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批評に関するstonedloveのブックマーク (462)

  • いまの日本は若者に「チャンス」より「屈辱感」を与えている…内田樹が「昭和より令和のほうが意地悪」とする理由 問題は「力のある人たち」のマナーである

    に「勢い」があった時代 1970~90年代の日の組織はどこも「勢い」がありました。「勢い」というのはただ金が儲かるということではないんです。とにかく仕事がどんどん増えてくる。それもやったことのない仕事が。 僕は’75年に大学を卒業してから2年近く定職に就かずふらふらしていました。一応「大学院浪人」を自称していたので、フランス語とフランス文学史の勉強だけは一日3、4時間くらいしていたのですが、あとは自由時間です。でも、家賃も払わないといけないし、ご飯もべないといけないし、お酒を飲んだり、麻雀したり、スキーに行ったりもしなくちゃいけないので(いけないということはないんですけど)、生活費を稼がねばならない。 その頃の生業なりわいはほとんど友だちから回ってきたものでした。「内田、暇なんだろ?」という前口上付きで仕事が降ってくる。頼まれた仕事は家庭教師でもなんでもやりました。主な収入源は英語

    いまの日本は若者に「チャンス」より「屈辱感」を与えている…内田樹が「昭和より令和のほうが意地悪」とする理由 問題は「力のある人たち」のマナーである
    stonedlove
    stonedlove 2024/05/22
    「日本人は「意地悪」になってしまった」ほんとそう思う。弱い者いじめ・揚げ足取り・パワハラ・不寛容・遵法厨……
  • フランスで中上健次について考えたこと

    冠詞を持たない日語話者の僕たちは、ほかの様々な文法的な仕組みに頼ったり表現の工夫を凝らすなどして、定性や特定性をはっきりさせようとする。たとえば、総称的に物語概念を語りたいのであれば、「物語というもの」という言い方をすればいい。さらに、それが新奇なコンセプトであるのだとすれば、「物語」や〈物語〉のように括弧でくくってみたり、いっそ「ナラティブ」のような外来語に置きかえてみたり、そのようなふりがなを従来の語に当ててみたりすることもできる。そうして言葉遣いになんらかの新鮮味を与えることで、いつもとは違う話をしていることを示すことができる。少なくとも外見上は新奇な話をしているつもりでいることができる。あるいはその反対に、わからないのにわかったつもりでいることができる。ところが、中上は基的にそのような工夫の手続きは踏まない。ただ、物語を物語としてのみ語り、その曖昧さゆえの揺れ幅を思考のバネにす

  • 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288

    288回 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』 三宅香帆氏によるベストセラー『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(集英社新書)は非常な労作であり、様々な資料にあたりながら、明治以降の社会における読書というものの位置付けの変化を追い、現代日社会の労働が抱えている問題に言及するだ。タイトルを見て「そんなの忙しくて疲れてるからに決まってるじゃないか」と考える人もいるだろうが、人はなぜが読めなくなるまでハードに働かなければいけないのかという問題について考えているであって、そこは出発点である。 そして、ある意味で映画『花束みたいな恋をした』(2021年1月29日公開/監督:土井裕泰、脚:坂元裕二、主演:菅田将暉・有村架純)の考察でもある。けして、冗談ではない。菅田将暉演じる主人公・麦くんが就職したことで今まで親しんできた文学・音楽ゲーム映画などを楽し

    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288
    stonedlove
    stonedlove 2024/04/28
    読みながらトリプルファイヤーの「ゲームしかやってないから」を思い出した。あの曲のねじくれた「にわか」目線の毒気には当てられた
  • 濱口竜介監督「悪は存在しない」の不気味な単純さ 蓮實重彦さん寄稿:朝日新聞デジタル

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    濱口竜介監督「悪は存在しない」の不気味な単純さ 蓮實重彦さん寄稿:朝日新聞デジタル
  • マゾヒスト女性はその行為を真に欲望しているのか、それとも男性優位社会の社会通念を内面化した「被害者」なのか

    私はマゾヒストであり、この男性から完全に支配されることを望んでいます、と主張する女性がいたとする。私はサディストであり、この女性を縛り、鞭打つことを「愛情行為」として実践しています、と主張する男性がいたとする。これらの行為には同意があるとしよう。これらは、いわゆる「SM」と呼ばれる実践に当てはまる。 対等な成人同士による、同意の上の行為については、それがたとえ一般的な社会通念に沿わないものであっても尊重されるべき、という考えは、現在それなりに支持を得ている。しかしそうはいっても、支配や暴力行為に対する同意については、なんとなく不安を覚えることが多いはずだ。 そもそもその同意は当に人の意思なのか。男性のほうがかなり年上で社会的地位もある場合、女性の同意は信じられるのか。そもそもどのような関係が真に対等な関係と言えるのか。人の気づかないうちに、誘導されているのではないか。そもそも、なぜ支

