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WWDC24
toyamaguchi.hatenablog.com
この記事には作り方に関する情報は、ほとんど書いておりません。 あくまで、このcrateが持つ機能や使いやすさなどをお伝えすることを目標としております。 icedの概要 github.com iced 今回紹介するicedは、クロスプラットフォームで、renderer-agnostic (レンダラーに依存しない) crateを目指している、Rust GUI界の希望の星です。 Rust自体がクロスプラットフォームで動作するバイナリファイルを生成できるため、GUIも苦労せずにクロスプラットフォームで動作するものがほしいですよね! 内部ではGPUを利用したレンダリングをしており、環境によってVulkan、Metal、DX11、DX12を使用して動作するようになっています。 「GPU持ってないよ〜」という方も多いと思いますが、私のマザーボード (2015年製 H170M-PLUS)のオンボードのグラ
昨年、技術同人誌のためのイベント「技術書典7」にて頒布した『RustではじめるOpenGL』が、装いも新たに商業出版で販売開始することとなりました! nextpublishing.jp 電子書籍版はすでにAmazonのKindleストアや、紀伊國屋書店のKinoppyなどで販売しており、紙版の本も2月26日からAmazonで販売されます。 販売しているショップに関しては、こちらのリンクをご確認ください。 紙版の書籍については、プリントオンデマンドによる出版のため、オンラインショップからの注文を受けてから印刷し、すぐに発送するような体制になっています。 書籍の内容 プログラミング言語のRustには、OpenGLの3Dプログラミングに向いている特徴がいくつかあります。 C/C++にも負けない処理速度を出せるプログラムで、フレームレートを60 FPSで描画させることができる ガベージコレクション
私はRustでOpenGLを使った3Dプログラミングの実装を行っています。 それと関連して、RustでGUI系のcrateを利用して、その使い心地を調べるようなことをよくしています。 ここにその調査結果を少しずつ残して、どのcrateが目的に合っているのか記述していきたいと思います。 ちなみに、私の観点で大切にしたいことは、軽快に動く、導入が楽、ウィジェットが充実、クロスプラットフォームだったら申し分ない、といったところです。 (ちょっとずつ書いていくので、お楽しみに!) icedの調査結果
私たちがよく使用するターミナル。 毎日使っているはずなのに、あまりその仕組みを知らない方も多いはず。 先日、私も思い立ってxtermのソースコードを読んでみようしたら、C言語のifdefの嵐に圧倒され、途中で中断してしまいました。 xtermは様々なプラットフォームで動作することを期待されているので、ifdefでたくさんの場合分けをしており、思いのほか読みづらいのです。 もっとシンプルなターミナルはないものかと、インターネットをさまよっていたところ、ちょうどよいターミナルを発見しました。 それが、この「eduterm」です。 https://www.uninformativ.de/git/eduterm/file/README.html edutermのソースコードは、たった1つのソースコードeduterm.cに書かれており、448行しかありません。 しかも、たくさんのコメントを残してくれ
この記事は、Rustその2 Advent Calendar 2019の22日目の記事です。 はじめに Rustのコンパイラは内部でLLVMを利用しています。 LLVMとはいわゆるコンパイラ基盤というもので、Rustのコンパイル側でLLVMの中間コード(IR)まで生成できたら、あとはLLVM側が最適化や実行ファイルの作成までを行ってくれます。 Rust Blogの記事「Introducing MIR」の中にある画像が大変わかりやすいので、そちらを引用させていただきます。 ビルドの流れ このコンパイラ基盤の視点から言うと、Rustコンパイラはフロントエンド、LLVM側はバックエンドという位置づけです。 LLVMが様々な環境で動くプログラムを生成できるからこそ、Rustも多くの環境で動くプログラムを比較的容易に生成できるわけです。 プログラムの最適化技術についても、LLVM側でそのノウハウを洗練
来る2019年9月22日、サンシャインシティ 文化会館ビル 展示ホールで開催される技術同人誌イベント「技術書典7」にて、書籍『RustではじめるOpenGL』を頒布いたします。 『RustではじめるOpenGL』表紙 『RustではじめるOpenGL』裏表紙 書籍の情報 書籍名: RustではじめるOpenGL サイズ: B5版 ページ数: 92ページ 価格: 1000円 サークル名: Team Jackalope (リンク) 販売ブース: 「こ32D」(池袋サンシャインシティ 文化会館ビル 展示ホール 2F ホールD) (マップ) 書籍執筆に寄せて 本書は、プログラミング言語のRustでOpenGLを扱うための入門書です。 私はこれまで、OpenGLを使ってネットワーク上のデータの流れを3Dで可視化させるソフトウェアを作成してきました。 まったくOpenGLを知らないところからスタートし
はじめに 2018年の「IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics」の中に、「Bubble Treemaps」という面白いデザインのグラフを提案している論文を見つけました。 [Görtler+18] Figure 1 Görtler, Jochen, et al. "Bubble treemaps for uncertainty visualization." IEEE transactions on visualization and computer graphics 24.1 (2018): 719-728. この「Bubble Treemaps」という手法は、木構造のデータを空間的に効率よく表現できるもので、関連性の高いノードはより近くに配置でき、同じ階層のノードは等高線を使ってグルーピングすることができます。
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