去年、東京のJR上野駅でATMのそばにいた人を刃物で刺してけがをさせたとして逮捕された男性について、東京地方検察庁は不起訴にしました。 東京・足立区の45歳の男性は去年10月、JR上野駅の構内で、現金を下ろそうとATMに並んでいた男性を刃物で刺してけがをさせたとして殺人未遂の疑いで逮捕されました。 この男性について、東京地方検察庁は捜査の結果、21日、容疑を傷害と銃刀法違反に切り替えた上で不起訴にしました。 検察は処分の理由を明らかにしていません。
JR山手線は、信号故障の影響での始発からおよそ4時間半にわたって運転を見合わせ、およそ11万人に影響が出ました。JR東日本が詳しい原因を調べています。 JR東日本によりますと、24日午前2時半ごろ、東京 品川区の大崎駅にある信号を制御する装置に故障が見つかったため、JR山手線は内回りと外回りの全線で始発から運転を見合わせました。 大崎駅の近くには車両基地があるため列車を出せない状況が続きましたが、部品を交換したことで復旧し、午前9時ごろに全線で運転を再開しました。 この間、運転見合わせはおよそ4時間半にわたり、合わせて68本が運休し、およそ11万人に影響が出たということです。 その後も運転本数が少ない状況が続きダイヤが乱れていましたが、JR東日本は午前11時ごろには平常どおりに戻ったとしていて、振り替え輸送も終了したということです。 JR東日本は、引き続き詳しい原因を調べています。 午前9
山口県内のJRの路線でレールのつなぎ目に取り付けられている銅製のケーブルが切断されて持ち去られているのが見つかった事件で、このうち山陽本線でケーブル32本を盗んだとして宇部市の会社役員が逮捕されました。警察は売りさばこうとしていたとみて共犯についても捜査しています。 逮捕されたのは、宇部市若松町の会社役員、河原大貴容疑者(27)です。 警察によりますと、先月25日から今月8日までの間に、JR山陽本線の厚東駅から東に1.3キロの場所で、レールのつなぎ目に取り付けられている「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブル32本、時価にして33万6000円相当を盗んだ窃盗の疑いが持たれています。 JRから被害届を受けた警察が防犯カメラの映像を分析するなど捜査を進めていました。 警察は売りさばこうとしていたとみて共犯についても捜査しています。 警察は河原容疑者の認否について明らかにしていません。 山口県内
埼京線で実施予定です。 実証実験のイメージ(画像:JR東日本)。 JR東日本は2020年2月4日(火)、痴漢対策の一環として、スマートフォンの専用アプリによる車掌通報システムの実証実験を行うと発表しました。 乗客が列車内で痴漢行為を受けたときにアプリのボタンを押すと、車掌が携帯しているタブレット端末に通報されます。車掌は、通知内容に基づき「○号車のお客さまより、痴漢の通報がありました」といった内容などの車内放送を実施。注意喚起するとともに、周囲の乗客にも気付いてもらうことで痴漢行為の抑制を図ります。 実証実験は2ステップに分けて行われます。第1ステップは、2月下旬から3月中旬の平日朝、埼京線の大宮~新宿間で、JR東日本社員とモニターを対象に実施。あらかじめ決めたタイミングで通報し、車掌は試験であることを示したうえで車内放送を行い、アプリの技術的な検証や、アンケートを通じて乗客の反応を調査し
1987年の国鉄分割民営化に尽力し、JR東海の社長、会長などを歴任した葛西敬之(かさい・よしゆき)さんが死去したことが27日、分かった。81歳。 東京都出身。東京大法学部卒業後、63年に旧国鉄に入った。内部から民営化に取り組み、元JR東日本社長の松田昌士(まさたけ)氏、元JR西日本社長の井手正敬氏とともに「国鉄改革3人組」と言われた。JR東海では95年に社長就任。2004年に会長、14年に名誉会長になったが、代表取締役を18年まで続けて長期にわたって経営を主導した。 民営化直後からJR東海の総合企画本部長を務め、東海道新幹線「のぞみ」の営業運転開始(92年)などに関わった。社長時代は東証1部上場(97年)、名古屋駅ビルのJRセントラルタワーズの完成(99年)、東海道新幹線品川駅の開業(03年)などを実現させた。