    マゾヒスト女性はその行為を真に欲望しているのか、それとも男性優位社会の社会通念を内面化した「被害者」なのか
  • 問題作『オッペンハイマー』はなぜ"傑作"なのか…「直視できないほどの悲惨さ」伝えるワンシーンの凄み | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン)

    映画『オッペンハイマー』がついに日公開された。原爆を開発した物理学者の半生を描いた作品だ。作での原爆投下の描き方に賛否が集まるなか、映画監督の森達也さんは「オッペンハイマーは原爆投下後の広島と長崎の映像を直視できない、そんな弱い人間として描かれる。だからこそ僕たちは、それがどれほどの惨状であるかを間接的に想起できる」という――。 対立しているようで、微妙に違う 今年3月12日、広島在住の高校生や大学生ら約110人を招待して、日では初めての『オッペンハイマー』一般向け試写会が、被爆地である広島市の映画館で開催された。 上映後には平岡敬たかし元広島市長と詩人のアーサー・ビナード、そして僕がステージに上がり、映画の感想を述べてから、観客からの質問にも答えた。 これを伝える多くのメディアでは、平岡元市長の「核兵器の恐ろしさが十分に描かれていないと思った」をまずとりあげ、これに対して僕が言った

    問題作『オッペンハイマー』はなぜ"傑作"なのか…「直視できないほどの悲惨さ」伝えるワンシーンの凄み | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン)
  • 【童貞研究家・上田ピーター博士インタビュー】日本の「童貞文化」は世界の非モテ男性たちを救うのか!? (2023年8月17日) - エキサイトニュース

    カロリンスカ研究所准教授 東京大学客員研究員の上田ピーター氏。©Eva Lindblad 北欧スウェーデンで、「世界の非モテ男性研究」が話題騒然となっている。 しかも、その中には日の著名な"あの童貞"も登場するらしい。 この研究『我が道を行く――霧の中の非モテ男性たち(和訳)』の著者は、医師としてスウェーデンで仕事をするかたわら、各国の童貞率や性的不満などについて研究を行なっている上田ピーター博士。 ピーター博士はなぜ非モテ男性を研究することになったのか? そして、博士が注目する日の童貞の特徴とは? 人に話を聞いてみた。 * * * ■世界から注目される、日の童貞率――スウェーデンで出版されたご著書が大評判だそうですね。 「今まで注意を払われてこなかった非モテ男性たちの実態に光を当てることができ、大手メディアでも取り上げられました。 欧米では童貞に対して、『女性やモテ男性を攻撃

    【童貞研究家・上田ピーター博士インタビュー】日本の「童貞文化」は世界の非モテ男性たちを救うのか!? (2023年8月17日) - エキサイトニュース
  • 波 2024年4月号 おつむの良い子は長居しない 第12回/高嶋政伸

    ※このエッセイには性暴力場面の撮影に関する記述があります 12 インティマシーコーディネーター 昨年はハードな役が続きました。何人もの愛人を囲い、人を殺めることもためらわない詐欺師。歯向かう者は消し、臓器ブローカーに死体を売り払う男。ショットガンで人を撃ち、手をナタで切り落とすサイコパスの連続殺人鬼。 中でも一番ハードだったのは、自分の娘に幼い頃から性的暴行を加え続けている父親の役。そう、NHKドラマ「大奥」で演じた徳川家慶です。放送後、大きな反響をいただきました。 この作品は、まず台を読んだ段階でストーリーがとても独創的なのが気に入りました。が、僕にとっても娘役の俳優さんにとっても心身ともにハードな現場になるのは明らかでしたので、お受けするにあたって僕は必ず「インティマシーコーディネーター」さんを付けてください、とお願いしました。制作サイドも最初からそのつもりでいらしたというので、それ

    波 2024年4月号 おつむの良い子は長居しない 第12回/高嶋政伸
  • 笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也

