JR新神戸駅(神戸市中央区)でこの春、ホーム柵の内側に人がいないのにセンサーが反応したため車両が出発できず、山陽新幹線のダイヤが乱れる事例が相次いだ。JR西日本によると、同駅ではこうした現象がたびたび起きているという。すぐ北側に六甲山系が広がる立地が影響しているようだ。さて、“犯人”は-。 3月31日午後2時40分ごろ、博多発東京行きのぞみ154号が新神戸駅を発車する直前、ホーム柵のセンサーが反応した。異常はなく、約20分後に運転を再開したが、上下計23本、約1万5千人に影響した。同駅では同24日にもセンサーが反応し、最大約20分の遅れがあった。 同社山陽新幹線統括本部によると、ホーム柵の内側にはセンサーがあり、線路側に乗客が取り残されたり、障害物があったりした場合などに異常を検知する。柵が閉まらなくなり、係員の安全確認が終わるまで車両は出発できない。いずれもその後の点検でセンサーに不具合