能登半島にある珠洲市で銭湯『あみだ湯』を運営する、「しんけんさん」こと新谷健太さん。移住者として珠洲にやって来て、2023年12月末に銭湯を引き継いだ直後に能登半島地震で被災したものの、現地でお湯を沸かし続けています。そんなしんけんさんに、徳谷柿次郎が取材しました。 2024年1月1日に発生した能登半島地震。ずっと気にかけていたのですが、東日本大震災と違ってメディアの取り上げ方はもちろん、普及しすぎたSNSの悪影響、能登半島の立地によって心理的距離を感じていました。 しかし、GW明けの5月6日に珠洲市のボランティアに訪れる機会がやってきたんです。そりゃ、行くしかない。過去、熊本地震発生の3ヶ月後に情報発信でサポートすべく、100人集めて現地に行ってきたジモコロですから。現状を受け止めないと次の一手が思いつきません。 民間ボランティアとして受け入れてくれたのは、珠洲市の銭湯『あみだ湯』を運営