    突然過ぎて意味がわからなかった。ギタリスト・笹久保伸が3月11日、Xにてジャズ評論家の柳樂光隆氏を名指しで批判し始めたのである。いわば音楽家から評論家へのカウンターだ。 ミーハーで口だけのクソみたいなやつに褒められても喜ぶフリをしないといけないんだから音楽家の人生も大変だよ。 若い人々は評価を無視して作品を作った方がいい。 近年自分の歩みの中で何か恥じることがあるとしたら、それは評論家・柳樂光隆みたいな中身のない人間に『良い』とか書かれたこと。 pic.twitter.com/2wvFFEJEPX — SHIN SASAKUBO (@shinsasakubo) March 11, 2024 私個人としては、柳樂氏が監修する『Jazz The New Chapter4』でディスクレビューを担当させてもらったし、主宰した『ネオホットクラブ13』にもゲスト出演してもらった。好意でインタビューさせ

    笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也
  • 「エドワード・サイード ある批評家の残響」中井亜佐子さんインタビュー 研究・批評通じパレスチナを発信した生涯|好書好日

    中井亜佐子さん=家老芳美撮影 中井亜佐子(なかい・あさこ) 1966年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科教授。専門は英文学。オクスフォード大学博士課程修了(D.Phil.)。著書に、『日常の読書学――ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』を読む』(小鳥遊書房、2023年)、『〈わたしたち〉の到来――英語圏モダニズムにおける歴史叙述とマニフェスト』(月曜社、2020年)、『他者の自伝――ポストコロニアル文学を読む』(研究社、2007年)など。翻訳に、ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか――新自由主義の見えざる攻撃』(みすず書房、2017年)など。 アカデミズムと言論を行き来 ――中井さんがエドワード・サイードに関心を持った経緯を教えてください。 私は1990年代前半に大学院でジョゼフ・コンラッドという作家を研究していました。そこでサイードのコンラッド論を読んだのが最初でした。

    「エドワード・サイード ある批評家の残響」中井亜佐子さんインタビュー 研究・批評通じパレスチナを発信した生涯|好書好日
  • 【連載】速水健朗のこれはニュースではない:出生率とポップミュージック

    ライター・編集者の速水健朗が時事ネタ、映画音楽について語る人気ポッドキャスト番組『速水健朗のこれはニュースではない』との連動企画として、最新回の話題をコラムとしてお届け。 第3回は、外国人観光客が増えていることでも話題となっているクルマ好きの聖地・大黒ジャンクションの話から、80年代の婚姻率や出生率に影響を与えたであろう文化について考える。 『速水健朗のこれはニュースではない』ポッドキャストはこちら 大黒ジャンクションの『頭文字D』と『湾岸ミッドナイト』 『頭文字D』 首都高速神奈川5号と湾岸線が合流する場所が大黒ジャンクション。そのパーキングエリアは、クルマ好きの聖地。昨今は、そこに集まるめずらしいクルマ目当ての外国人観光客も増えている。走り屋文化には、法の外側をオーバーステアしていくところがあり、なかなかにハイコンテクストだが、昨今の海外からの日文化への理解はその辺りの機微も織

    【連載】速水健朗のこれはニュースではない:出生率とポップミュージック
  • 〈特別公開〉ひろゆき論――なぜ支持されるのか、なぜ支持されるべきではないのか

    ※『世界』2023年3月号収録の記事を、増補改訂のうえ特別公開します はじめに ネット上の匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」(現在は「5ちゃんねる」)の創設者、ひろゆき、こと西村博之が人気を博している。 1999年5月にスタートした2ちゃんねるのほか、2007年1月にスタートしたニコニコ動画など、ネットの普及期にいくつかのサービスの立ち上げに関わり、起業家として成功した彼は、2010年代後半からユーチューバーとして活動し、視聴者からの相談に答えるライブ配信番組を通じて人気を博した。さらにその間、ビジネス書や自己啓発書を次々と出版し、ベストセラーライターとして名を馳せるかたわら、テレビ番組にコメンテーターとして出演するなど、マスメディアでも広く活躍するようになる。 その人気はとくに若い世代に顕著で、若者や青少年を対象とする調査では、憧れる人物などとして頻繁にその名が挙げられるほどだ。その配信番

