家督

    土記:政界七光り族の反抗=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/02/03
    実にくだらない政局話。書いている記者をくだらないとまでは言わないが。
  • 土記:岸田メシ、うまいのか=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 県議会議長だった故人の家で、大掃除を手伝ったことがある。事務所代わりだった広い酒蔵に、ゆうに1000を超える湯飲みや器が何台もの棚にぎっしり収まり1週間かけても片付かなかった。 往年は選挙の度に千客万来。常に酒とべ物を用意し、自由に飲みいさせていたという。手伝ってくれる近所の人たちに、三度の事も出さねばならない。 資金は元議長の老が、地場産品の商いで捻出。「稼いだお金は全部選挙に使っちゃった。赤ら顔であちこちの候補者宅を渡り歩き、くだを巻く人たちにはうんざり」とこぼしていたそうだ。

    土記:岸田メシ、うまいのか=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/01/27
    「「首相日々」に載る昼夜の飲食は、相手がいつも地元議員か党内の同じ顔ぶれなのに、庶民には縁遠い高級店がきら星のごとく並ぶ。きっと全部公金だ」。ただのでくのぼうでなく公金にたかってもいたか、こいつは。
  • 土記:宏池会の呪い=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 岸田文雄首相が自民党岸田派(宏池会)の解散を表明した。サプライズだったが、最初はいつも通り「検討使(ます)」と歯切れ悪く、総裁なのに他派閥のことは我関せず。3年間で3000万円も収入を隠していたとバレたら、派閥自体なくしてしまう発想は、パソコンをドリルで壊してしまうのと似ている気もする。 あれこれ腑(ふ)に落ちないが、ともあれ綸言(りんげん)汗のごとし。果たしてこれで政権を延命できるのか。逆に命取りになるかもしれない。

    土記:宏池会の呪い=伊藤智永 | 毎日新聞
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    vox_populi 2024/01/20
    伊藤記者お得意の政治蘊蓄物か。「宮沢喜一元首相(中略)退陣どころか下野に」「輩出した歴代首相は漏れなく哀れな末路」「池田勇人と大平正芳は在任中病に倒れ、鈴木善幸は党内から総裁再選を阻止され(後略)」。