都市部で鉄道を利用する多くの人々が「紙のきっぷ」を使わなくなってから、長い年月が経った。JR東日本がICカード「Suica」を導入したのは2001年11月。その後、東京圏では私鉄各社の「PASMO」導入に合わせて2007年3月にICカード相互利用が始まった。2013年3月には交通系ICカード全国相互利用サービスが開始され、大都市圏ではICカードのみの自動改札機も増えた。 交通系ICカードがこれだけ普及したのは、先陣を切って導入し、鉄道以外での利用についても積極的に取り組むなど利用範囲の拡大を図ってきたJR東日本のSuicaの存在が大きい。そのSuicaが、2023年度から新しい改札システムを導入する。利用方法は変わらないが、運賃計算などの処理システムが大きく変化する。 今までは「改札機で運賃計算」 これまで、Suicaの運賃計算は自動改札機内で処理する方式だった。乗車駅ではどの駅から入場し
10日午後1時前、埼玉県蕨市にあるJR東日本の変電所で火事が起き、これによる停電の影響で、首都圏のJRは一時、10の路線で運転を見合わせましたが、午後8時半ごろまでに、ほとんどの路線で運転再開となりました。 11日は始発から通常通りの運転を予定しているということです。 警察によりますと、10日午後1時前、埼玉県蕨市塚越にあるJR東日本の「蕨交流変電所」で火事がありました。 火はおよそ30分後にほぼ消し止められましたが、JR東日本によりますと、この火事による停電の影響で、首都圏のJRは山手線、京浜東北線、常磐線など一時、10の路線で運転を見合わせました。 また、浦和駅など沿線の複数の駅で、一時、停電が起きたということです。 JR東日本によりますと、運転を見合わせていた路線は順次、運転再開となっています。 このうち、一部の区間で運転の見合わせが続いていた京浜東北線は午後7時半すぎに、宇都宮線と
速報です。 大雪の影響により、JR京都線で複数の列車が3時間以上立ち往生しています。 JR西日本などによりますと、午後8時ごろから大雪の影響で、JR京都線の京都ー大阪間、JR琵琶湖線の京都ー長浜間で列車の運転を見合わせています。 また、雪の影響によるポイントの故障で、午後11時20分現在、京都市内の京都ー西大路駅の間で、特急「はるか」や新快速、普通電車など複数の列車が乗客を乗せたまま線路上で動けなくなっていて、京都線と琵琶湖線の上下線であわせて10本以上の列車が立ち往生しているということです。 列車が立ち往生してからすでに3時間以上が経過していて、JR西日本は復旧作業を急いでいます。 ※24日午後11時45分 記事更新
車いす女性への介助、JR側「駅員不在の時間帯」と断る…国交省は不適切対応として指導 1 名前:七波羅探題 ★:2021/12/09(木) 09:05:18.59 ID:Ne7BvaJ49 長崎県内のJR九州の駅で車いすの女性が列車に乗ろうとして介助を頼んだ際、同社が下車する駅に職員がいない時間帯であることを理由に断っていたことがわかった。国土交通省は11月、対応が不適切だったとして再発防止に努めるよう指導した。 女性は同県長与町のアクセサリー作家(41)。日頃から車いすを利用しており、列車の乗降時はホームと車両の間に板を渡す必要がある。 女性によると、昨年9月に長崎駅を訪れ、長与駅まで行くことを伝えて介助を依頼。JR側から、同駅ではその時間帯に駅員が不在になるとの理由で断られた。今年7月には、長与駅で乗るよう予約していたが、倒木で列車が遅れていることを知らされなかった上、後続が予約していた
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JR東日本が発行している社外向けの広報誌「JR EAST」6月号に、捏造(ねつぞう)した架空の「教授」へのインタビュー記事が掲載されていた。JR東が29日発表した。同誌の発刊はJR東が発足した1987年4月にさかのぼるが、最新の7月号を最後に休刊するとしている。 JR東によると、捏造があったのは、「インフラの海外展開」をテーマに「国際経済学者 浦野正次」に聞いたとするインタビュー記事。一問一答形式で5ページにわたって掲載されていたが、実際には同誌の2013年3月号に掲載された浦田秀次郎・早稲田大大学院教授のインタビュー記事「インフラ輸出の条件」を一部改編して再掲していた。「浦野正次」は架空の人物で、顔写真は浦田教授本人の写真を加工したものだったという。 同誌はJR東の広報部長名で発行されているが、実際の編集作業は東京都内の編集業者に委託していた。JR東によると、浦田教授へのインタビューが実
