アメリカ政府の新年度予算案をめぐって共和党内で対立が続く中、議会下院は共和党のマッカーシー下院議長の解任動議を可決しました。アメリカメディアは、下院議長の解任動議の可決は歴史上初めてだと大きく伝えていて、議会の混乱に拍車がかかっています。 アメリカ議会で政府の新年度予算案の協議が難航する中、下院で多数派を占める共和党のマッカーシー下院議長は先月30日、当面の予算執行を続けるための「つなぎ予算」の案をまとめ、民主党と協力して超党派での可決につなげ、政府機関の閉鎖がぎりぎりで回避されました。 これについて同じ共和党の保守強硬派の議員は「つなぎ予算」に保守強硬派が要求していた歳出の大幅な削減が盛り込まれなかったことに加え、民主党と協力したことを批判し、2日にマッカーシー議長の解任動議を提出しました。 下院で3日に採決が行われた結果、共和党議員8人に加えて民主党議員208人が賛成し、解任動議は賛成
米ワシントンの連邦地裁は25日、2021年1月6日の連邦議会襲撃事件をめぐり、極右民兵組織のリーダーに扇動共謀罪などで禁錮18年の実刑判決を言い渡した。議会襲撃に関連して起訴された被告の中で、最も重い量刑となった。検察は禁錮25年を求刑していた。 極右民兵組織「オース・キーパーズ」(Oath Keepers、直訳は「誓いを守る者たち」の意味)の創設者、スチュワート・ローズ被告は扇動共謀罪などで禁錮18年。同組織フロリダ支部のリーダー、ケリー・メグス被告は禁錮12年の判決を受けた。
[ワシントン 4日 ロイター] - 米下院で4日、議長を選出する3回の投票が実施された。しかし、昨年11月の中間選挙で多数派を奪還した共和党のマッカーシー院内総務は前日に続き過半数を得られなかった。 2日目となるこの日の投票に先立ち、トランプ前大統領がマッカーシー氏を支持するよう共和党に結束を呼びかけたものの、約20人の共和党員が造反し、党内の分裂が浮き彫りとなった。 下院は米東部時間5日正午(日本時間6日午前2時)に再度投票を行うことを決定した。 マッカーシー氏の支持者らは、投票を繰り返せば反対派が断念すると期待していたが、3─4日の計6回の投票後も前進は見られない。 マッカーシー氏が獲得した票数は201票と、議長選出に必要な218票を下回った。造反した共和党議員20人はフロリダ州選出のバイロン・ドナルズ下院議員に票を投じ、1人は特定の候補者を支持しない意向を示した。民主党は212人全員
(CNN) 3日の米連邦議会の下院議長選を巡り、トランプ前大統領が前日の2日、共和党下院トップのマッカーシー院内総務の議長就任支持を再表明する声明の発表を拒んでいたことがわかった。事情に詳しい2人の情報筋が明らかにした。舞台裏では、マッカーシー氏の支持者がトランプ氏に声明を出させるように働きかけていた。 トランプ氏はマッカーシー氏への支持を撤回したわけではない。最終的にも撤回しない可能性はあるが、トランプ氏は議会の情勢を注視している。 3日の下院議長選では、3回の投票でいずれもマッカーシー氏は過半数を獲得できず、議長が決まらない異例の事態となっている。 トランプ氏の沈黙は注目を集めている。前述の情報筋の1人によると、トランプ氏は3日に交わした会話の中で、マッカーシー氏に反対する強硬派にひそかに味方している様子を見せた。 ただ、トランプ氏は2日にはマッカーシー氏のためにこうした強硬派に電話を
アメリカでは、去年の中間選挙を受けて野党・共和党が下院で多数派を占める新しい議会が開会しましたが、共和党が党内をまとめられず、下院議長が選出されない100年ぶりの異例の事態となっています。 アメリカの連邦議会では、去年11月の中間選挙の結果、与党・民主党が上院の主導権を維持する一方、下院では野党・共和党が多数派を奪還し、3日、大統領の政党と議会の多数派の政党が異なるいわゆる「ねじれ」の状態の新しい議会が開会しました。 このうち下院では、新たな議長を選出する投票が行われましたが、共和党内で有力視されてきたマッカーシー院内総務が党内の一部の議員の反対で過半数の支持を獲得できず、議長に選出されなかったため、再投票が行われることになりました。 共和党内では、トランプ前大統領を支持する保守強硬派の議員などが「マッカーシー氏は真のリーダーではない」などと主張して議長選出に反対していて、その後2回行われ
アメリカ大統領選挙の結果を確定する連邦議会の会議が開かれましたが、バイデン氏の当選に反発するトランプ大統領の支持者が一時、議事堂に侵入して審議が中断する事態となり、混乱の中、女性1人が銃で撃たれて死亡しました。その後、デモ隊は議事堂から排除され、ペロシ下院議長は6日夜にも審議を再開する見通しを示しました。 アメリカでは6日、去年11月の大統領選挙の結果を確定する連邦議会上下両院の合同会議が開かれました。 会議では各州の選挙人による投票結果の集計が行われましたが、一部の共和党議員が選挙での不正を訴えるトランプ大統領に同調して、西部アリゾナ州のバイデン氏勝利の結果に異議を申し立てました。 さらに、議会の周辺で抗議活動をしていたトランプ大統領の支持者が議事堂を包囲し、一部が建物の窓ガラスを割るなどして内部に侵入して一時的に議事堂を占拠し、議員らは避難を余儀なくされて審議は中断しました。 首都ワシ
トランプ米大統領にとって就任後初めて国民的な審判を受ける米中間選挙の開票が、6日夜(日本時間7日朝)から始まった。米主要メディアによると、連邦議会の上院では与党・共和党が過半数を維持する一方で、下院では野党・民主党が過半数を奪い返して8年ぶりに多数派となるのが確実となった。議会の上下院でねじれが生じることで、トランプ氏の今後の政権運営が困難になりそうだ。 4年に1度の大統領選の間にある中間選挙は、大統領の信任投票の意味合いが強い。今回は2016年に当選したトランプ氏の政策や政治手法への是非を問うものとなり、上下両院で共和党が過半数を維持できるかが最大の焦点だった。CNNによると、6日早朝時点の期日前投票者数は少なくとも3300万人となり、前回14年の約2200万人を大幅に上回るなど関心が高まっていた。 現在の上下両院は共和党がいずれも過半数を握っていた。全議席が改選される下院(定数435)
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