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ブックマーク / book.asahi.com (10)

  • 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日

    第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」 親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパーの田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。 療養生活という名の引きこもり 取材は市川さんが両親と暮らす自宅で行われた。お母さんに案内された部屋で、市川さんと目が合った瞬間、その射貫くような眼差しに気圧された。市川さんは筋疾患先天性ミオパチーという難病により、人工呼吸器を使用しているため、発話に大変な体力を使い、リスクもある。そのため取材も、あらかじめメールで回答をもらい、補足のみ、最小限お話いただく形をとった。 目力の強さはそれが市川さ

    文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日
    simabuta
    simabuta 2023/05/28
    強い!『20年もしつこく書き続けていれば、相転移できるみたいです。できなかった場合は特級呪物が生成されるのでおすすめは絶対にしません!』
  • 「超傑作選 ナンシー関 リターンズ」 消しゴム版画と傑作コラムで振り返る90年代|好書好日

    石田純一、いしだ壱成父子 遺伝する「ありきたり演技」 スターになるための条件に、「演技が上手い」というのが必ずしも必要なわけではない。スターのオーラの前には、演技なんてチンケなものはなんぼのものか、という事をまず言っておこう。 石田純一、いしだ壱成父子は、テレビ的に見れば最もちゃんと売れている二世代俳優といえる。同時期にそれぞれの主演連続ドラマがオンエアされていた(『長男の嫁2』『未成年』)というのは、前例が無いのではないか。別にあってもいいのだが。 で、石田純一の演技は下手だなあ、という話なのである。『長男の嫁』みたいなホームドラマはまだ目立たないのであるが、悲恋モノというか「泣」いたり「怒」ったりすると、途端に「石田純一にとって演技とは何か」みたいなものが全部バレるような気がするのだ。 演技が下手というのは、上手いというのがそれぞれであるように、いろんな下手さがあると思う。末端に神経が

    「超傑作選 ナンシー関 リターンズ」 消しゴム版画と傑作コラムで振り返る90年代|好書好日
    simabuta
    simabuta 2022/08/10
    現在の出来事も「ナンシー関ならどう書くかな?」とふと思うこともある。例えばあのユーチューバーとかあの首相とかあの経営者とかあの番組とか。。
  • 坂口恭平さん『躁鬱大学』インタビュー 気分の波に悩むすべての人に贈る“読むクスリ”|好書好日

    文:岩恵美、写真:北原千恵美 坂口恭平(さかぐち・きょうへい) 1978年、熊県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家や建築家、絵描き、音楽家などとして多彩な創作活動に取り組む。躁病であることを公言し、自らの携帯電話(090-8106-4666)で「いのっちの電話」の相談員も務める。近刊に『自分の薬をつくる』(晶文社)、『苦しい時は電話して』(講談社現代新書)、パステル画集『Pastel』(左右社)など。現在は熊市を拠点に活動。2023年に熊市現代美術館にて個展を開催予定。 Twitterとは体質である ――昨年noteにアップされた時には、躁病と診断されたことがない自分には関係ない内容かなと思って読んでいなかったのですが、大間違いでした。気分の浮き沈みは、大なり小なり人にはつきものですもんね。 僕は『躁大学』っていう体(てい)がただ欲しいだけ。言おうとしているこ

    坂口恭平さん『躁鬱大学』インタビュー 気分の波に悩むすべての人に贈る“読むクスリ”|好書好日
  • インタビュー : 団塊への新たなメッセージ 『60歳からの楽々男メシ』弘兼憲史さんに聞く - 角田奈穂子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    『島耕作』や『黄昏流星群』など、ロングセラーを生み出し続けている漫画家の弘兼憲史さんは、同世代のシニアに向けたエッセイ集も多い。その弘兼さんが7月に『弘兼流60歳からの楽々男メシ』(マガジンハウス)を出版した。弘兼さん流の「男の料理」は、どんな料理なのだろう。楽しみ方をうかがった。 ■仕事場で毎日作る ————『60歳からの楽々男メシ』の巻頭には、弘兼さんが仕事場で毎日、作っていらっしゃる料理写真がカラーで掲載されていますね。どれもとてもおいしそうです。 僕の仕事場ではもう40年以上、まかないメシを作っています。仕事の合間にべる料理ですから、手早くべられるものがいいのですが、店屋物ばかりだと、どんぶりや麵類が多くなり、どうしても栄養が偏ってしまいます。それなら、自分たちで作ったほうが好きなものがいろいろべられるし、栄養バランスもいいということで始まったんです。ご飯にみそ汁、メインのお