京都駅を発着し、嵐山方面へ向かうJR嵯峨野線。最近になって平日・土休日問わず「超満員」状態が続き、ホームに人があふれ乗車もできない事態も。なぜこのような状況になったのでしょうか。 減便したままのダイヤで観光客輸送に対応 コロナ禍による行動制限が緩和され、国内外多くの観光客が戻ってきた京都。そのような中、市内を走るJR嵯峨野線の混雑が話題となりました。SNS上では「地獄絵図」「真昼なのに通勤ラッシュ並み」「乗れない」との声が多数で、毎週末のようにトレンドワードに「嵯峨野線」が上がっています。なぜこうなってしまったのでしょうか。 拡大画像 京都駅を発着するJR嵯峨野線(画像:写真AC)。 JR嵯峨野線(山陰本線)は京都駅を発着し、市街北西部から亀岡・園部方面へ抜けていく路線。沿線に人気の観光地・嵐山などがあることから観光需要も高く、混雑しがちな路線です。 しかしコロナ禍により利用者は一気に減少
JR新宿駅(東京都新宿区)で2日に起きた人身事故で、救出作業のために現場を覆っていたブルーシートの内側にスマートフォンを差し込んで撮影しようとする利用客が複数いたことが3日、JR東日本への取材で分かった。 JR東や警視庁新宿署によると、2日午後7時15分ごろ、山手線の外回り電車と線路脇に横たわっていた会社役員でブラインドサッカーの元日本代表選手の石井宏幸さん(47)が接触し、死亡した。 石井さんは全盲で、白杖を持ちホームで乗車を待っていたが、電車の入線直前、自ら線路に下りる姿が目撃されており、同署は自殺を図った可能性があるとみて調べている。 駅員らはブルーシートで現場周辺を覆って人の目に触れないようにした上で、救出活動を開始。だが、シートの下部などからスマホを差し込むやじ馬が複数いたため、ホームのアナウンスで「お客さまのモラルに問います。スマホでの撮影はご遠慮ください」と繰り返し放送したと
30日午前8時50分ごろ、三重県鈴鹿市のJR関西線加佐登(かさど)駅構内で、線路を切り替えるポイントが動かなくなった。JR東海が調べたところ、ポイントにカメが挟まっているのが見つかった。この影響で下り線計2本が最大約45分遅れ、約50人に影響した。 JR東海によると、名古屋発亀山行きの普通電車(4両編成)が加佐登駅を出発しようとしたところ、ポイントが動かず、係員が確認。体長約20センチ、幅約10センチのカメがポイントに挟まり、死んでいた。担当者は「カメの種類はわからないが、ポイントに挟まるのは珍しくはない」と話す。 鳥羽水族館の三谷伸也・飼育研究部長によると、挟まったカメはアカミミガメ、クサガメ、イシガメのいずれかの可能性が高いという。5~7月はカメの産卵期で、「産卵場所を探して動き回っているうちに、線路に挟まってしまったのかもしれない」と話す。 ","naka5":"<!-- BFF50
QRコードをかざすと通過できる自動改札機の実証実験=2020年9月、JR新宿駅(画像の一部を加工しています) スマートフォンに表示したQRコードをかざすと通過できる新型の自動改札機を、JR東日本が2024年春に実用化する方針を固めたことが21日、同社関係者への取材で分かった。新幹線・在来線の駅に設置する工事を年内に始め、24年春から首都圏以外の地域で順次利用可能となる見込み。首都圏は駅や改札機の数が多く、準備が整った段階で対応する。 【写真】JR東日本が「非代替性トークン(NFT)」の技術を活用して販売する動画のイメージ 交通系ICカード「Suica(スイカ)」が01年に導入されて以来の大幅な仕様変更。導入に伴い、JR東は裏面が黒い磁気切符の削減を進め、将来的には廃止も視野に入れる。切符読み取り部のメンテナンスなどにかかるコストの削減が可能。
