明治維新がなく、400年を超えて徳川幕府が統治する、2020年代の日本。征夷大将軍の下、刑事は腰に帯刀していた。組織からはぐれた刑事・桑名十四郎が、将軍家にまつわる謀略の渦中に巻き込まれていく。いよいよ2月21日(水)に発売となる、話題の歴史改変ノワール警察小説。現在まで続く徳川幕府400年の歴史を、精緻かつ大胆につづった本篇「章の二」を先行特別公開! 川崎大助『素浪人刑事 東京のふたつの城』 定価:2530円(税込)/四六判並製/早川書房 装画:寺田克也 装幀:岩郷重力+Y.S <あらすじ> 明治維新が頓挫し大政奉還されず、2020年代まで徳川幕府が存続している日本。そこでは軍人同様、刑事もまた腰に刀を帯びた「さむらい」だった。ある日、停職中の刑事である桑名十四郎の眼前で、旧知の情報屋ホセが射殺される。背後には、幕府存続に関わる警察上層部の謀略があった。移民ヤクザ、汚職警官、草の者、忍び
TOP 教育・ライフ 〈NHK大河「光る君へ」第6話二人の才女〉紫式部が「嘘っぱち!」と酷評した『枕草子』、清少納言はなぜキラキラした生活だけを描いたか 山本淳子(やまもと・じゅんこ)/1960年、金沢市生まれ。平安文学研究者。京都大学文学部卒業。石川県立高校教諭などを経て、99年、京都大学大学院人間・環境学研究科修了、博士号取得(人間・環境学)。現在、京都先端科学大学人文学部歴史文化学科教授。2007年、『源氏物語の時代』(朝日選書)で第29回サントリー学芸賞受賞。15年、『平安人の心で「源氏物語」を読む』(朝日選書)で第3回古代歴史文化賞優秀作品賞受賞。各メディアで平安文学を解説(撮影/写真部・岸本絢) NHK大河ドラマ「光る君へ」も第6話。紫式部の永遠のライバル清少納言が登場する。清少納言は、感覚鋭い毒舌ブロガーか、あるいはおシャレな生活を切り取ったインスタグラマーか。そんな印象のあ
年が明けて新たな期に入り、さて今期の新アニメはどんな感じかなとラインナップを見たが、今なおラノベ原作の異世界ファンタジーが目立ってる気がする。 この流れ、一体いつまで続くのやら。 そもそも、ラノベ人気なるものは「ロードス島戦記」「スレイヤーズ」から始まったとされており、最初から異世界が舞台になることが多かったんだよ。 思えば、ファンタジーには異世界を舞台とした「ハイファンタジー」と現実世界を舞台とした「ローファンタジー」という分類があって、その分類なら少年漫画がどちらかというとローファンタジー寄りというのを踏まえ、敢えてラノベはハイファンタジー寄りにいったという棲み分け的なものが存在してたんじゃないだろうか。 とはいうものの、「ロードス島戦記」や「スレイヤーズ」は第1次ラノベブームの作品。 それに対し今の異世界転生作品群は、第3次ラノベブームに属するという。 じゃ、第2次ラノベブームとは?
映画『#つるばみ色のなぎ子たち 』 パイロット映像初公開! The Mourning Children: Nagiko and the Girls Wearing Tsurubami Black HP:https://tsurubami.contrail.tokyo/ RELEASE DATE: Coming Soon ----------------------------------------------- <イントロダクション> 死んだら人はどこへ行ってしまうのだろうか。消えてしまうのだろうか。 京都で死者数万人、死体は山に置かれ、町の外には野犬が蔓延る一。 ----------------------------------------------- 原作・監督・脚本/DIRECTOR・ORIGINAL SCREENPLAY 片渕 須直/KATABUCHI Sunao 監
この人は、毎日、勉強していて楽しかったのだろうなぁと思いました。勘は鋭いし、具体的なことから抽象的なことを読み取る力も優れているし、一緒に話したら楽しいだろうなぁと思って、頁を捲ったのでした。 さて、宣長のすごい業績は、三つあります。 ひとつは、古典研究についてです。なんと言っていいのか分からない、ことばにしてしまうと失われてしまうかもしれない、日本的な情緒を「もののあはれ」ということばで表すことができたからです。 二つめは、日本語の文法についての研究、三つめは漢字音研究です。 さて、本居宣長の日本語の文法の研究の中心は、「係り結び」と「活用」です。「係り結び」は高校の古典で習いましたね。「ぞ、なむ、や、か」という「係り助詞」があると文末の活用形が連体形になる。「こそ」があると已然形になる。 これを発見したのは、本居宣長です。 古代日本人思考を知るカギだった 我々がいわゆる「古典」で習う『
小さいころからオランダ語も漢文もできた森鴎外 突然だが、日本の文豪でもっとも頭のいい人間は誰だろうか。現代の小説家にも現役弁護士、現役医者や東大卒はいるけれど、昔の小説家は今にも増してエリートが多かった。 さて、そんな優秀な頭脳ぞろいの文豪のなかでも、森鴎外はかなり賢いほうだった。彼の学歴は東京大学医学部卒である。 というのも、現・島根県であるところの、津和野藩の典医の家に生まれた鴎外は、小さいころからオランダ語もできるし、漢文も読めるスーパー児童だったらしい。四書五経(『論語』や『孟子』や『春秋』などの中国の古典)を丸暗記していたという逸話まで残っている。賢すぎである。 そんな賢さを見越してか、父親は鴎外が10歳のときにふたりで上京する。そして父親の目論見どおり11歳で鴎外は東京医学校予科に合格する。ちなみにこの東京医学校予科というのは、東大医学部の予備教育課程というもの。鴎外が受けた試
