「堀川五条交差点を自転車で直進する場合、どう渡れば良いのでしょう」。京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」にこんな疑問が寄せられた。堀川通と五条通(国道9号)はいずれも京都市内有数の交通量を誇る幹線道路。自転車は車道通行が原則だが、車よりスピードの劣る自転車で大きな交差点に進入するのは確かに躊躇(ちゅうちょ)する。なすすべはないのだろうか。 堀川五条交差点(下京区)には横断歩道や自転車横断帯がなく、四方を囲む歩道橋に自転車を押して通るためのスロープは設置されていない。一方、どの方向からも左端の車線は左折専用レーンになっており「常時左折可」の標識が掲げられている。市内では、九条油小路交差点(南区)がよく似た形状だ。 投稿者は、車で堀川五条交差点をよく通るという北区の会社員男性(62)。五条通を東進中に左折専用レーンを走っていたところ、すぐ左側を自転車が並走していた。交差点で直進するのか左折