「私が事象を把握したのは、友人から京都付近で列車が駅間で止まっているとの連絡だった」 1月24日の大雪でJR京都線などで計15本の列車が長時間立ち往生した問題の原因をめぐり、JR西日本が2月17日に開いた記者会見で、鉄道本部長の中村圭二郎副社長はこう説明した。鉄道の「安全統括管理者」でもあるナンバー2が、都市部の京都エリアで大規模な輸送障害が起きている事態を会社外の知人の知らせでつかむとは一体どういうことなのか。会見では、質問が集中する一幕もあった。 記者会見した中村副社長によると、午後9時すぎに友人のメールで列車が立ち往生となっていることを初めて知ったという。当時、雪による輸送障害の指揮を担っていた近畿総合指令所の輸送対策室からは一切連絡がなかった。 会見での主なやり取りは以下のようなものだった。 記者「知人は社外の人か」 中村氏「社外の人だ」 記者「しかるべきラインで情報共有されるべき
2019年11月16日に始まった山手線(JR東)の線路切り替え工事。その様子を撮影した写真がネット上で大きな注目を集めています。こんな光景……みたことない! 山手線で実施されている線路工事の様子を撮影した写真(画像提供:東運さん) JR東日本が実施している工事は、2020年春に予定している新駅「高輪ゲートウェイ駅」の開業に向けて、山手線(内・外回り)と京浜東北線(大宮方面)の線路を切り替えるためのもので、山手線は16日の始発から16時ごろまで上野~大崎駅間で運休、内回りは大崎で、外回りは上野でそれぞれ折り返し運転をするなど、JR東日本が発足してから初となる運休を伴う大規模な工事となっています。 そんな工事の様子を撮影した写真がTwitterユーザー・東運(@shinonome_rs)さんによって公開され、大きな話題になっています。 写真の一部を拡大したもの(画像提供:東運さん) 東運さんが
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京都市を走るJR嵯峨野線の混雑が深刻さを増している。嵐山地区へ向かう外国人観光客が殺到しているためだが、抜本的な混雑解消策は取られないまま。どうしてだろうか。 京都市を走るJR嵯峨野線の混雑が深刻さを増している。嵐山地区へ向かう外国人観光客が殺到しているためだが、抜本的な混雑解消策は取られないまま。どうしてだろうか――。長雨がやんだ週末の昼前、京都市下京区のJR京都駅に入ると、構内の西端にある嵯峨野線のホームまで人の波が続く。ホームは出発まで10分以上あるのに、乗車を待つ外国人観光客でいっぱい。4両編成の普通列車が到着して乗客が乗り込むと、車内は瞬く間に満員になった。 外国人観光客の大半が向かうのは、右京区と西京区にまたがる名勝の嵐山地区。右京区の嵯峨嵐山駅に到着するまでの約15分間、SNSで「地獄絵図」と呼ばれる大混雑が続いた。横浜市から英国人の夫とやってきた30代の日本人女性は、 「ま
大雪の影響により、24日夜、JR京都線の桂川―西大路間で京都方面に向かう新快速電車が一時ストップし、乗客が車内に取り残された。 この列車に乗り合わせていた京都市山科区の会社員男性(54)が午後11時過ぎに京都新聞社にメールを寄せ、「満員電車で5時間。助けてください。みんなトイレに行きたがっている。命が危ない。警察、消防の出動が必要です」とSOSを送った。 JR西日本によると、大雪の影響で駅と駅の間に停車した列車は、特急を含めて高槻(大阪府高槻市)―山科(京都市山科区)で計15本に上った。雪の影響で線路のポイントが転換できなくなったことが要因とみられ、信号待ちで駅に停車する列車が多かったため、後続列車が進めなくなった可能性があるという。 25日午前1時半現在、複数の列車で車内に閉じ込められた乗客を徒歩で最寄り駅などに退避させているという。体調不良を訴える乗客も多く、救急搬送されるケースも相次