    〈特別公開〉ひろゆき論――なぜ支持されるのか、なぜ支持されるべきではないのか
  • ♯3:ピッチフォーク買収騒ぎについて | ele-king

    音楽メディアにおける批評の時代は終わり、いまは「ファンダム」(ファン文化)の時代だそうだ。言葉の使い道は賞賛のためか、さもなければ人気者にぶらさがって、売れているものがどうして売れている(=どうして成功している)のかを分析し解説すること──ではないようだ。要するに、ファンダムこそが音楽の販売促進の有力な機動力で、アーティストにとってもレーベルにとっても必要なのはファンダムであると、そういう話だと。この解釈で合っていたら、なるほどそりゃそうだと思う。が、しかし音楽文化はそれだけでは語れない、より複雑なものなのだ。およそ1世紀前にアイシュタインが解読した宇宙空間のように。 去る1月、コンデナストによる『ピッチフォーク』の『GQ』への吸収が欧米で話題になった。『ニューヨーク・タイムス』から『ガーディアン』といった大手メディアが大きく記事にしているくらいだからこれはひとつの事件といっていいだろうし

    ♯3:ピッチフォーク買収騒ぎについて | ele-king
  • 松本人志を自分の「家族」と見なす人々への違和感

    <週刊文春が報じた「松人志の性加害疑惑」が世の中を賑わせている。ネット上ではさまざまな誤解や偏見もあるが、最大の問題は多くの人が松人志を自分の「家族」と同列に見なしていることではないか> 松人志の一件にどうしてこれほど注目が集まるかと言うと、令和6年現在の日人の価値観や日社会の目指している方向が、ありありと映し出されるからだろう。 この問題は一人のお笑い芸人の醜聞という範疇をすでに超えており、日社会の未来像にまで関わる話になっている。この件について何かを語る時、その人のお笑いに対する態度や芸能人への意識、性加害に関する見識、男女の性差についての考え方など、内面のさまざまな価値観や人間性が露呈してしまう。つまり、少々危険な話題である。 X(旧ツイッター)上は例によって過激な言葉があふれており、それだけでお腹いっぱいという人も多いだろう。コラムは良くも悪くも、それほど極端なことを

    松本人志を自分の「家族」と見なす人々への違和感
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    stonedlove 2024/01/13
    「ファンだったのにがっかりです」とはならないのか
  • コミケの時代の終わり―BLも、ニッチな本も消えていく―|早稲田大学負けヒロイン研究会

    著:箱部ルリ (記事は、早稲田大学負けヒロイン研究会の会誌「Blue Lose vol.3」に収録されている「コミケ、その時代の終わり――美少女同人ジャンルの通時的観察――」を改稿したものです。) 12月20日17時50分追記: 不適切な表現や誤解を招く可能性のある部分については、随時修正を加えております。 特に、特定のクリエイターに対しての表現が非常に不適切であったと認識し、該当する記述を全て取り除いております。詳しくは一番下の更新履歴を参照ください。 また、記事の内容に関するいただいたご指摘に対しては、後日、詳細な報告と謝罪を含む記事を公開する予定です。 いくつかの失礼な表現があったことを深くお詫びします。 12月23日0時25分追記: お詫びと訂正をアップロードいたしました。 栄光は、安心してご注文をしていただける会社となるよう努力してまいりました。 しかし今回、苦渋のお願いをしな

    コミケの時代の終わり―BLも、ニッチな本も消えていく―|早稲田大学負けヒロイン研究会
  • <土曜訪問>自己認識 疑う大切さ 思想書『構造と力』40年 浅田彰さん(京都芸術大教授):東京新聞 TOKYO Web

    1983年に勁草書房から出て「ニューアカデミズム」と呼ばれる知の潮流の先駆けとなった思想書『構造と力』が近く、中公文庫からも刊行される。40年の節目に古典として定着させるのが目的かと思いきや、著者で京都芸術大教授の浅田彰さん(66)はこう強調した。「僕が主張したことは意味を失っていないはずだ」。空気を読んで他者とのあつれきを避けようとする傾向が強い今こそ、書を手に取る意義があるという。

    <土曜訪問>自己認識 疑う大切さ 思想書『構造と力』40年 浅田彰さん(京都芸術大教授):東京新聞 TOKYO Web
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    stonedlove 2023/12/17
    「サメつつノる、ノりつつサメる」と最近うわごとのように唱えていた(原著は「シラケつつノリ、ノリつつシラケる」)
  • 上念司との「レイシスト・フレンド」裁判で私が東京高裁に提出した陳述書|kentarotakahashi

