大阪府摂津市で新村(にいむら)桜利斗(おりと)ちゃん=当時(3)=が熱湯を浴びて死亡した事件で、傷害致死罪などで懲役10年が確定した母親の元交際相手、松原拓海(たくみ)受刑者(25)。産経新聞の接見に複数回応じ、虐待を繰り返した心境を「愛情と嫉妬が複雑に混じり合っていた」と明かした。事件の前に虐待情報を把握した市職員から指導を受けたものの「胸に響かず、重大性を全く認識していなかった」という。そんな受刑者が自ら語った「再発防止策」とは-。 【写真】亡くなった新村桜利斗ちゃん ■下された判決を論評 「判決は証拠上、筋が通っている。自分も客観的には同じ判断をしたと思う。それでも、故意にシャワーをかけたとの認定は納得できない」 8月上旬、大阪拘置所で、受刑者は自身に下された判決をこう評した。 浴室で故意に熱湯をかけて死亡させたとする殺人罪で起訴されたが、6月の初公判で「熱湯を浴びせ続けた事実はない