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『置かれた場所で咲きなさい』という、累計200万部の国民的ベストセラーになった1冊の本がある。 修道女でもある故・渡辺和子さんが2012年に著した作品で、宣教師から渡された 「Bloom where God has planted you(神が植えたところで咲きなさい)」 というメモに救われた体験を元にした、自叙伝的なエッセイである。 ” 置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです” という印象的な言葉とともに紡がれる文章は美しく、多くの悩める人を勇気づけたのだろう。 ネット上での書籍レビューは概ね高評価で、多くの人に愛される理由の一端を垣間見ることができる。 渡辺和子さんのベストセラー本『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎) しかし私は、誰かをエンカレッジする時に正直、この言葉をとても使う気にはなれない。 さらにいえば、この言葉は無責任であり卑怯であるとすら思っている。 国民的な大
スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画作品、 「もののけ姫」が今月12日、公開から25年を迎えました。 それに合わせて英BBCは14日、特集記事を配信しています。 早速ですが、以下が要点になります。 ・評論家のスティーブン・ケリー氏は、 「もののけ姫」について以下のように書いている 「この映画は、宮崎駿作品の中でも最も複雑な作品である。 しかしこの作品が欧米でどのように扱われたのかが、 日本と欧米の芸術の根本的な違いを物語っている」と。 ・「テクノロジーは悪。もののけは善」。 そういった単純な構図にする事も出来ただろうが、 この映画はそうではなかった。 宮崎監督は以前に雑誌のインタビューでこう語っている。 「実際には悪人ではない人が良かれと思って行った事が、 とんでもない事態になる事もあるのです」。 ・日本文化研究者のスーザン・J・ネイピア女史は、 「ジブリを観ると、西洋の視点とは逆に
いつもビデオマーケットをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 4月4日12時15分頃~4月8日14時08分頃、Androidアプリ/AndroidTV/FireTV版ビデオマーケットをご利用の一部のお客様にエラーが発生し、アクセスが不安定となる不具合が発生しておりました。 現在は復旧が完了し、通常通りご利用いただくことが可能です。 なお、引き続きエラー表示されるお客様におかれましては、下記の解消方法をお試しいただきますようお願い申し上げます。 ■Androidアプリをご利用の場合 アプリを一度閉じた後、再度起動してください。 ■AndroidTVをご利用の場合 1.AndroidTVのホーム画面で「設定(歯車)」を選択してください。 2. 「アプリ」を選択してください。 3.ビデオマーケットアプリを選択してください。 4.「強制停止」→「OK」と選択してください。 ■FireT
プーチン、スターリンを支持するロシア国民 独裁者でなければ統治できない歴史的大国の構図 沼野充義・ロシア文学者=後編 ウクライナの都市リヴィウに貼られた「プーチンを止めろ」の張り紙 Bloomberg 欧米や日本のスターリン像はロシアでは全く正反対だ。高いスターリン評価と大国ロシア復活を目指す持つプーチン大統領への支持の背景をロシア文学の第一人者、沼野充義氏に聞いた。(聞き手=桑子かつ代・編集部)>>>前編はこちら スターリン礼賛復活 ―― プーチン政権下の20年間、過去の独裁者スターリンを評価する動きが広がっている。 沼野 ロシアの非国営独立系会社がロシア人に対して「人類の歴史上で一番偉いと思う人は誰か」という世論調査をしている。直近の21年5月実施で、1位がスターリンの39%、2位レーニン30%、3位プーシキン23%、4位ピョートル大帝19%、5位プーチン15%だ。 ロシアらしく面白い
新年度が近づき、大学受験に向けてギアを入れ始めた高校生や学びなおしを意識する社会人も増えてきました。そんな3月23日、学習参考書の出版社を舞台にした漫画『ガクサン』の1巻が発売されます。 そこで漫画の一部監修を手がけている参考書マニアで学習塾の代表を務めており、さらには『最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王』(日本テレビ系)にも出演経験がある粂原圭太郎さんに、「大人が読んでも学びが多い学習参考書(ガクサン)」をセレクトしていただきました。 「古文は何を言っているかわからない」 「つまらないから嫌いだ」 学生時代、古文が嫌いだった方はたくさんいらっしゃると思います。最近では実生活に役立つ学問、いわゆる“実学”を学ぼうという風潮が強くなっており、たとえば家庭科では「資産運用」の時間がはじまります。その一方で、「実生活では直接役立たない、古文を学ぶ意義はあるのか?」という声も高まってきている印象が
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