国内携帯通信3社が3月に商用化する第5世代通信(5G)の料金体系は、アンリミテッド(通信容量上限なし)プランが主流となりそうだ。5Gの通信速度は毎秒10ギガビット(ギガは10億)超と4Gの最大100倍。1平方キロメートルで同時接続可能な機器数が100万台と、多数の機器から膨大なデータを取り込む時代となるからだ。KDDIは2月1日にアンリミテッドプランの料金引き下げに動くなど、5G料金設定の下地作りが始まっている。 「5G時代はアンリミテッドの世界にならざるを得ない」―。ソフトバンクの宮内謙社長は5Gの料金体系について、こう述べた。 同社は毎月の通信容量50ギガバイトに加えて、動画投稿サービス「ユーチューブ」、対話アプリケーション(応用ソフト)「LINE」などの利用では通信容量を消費しないプラン「ウルトラギガモンスタープラス」を月3480円(消費税抜き)から提供している。宮内社長は「月を追っ