グリーン車に乗る場合、運賃とは別に「グリーン料金」が必要です。しかし乗客がその料金を払っているかどうかの確認は、省力化の対策とともに「頭の痛い問題」としてJRにのしかかっています。 「検札済みランプ」導入されたグリーン車 東京の中距離通勤電車の多くにはグリーン車が併結されています。座席がゆったりしているなど、一般車両とは違う快適な移動ができます。その代わり、きっぷとは別に「グリーン券」が必要となります。 しかしこのグリーン車に、グリーン券を買わずに着席し、そのまま逃げ切る乗客もいます。近年は「グリーン券の有無が確認されていない状態」が周囲からも視認できる車内設備になっており、その実態がよく見えるようになってきました。 拡大画像 グリーン車のイメージ(画像:写真AC)。 首都圏のグリーン車は、東海道線、横須賀線・総武線快速、宇都宮線・高崎線、常磐線で導入されており、Suicaを利用した「グリ
JR東海は、東海道新幹線の「N700S」車両に搭載するソフトウェアを改良し、架線の電圧低下を抑制する機能を開発した。車両で架線電圧を維持する仕組みは世界初という。一部の営業車に順次搭載し、2023年2月までに機能確認試験を実施。その後、他の車両にも拡大する。 【修正履歴:2022年6月20日午後6時45分 タイトルで「JR東」としていましたが、正しくは「JR東海」のため修正しました】 JR東海は2020年から、「のぞみ」を1時間あたり片道最大12本走らせる「のぞみ12本ダイヤ」を実施している。列車本数が増えるにつれ架線の電流の位相が遅れ、電圧が低下することを防ぐため、これまでは、地上の電力設備を増強してきた。 新技術では、「N700S」車両に搭載するソフトウェアの改良により電流の位相の遅れを小さくし、電圧の低下を抑制。地上の電力補償装置などで実現してきた架線の電圧低下抑制機能を車両で実現す
JR東海の奈良キャンペーン「いざいざ奈良」がスタートした。俳優の鈴木亮平さんを起用したCM「東大寺・ならまち編」は旅情をそそる。地元の観光関係者にも好評だ。 ところで、JR東海の奈良キャンペーンは「うましうるわし奈良」として17年間も展開してきた。定着どころか伝統の域に達したキャンペーンだ。 それをなぜ変えたか。なぜ今なのか。その背景に「歴史だけじゃない奈良」の存在、ウィズコロナ、インバウンド低迷、ITによる旅づくりの進化などが見える。 関連記事 次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた? 西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後
工事を始めたいJR東海と、大井川の水資源問題や南アルプスの環境保全を理由に工事を認めない静岡県。リニア中央新幹線の静岡工区をめぐる問題は情報戦の様相を帯びてきた。きっかけは大井川流域自治体の1つ、島田市の染谷絹代市長のこの一言だ。「県から報告書に関して説明してもらったことはない」――。 県に不満示す大井川流域市町 国の有識者会議が昨年12月に報告書をまとめ、有識者会議の中村太士座長(北海道大学教授)や国土交通省の村田茂樹鉄道局長らが1月21日に静岡県を訪問、静岡市長、および大井川流域10市町の首長らに相次いで説明を行った。 染谷市長は10市町の首長を代表する形で「理解が深まった」と話したが、その一方で県に不満をぶつけた。県は有識者会議にオブザーバー参加して有識者会議の情報を把握しているにもかかわらず、川勝平太知事は定例記者会見でJR東海に対する発言を繰り返すばかりで、当事者である流域市町へ
通勤時間帯の混雑は、鉄道事業者にとって稼ぎ時であると同時に、悩みの種でもある。ラッシュ対応に鉄道事業者は多くのお金をかけるいっぽう、定期券利用者は割引ゆえに稼げないという構造もある。 鉄道利用者を平準化させたいということを考えるいっぽうで、多くの会社では出勤時間や終業時間が決められ、働く人はそれに合わせて仕事をする。 コロナ禍の初期には、テレワークなどを導入する企業が多く現れたものの、多くの会社では普通に出社するという働き方に戻ろうとしている。日本の企業では、テレワークのような柔軟な働き方ではうまくいかないと考えている人が多く、対面で仕事をしたほうがやりやすいということになりつつある。 コロナ禍より前の通勤ラッシュには確かに戻らなかったものの、いまでは朝ラッシュ時には混雑するようになり、多くの鉄道利用者は普通に通勤をしている。 JR東日本をはじめ、多くの鉄道事業者では朝ラッシュ時の本数を削
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