建設機械は土木・建築の工事や災害復旧など、人の力では困難な作業を手助してくれるスーパーマシンである。カッコイイ重機に憧れて建設業界に入職する若者も少なくはないだろう。 しかし、建設現場の多くは安全面、景観への配慮から閉ざされてしまっており、建設現場に接することが少なくなったと言われている。そのため重機を間近に見ることや、建設産業の仕事に憧れを抱く子どもたち、建設産業の仕事に興味を持つ若者も、昔にくらべ減ってきたのではないだろうか。 もしも、建設現場のゲートやフェンス越しに見える重機が「動物」や「恐竜」だったりしたら、子供たちの視点も変わってくるのではないだろうか。本誌では、こうした状況を変えてくれるであろう「建設産業の広報手法」の1つとして、建設重機のペイントやラッピングに注目してみた。 (株)菊建興業は、練馬区の解体業を営む。都内近郊の解体現場が多く、近隣の方々から苦情も少なくはない。解