澤西:私たちはこれまで、日本文学のデータベース「青空文庫」で特定の地名を検索し、そのキーワードを本文に含む作品を読むことで、土地が文学にどのように描かれてきたのかを鑑賞する、というイベントを行なってきました。作品鑑賞までが第一部で、その地名を用いた短い小説をイベント前日に、それぞれ書き下ろし、朗読してコメントしあうのが第二部という、二部構成です(※)。別府、富山、静岡、尾道、岡山とつづき、今回は「鴨川」をとりあげようと思います。コロナ以前は現地に行くことを大切なルールにしていて、我々の中ではこのイベントを「勝手に町おこし」企画と呼んだりしていました。いわば自前で文学レジデンシーをしていたのかもしれません。 円城:今回は、表記ゆれも含めて、「鴨川」「賀茂川」「加茂川」の三つのワードで検索したところ、71作家の作品がヒットしました。文学テキストの本文を参照しながらイベントをオンラインで行なうこ
美風慶伍@新・旋風のルスト【書籍化決定・毎日更新中】 @johfushi @Gyopon 馬車基準で言うと、小走り程度で時速10km、全力で時速40km、お馬さんを1時間も全力で走らせるというのは考えられないから、1時間で安定して到達できるのは10キロから15キロくらい 半径として考えると半径15kmの王国…… えらいコンパクトですな 2021-09-02 09:44:14 美風慶伍@新・旋風のルスト【書籍化決定・毎日更新中】 @johfushi 馬車にしろ、徒歩にしろ、船舶にしろ、 1日でどれだけ動けるのか? というところから逆算して、目的地まで何日かかる? と言うのをその世界観の背景に照らし合わせてあらかじめ計算しとけばいいんだけど しっかり裏打ち計算やってないと必ず突っ込まれる twitter.com/Gyopon/status/… 2021-09-02 09:46:05 ξ˚⊿˚)
AERA 2021年2月22日号より 小説投稿サイト「小説家になろう」が熱い。作品が次々に書籍化されアニメや映画も大ヒット。そこには現代日本のリアルな空気感が映る。AERA 2021年2月22日号から。 * * * 映画が大ヒットし「キミスイ現象」という言葉も生んだ『君の膵臓をたべたい』、ゲームやパチスロにとどまらず今シーズンはプロ野球ともコラボする『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』、シリーズ累計発行部数が2千万部を超える『転生したらスライムだった件(転スラ)』──。いずれも、小説を自由に投稿できるサイト「小説家になろう」から生まれ、映像化されたヒット作品だ。 ■投稿作品は78万本以上 同サイトからはほかにも『本好きの下剋上』や『無職転生~異世界行ったら本気だす~』など、累計販売が数百万部規模の作品が続々と誕生。これらの作品は「なろう系小説」と呼ばれ、ここ数年の出版界で一大ジ
私は明言する、『ラノベは文学では無い』と。 近年のライトノベル、ラノベ人気は若者文化だけで収まらないモノである。 ただ、そんな中で『ラノベは文学では無い』と議論がよくあるけど、これに関しては大概的外れな意見をされていることが多い。なぜなら、この『ラノベは文学では無い』という点のみで議論しているからだ。 そして、この話題は炎上しやすいとされるのは、的外れな意見だから食い違いしか起こらず、話は噛み合わないのである。 だから、私は明言しましょう。『ラノベは文学では無い』と。 そして、その理由を分かりやすく語りましょう。 これを物事を変えて考えるとすぐに分かる。ですので、この議論内容を『映画は芸術では無い』と変えてみてみましょう。 基本的に議論すべき内容に大きな変化は無いと思います。むしろ、映画というシェアが大きな話となり、こちらも同様な議論が尽きない案件です。 でも、皆さん感じるでしょう。 『映
同人誌制作者さんに作品へのこだわり、思い入れなどを伺う読者応募企画「装丁にこだわりまくった同人誌、教えてください」。今回は「電撃文庫風の装丁で同人誌を作り続けている小説サークル」にお話を聞きました。並べたときの“本屋さんのラノベコーナー感”がスゴい。 サークル名:東方人犬/横須賀瑞交社(「艦隊これくしょん」活動時) 制作者名:なるみ(Twitter:@narumin10) 東方Project、艦隊これくしょんの二次創作小説を中心に活動中。小説は基本長編のため、ページ数は250ページを超え、上下巻のものになると500ページを超えることもある。原作の設定を独自の解釈で膨らませ、それを物語のギミックとして組み込むのが特徴。 「“書店に並んでいても違和感のない装丁”を目指して」 ―― このような装丁で同人誌を作るようになったきっかけは? 昔の話になってしまいますが、今から10年以上前、ライトノベル
まとめ エルフの女奴隷を代々受け継ぐ家系の話( #えるどれ )~1世代目~ シリーズ全体の目次はこちら https://togetter.com/li/1479531 ハッシュタグは「#えるどれ」。適宜トールキンネタトークにでもどうぞ。 60663 pv 157 27 users 帽子男 @alkali_acid 東夷。 人間でありながら、ゴブリンやオーガ、トロールとともに、闇の女王に仕えた野蛮な民。 そのうち最も勇猛な、牙の部族の最後の生き残り。ガンドバスガブルの息子バンダゲムゾブド。 闇の女王直属の戦士、黒の乗り手となり、エルフの妃騎士を打ち負かし、奴隷とした男。 2019-09-23 08:47:57 帽子男 @alkali_acid もし時代が違えば、東夷をまとめる大酋長、西方人風に言えば王であったかもしれない。 もっとも、牙の部族では実際の政(まつりごと)を司るのは女。男はただ得
何日か前のエントリー で「雨風」という語を使った。「あめかぜ」という読みのつもりだったが、字面を見ると「風雨」すなわち「ふうう」と読みたくも感じた。 これがきっかけで思いついた。ひっくり返すと音読みと訓読みが入れ替わる二字漢語というのが、意外と多くあるのではないか? ということで、久しぶりに言葉の収集癖を発動した。 「左右」〔さゆう〕⇔「右左」〔みぎひだり〕 「凹凸」〔おうとつ〕⇔「凸凹」〔でこぼこ〕 「黒白」〔こくびゃく〕⇔「白黒」〔しろくろ〕 一時期の推理小説のタイトルに「黒白」を含むものが多くなかったっけ? Amazon で調べると 高木彬光 黒白の囮 (光文社文庫) 高木彬光 黒白の虹 (角川文庫) 夏樹静子 黒白の旅路 (講談社文庫 な 2-3) 吉村達也 完全リメイク版 黒白の十字架 (講談社文庫) ズバリ『黒白』というタイトルの小説も、いくつかあった。どれも読んだことがない。
死の舞踏: 恐怖についての10章 (ちくま文庫) 作者: スティーヴンキング,Stephen King,安野玲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2017/09/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る名著というのはだいたい何度も版を重ねるばかりか関係類者による新・序文がついた新版が出まくって、序文1、序文2、序文3みたいな「序文とはいったい……」状態になるものだが本書もその系譜に連なるものである。つまり名著にして序文が3つも連なる一冊だ。現在「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」も上映しているホラー作家のスティーヴン・キングによる、恐怖とホラーについての覚書である。 原書刊行は1981年。邦訳は93年に出た後、今回ちくま文庫からは再々刊となった。そんなわけで今さら長々と紹介する気もないのだが、完全におもしろい本である。 映画、小説、テレビとさまざまな分野に関わ
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