    インタビュー : 団塊への新たなメッセージ 『60歳からの楽々男メシ』弘兼憲史さんに聞く - 角田奈穂子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    simabuta
    simabuta 2017/10/02
    もうそのことしか想像出来ない。。『弘兼さんの漫画の主人公だと、料理をきっかけに恋も生まれそうですね』
  • コミック・ブレーク (広告特集) : BLUE GIANT [作] 石塚真一 - 朝日新聞社広告局 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■20万部突破、『岳 みんなの山』の石塚真一の最新作! ロッククライミングの経験を元に描いた『岳 みんなの山』が、第54回小学館漫画賞一般向け部門、第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した石塚真一。最新作は、経験に裏打ちされていた前作と違う音楽という異質の世界へ。しかもあえて今、若者に注目されていないジャズというジャンルに挑む。 物語は、定禅寺ストリートジャズフェスティバルで毎年70万人もの人をあつめるジャズの街仙台から始まる。中学の卒業記念に生まれて初めて聴いたジャズのライブに「うたれて」しまった宮大。「世界一のジャズプレーヤーになる」と心に誓い、炎天下でも、雨の日でも毎日広瀬川の土手で サックスを吹き続ける。そんなある日「オレが、君にサックスを教える」という男が現れる。楽譜も読めない、理論も無視した大のプレーの中に荒削りながら聴く者を「圧倒する」何かを見いだしたのだ。最

    コミック・ブレーク (広告特集) : BLUE GIANT [作] 石塚真一 - 朝日新聞社広告局 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • コラム別に読む : ユーミンの罪 [著]酒井順子 - 速水健朗(フリーライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    恋愛がレジャーだった時代 1972年のデビューから「DAWN PURPLE」の91年までの楽曲を追いながら、ユーミンが世間に与えた影響や時代の変遷を辿(たど)る。著者はユーミンの後輩にあたるミッションスクールの出身。お嬢様学校出身者という階層が辿るライフコースとユーミンの世界観が重なるのも見どころだ。 ユーミンの歌に登場する恋愛の場面。「ノーサイド」は試合に負け、卒業を控えたラグビー選手の恋人がヒロイン。当時、高校生で「ラグビー部の男子の彼女になって試合を応援に行く」ことに憧れた著者は喝采の叫びを上げたという。社会階層高めの「ラグビー」というのが重要。野球じゃ成立しない世界観だ。そんな「レジャーとしての恋愛」時代が始まった80年代前半。 「ふりきるように駆けた階段 ひといきれのみ込む通勤電車♪」という歌詞の「メトロポリスの片隅で」のヒロインは、都会で働くシングルガール。 「30代以上・未

    コラム別に読む : ユーミンの罪 [著]酒井順子 - 速水健朗(フリーライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    simabuta
    simabuta 2014/01/16
    よみたい
  • 本の記事 : バーゲンの単価やダイエット効果 身近な数字を解説 - 高木文子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    simabuta
    simabuta 2013/05/01
    絶妙な言い回し『「大学全入時代と言われ、全国的に学生のあり方が変わってきた。講義の内容がうまく伝わるように、大学のテキストも工夫しなくてはいけない」』
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012092800004.html

    simabuta
    simabuta 2012/10/16
    もっかい見たい桐島。
  • マイケル・サンデル「それをお金で買いますか」書評 道徳的に正しいか、熟議の場へ|好書好日

    それをお金で買いますか 市場主義の限界 (ハヤカワ文庫 NF) 著者:マイケル・サンデル 出版社:早川書房 ジャンル:SF・ミステリー・ホラー 民間会社が戦争を請け負い、臓器が売買され、公共施設の命名権がオークションにかけられる現代。あるものが商品に変わるとき、失われる「何か」とは? 生活と密接にかかわる「市場主… それをお金で買いますか―市場主義の限界 [著]マイケル・サンデル 米ハーバード大学「白熱教室」のサンデル教授と言えば今や日でもおなじみ。とびきりの講義の名手である。 ベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』に続く今回の著作のテーマは「道徳」を締め出す「市場」。世の中にはお金で買えないもの、売り買いしてはいけないものがある。にもかかわらず、ほぼあらゆるものが売買される。それでいいのかというのが著者の問いだ。 売買が妥当かどうか怪しいと思われる事例が、これでもかとばかりに示

    マイケル・サンデル「それをお金で買いますか」書評 道徳的に正しいか、熟議の場へ|好書好日
    simabuta
    simabuta 2012/07/17
    『彼の目的はあくまで「民主的な議論の技術を伝えること」なのだ』
  • asahi.com(朝日新聞社):91年に生まれた君へ 逆境で気づく希望の器 重松清さん - ひと・流行・話題 - BOOK

    91年に生まれた君へ 逆境で気づく希望の器 重松清さん2011年1月7日「WHITE」 撮影・鈴木理策(写真家) 中谷宇吉郎の雪の結晶に関するエッセーにひかれ、北海道・十勝岳を中心に雪の撮影を続けている。この写真は2007年に青森市の八甲田山で撮影した。「WHITE」シリーズでは印画紙の白さと雪の白さの境をさぐるテーマで雪山を歩き、その場で初めて見た驚きや緊張感を大切にしている。  著者:高村 光太郎  出版社:岩波書店 価格:¥ 588 東西冷戦とバブル景気が終わって、君は生まれた。昭和も1980年代もすでに終わって、失われた10年が始まろうとしていた。君が生まれた年は湾岸戦争とともに幕を開け、戦争じたいは2ケ月足らずで停戦になっても、そのときにあらわになった新しい対立の構図はいまもつづいている。 ◇ 1991年に生まれた君は、今年成人になる。「ろくなことがなかった20年間だった」と嘆く

    simabuta
    simabuta 2011/01/09
    『〈希望を捨ててはだめなんだ〉』
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