    陳 述 書 東京高等裁判所 御中 高橋健太郎 2023年5月29日 1 私が音楽評論家となった経過とレイシズムについて 私は1970年代の終わり頃から音楽評論の仕事を続けています。 私にとって、音楽評論が職業として確立される大きなきっかけになったのは1982年にジャマイカに取材旅行したことでした。私はジャマイカのレゲエ音楽に強い興味を持っていました。そして、現地取材で専門的な知見を高めることで、多くのメディアから執筆依頼を受けるようになりました。 ジャマイカのレゲエは強いメッセージ性を持つ音楽で、そこでは奴隷制や植民地支配の苦難がしばしば歌われます。そういうレゲエを聴くことから、私も「レイシズム」というテーマに向き合うことになりました。 2 レゲエとレイシズムについて ジャマイカからの移民が多く住むイギリスでもレゲエは高い人気を持ちます。移民やイギリス生まれの移民二世によるバンドが、ブリテ

    上念司との「レイシスト・フレンド」裁判で私が東京高裁に提出した陳述書|kentarotakahashi
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    stonedlove 2023/12/14
    高橋健太郎がゲストの #NoHateTV Vol.204『レイシスト・フレンド』を見るとより理解が深まります。https://www.youtube.com/watch?v=F6IcYm2zguA
  • 全世界興行収入は10億ドル超え…ディズニーの大ヒット作『ズートピア』があえて描かなかった“問題”とは? | 文春オンライン

    『ズートピア』は、ここ20年の間に制作されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編作品の中でも、出色の1だ。『ロビンフッド』のような、擬人化した動物が登場する作品を、というアイデアからスタートした作は、キツネが主人公のスパイアクションというアイデアを経由して、ウサギとキツネのバディ・ムービーという形で完成した。映画のために動物のリサーチを進めたスタッフは、最終的に、動物キャラクターを通じて、固定観念や偏見を扱う物語にたどり着くことになった。 ◆ ◆ ◆ ウサギとキツネに向けられるステレオタイプな見方 進化した肉動物と草動物が平和に共存する都市ズートピア。主人公は、ズートピア初のウサギの警察官となったジュディ。彼女は「ウサギは警察官になれっこない」といわれながらも、子供の頃からの夢をついにかなえたのだ。初仕事が彼女の意欲の大きさには見合わない駐車違反の取締りではあったけ

    全世界興行収入は10億ドル超え…ディズニーの大ヒット作『ズートピア』があえて描かなかった“問題”とは? | 文春オンライン
  • イギリス人が「横浜のドヤ街」で見た"日本の断面"

    日雇い労働者たちが集まるドヤ街。横浜・寿町は日の3大ドヤ街の1つに数えられ、120軒以上の簡易宿泊所(ドヤ)が立ち並んでいる。 イギリス人の文化人類学者トム・ギルさんは、約40年間にわたって、国内外で日雇い労働者やホームレスの研究を行ってきた。そんな彼が、フィールドワークで最も足しげく通ったのが寿町だ。この街で出会った人々や遭遇した事件などについて、寿町を案内してもらいながら取材した。 日の3大ドヤ街、横浜・寿町 「お前ら、そこで何やってんだ! 誰が入っていいって許可した!」 突然、怒声が飛んできた。寿町を一望できる場所があるとトムさんに連れられ、とあるビルの屋上から街を眺めていたときだった。ビルの関係者と思われる男性が、目を吊り上げて立っていたのだ。 「待ってろ、〇×(聞き取れず)を呼んでくるから」と彼が建物内に戻った瞬間、「逃げましょう」とトムさん。非常階段を駆け下りて何とかビルの

    イギリス人が「横浜のドヤ街」で見た"日本の断面"
  • 瀧波ユカリ『わたしたちは無痛恋愛がしたい』4 - 紙屋研究所

    瀧波ユカリ『わたしたちは無痛恋愛がしたい』はサブタイトルが「鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん」であるように、鍵垢で自分のホンネをつぶやく女性の主人公(鍵垢女子)、その主人公を都合のいいときにヤレる相手としてのみ見て、見栄えや体裁だけを気にするキラキラしたクズ(星屑男子)、女性を決して雑に扱わない態度が徹底している中高年男性(フェミおじさん)などが織りなす物語である。 わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~(1) (&Sofaコミックス) 作者:瀧波ユカリ 講談社 Amazon 4巻は、主人公みなみの友人である女性・うずらに焦点をあてている。 わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~(4) (&Sofaコミックス) 作者:瀧波ユカリ 講談社 Amazon うずらは、スタートアップ企業の社長をしている夫(清隆)からの「モラハラ」に悩ま

    瀧波ユカリ『わたしたちは無痛恋愛がしたい』4 - 紙屋研究所
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    stonedlove 2023/10/31
    ブレイディみかこ『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』を読んだときの気持ちに似ている。紙屋さんにエールを贈りたい。