北朝鮮・平壌の地下鉄駅で、金正恩朝鮮労働党委員長が代議員選挙に投票する写真が掲載された労働新聞を見る人々(2019年3月11日撮影)。(c)Ed JONES / AFP 【3月12日 AFP】北朝鮮で10日に行われた最高人民会議(国会に相当)の代議員選挙で、投票率が99.99%に上ったと、国営メディアが12日報じた。 事実上、指導部の追認機関となっている最高人民会議の代議員選挙は5年に1度行われる。今回も大勢の有権者が全国各地の投票所に足を運んだ。 1選挙区につき候補者1人のこの選挙は、前回の投票率も99.97%でこれ以上はあり得ないと思われたものの、今回はそれをさらに上回った。欧米諸国では決して達成できない数字だ。 金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)氏率いる朝鮮労働党が強大な力を持つ北朝鮮においては、投票用紙に記されているのはたった1人の公認候補だけで、選挙結果が懸念材料