<do-ki> 戦車や空爆やミサイル発射の映像を見るのが日常になった。今じゃ「核兵器を使った世界紛争が起きるぞ」という大国指導者の威嚇に、またかと驚きもしない。「有事対応だ」と演説されれば、防衛費増も仕方ないなと承服し、この際憲法も変えなきゃと言われると、そんなものかと同意する。 この大軍拡時代に、真剣に軍縮を追求する人たちは、何をどう考えているのだろう。5月11日、東京・三田の慶応大学で開かれた日本軍縮学会をのぞいた。 知人の研究者は「核軍縮に関心があると、左翼なのと敬遠されがちだった」と苦笑するが、会長の青木節子慶大教授は「最近は学生の間でも先進技術の軍事利用や輸出管理問題への関心は高いですよ」という。ちなみに青木先生は宇宙法の第一人者だ。