横転したトラック(奥)の荷台から逃げた牛(24日午前6時35分、熊本市北区の九州自動車道で)=熊本県警高速隊提供 24日午前4時頃、熊本市北区植木町の九州自動車道・植木インターチェンジ(IC)―熊本IC間の下り線で、成牛の肉用牛8頭を乗せた4トントラックが横転した。 うち5頭が荷台から逃げ出し、1頭は約1キロ逆走して大型車2台と衝突して死んだ。 熊本県警高速隊によると、通行車両から「牛が徘徊(はいかい)している」と110番があり、駆けつけた同隊員とトラックの同乗者が付近を捜した。3頭は近くにいたが、死んだ牛を含めて残る2頭が現場を離れたため、回収を終えるのに約1時間40分かかった。 現場は片側2車線の直線。トラックの男性運転手(58)が打撲を負って軽傷。トラックは山口県内の畜産農家から、鹿児島県姶良市の家畜市場に向かう途中で、牛は競りにかける予定だったという。 事故の影響で、同区間の下り線