〈子持ち様論争〉「子どもをもたなかった人の老後を負担」するのは誰? “子持ち様”を一概に批判できない社会保障に関わる“勘違い”とは 子どもを持つ親が、子どもが理由となる社会的な支援を受けることについて、SNSを中心に不満を漏らす人が増えている。子を持つ人のことを“子持ち様”と揶揄して、優遇されることを批判しているようだが、果たして、本当に子を持つ世帯は優遇されているのだろうか…。
金欠の美術学生が掴んだピンク・フロイドとの初仕事1968年のある日のこと。 ロンドンの安アパートに友人たちと同居していた金欠の美術学生ストーム・トーガソンは、アパートの住人の絵描きが成功したばかりのロックバンドのアルバムカバーの仕事を断ったのを見て、代わりに自分にやらせてくれと頼みこんだ。 ストームはすぐに「誰か一緒にやらない?」と友人たちに話を持ちかけた。するとオーブリー・パウエルがやりたいと言ってきた。ストームとオーブリーは二人で仕事に取りかかることにした。 正直、目の前のチャンスをつかんだものの、何をどうすればいいのかわからなかった。でも何とか仕上げてみた。それは同年に『A Saucerful of Secrets』(邦題『神秘』)というタイトルでリリースされた。バンドの名前はピンク・フロイド。 1968年発売の『A Saucerful of Secrets 【US輸入盤】』(Col
10月23日、米紙『ワシントン・ポスト』が興味深いスクープを報じた。ロシアによるウクライナ侵攻での、ウクライナの善戦の背景には米CIAの存在があったという。ジャーナリストの黒井文太郎氏が解説する。 ウクライナの破壊工作の実態 その秘密の多さから接触が最も難しいとされる「情報機関」の活動を知る、ウクライナや米国、他の西側諸国の関係者を20人以上も取材し、ウクライナの戦いに米中央情報局(CIA)がどう関与していたか。つまり、どう助けていたのかの詳細を米紙『ワシントン・ポスト』が初めて明らかにした。 同記事では同時に、ウクライナ側の情報機関による対ロシア秘密工作、とくに要人暗殺や破壊工作など、ダーティな活動をも明らかにした。そのうち、今回初めて報道された工作内容は以下のとおりだ。 ▼昨年8月、モスクワでロシアの著名な戦争推進派の車に爆弾を仕掛け、偶然乗車していた娘の戦争推進派ジャーナリストを爆殺
#2 #3 シオニズムは正当化できるか? 数年前、私はカリフォルニア州東部に位置するハイシエラ〔シエラネバダ山脈〕のリベラルなユダヤ人のサマーキャンプで、一週間にわたってイスラエルについて教えたことがある。 キャンプの指導員たち(カリフォルニアのベイエリアのきわめて進歩的な人びとと軍隊上がりの若いイスラエル人)が、キャンパーを相手に、またお互いに、イスラエルについてどう話すべきかという問題と格闘する手伝いをしたのだ。 ある日、一人の指導員からこう頼まれた。11歳の子供たちが集まる彼のキャビンで、午後の時間を使ってイスラエルの歴史について話してくれないか、と。 子供たちがどこまで知っているか、どこまで理解して吸収してくれるかはわからなかったが、やってみようと思った。 私は初歩から始めることにした。それから数時間をかけて、子供たちと共に、何千年にも及ぶユダヤ人の歴史を大急ぎで駆け抜け、現在のイ
中編はこちら 後編はこちら 「このメンツで会うと陰謀論に巻き込まれそう(笑)」まずはじめに、3人のことをあまり知らない人のために、それぞれの素性を簡単に紹介しておこう。 三崎優太氏は2014年から展開した青汁のネット通販事業で一躍、時の人に。一時は脱税容疑で逮捕されるも、現在は実業家と並行してタレント、YouTuberとしても活躍中で、通称“青汁ヒルズ”と呼ばれている家賃1700万円の超高級マンションを借りるなど経済的に大成功をおさめている。 一方、比較的メディア露出の多い三崎氏に対して、素顔はもちろん、その正体のほとんどが謎に包まれているのがZ李氏と滝沢ガレソ氏だ。 Z李氏は公営ギャンブルの予想を発信するオンラインサロン「新宿租界」の経営、滝沢氏は大手企業の営業マンという顔を持ちながら、それぞれTwitterで“スシローペロペロ少年”を代表とする迷惑動画の拡散や、タレコミ情報等を元に社会
#1俺のバアちゃんの隣村に「農家の居抜きモスク」が…! 宮城県で見つけたパキスタン訪問記 #2茨城でインド人が聖なる「ビヒダスヨーグルト」を作っていた? ヒンドゥー化する北関東 中国の国家主席や国務院総理が訪日した際に、天皇陛下と総理大臣以外でほぼ必ず面会する人物は誰かご存知だろうか。それは創価学会名誉会長で、SGI会長の池田大作だ。創価学会は文化大革命中の1960年から中国への接近に強い関心を見せ、1972年の日中国交正常化にも少なからず貢献。池田大作自身も10回にわたり訪中をおこなっている。 中国外交は、過去に世話になった「井戸を掘った人物」(孫文の友人だった宮崎滔天や、国交正常化時の総理だった田中角栄などもそうだ)に対しては数世代先までお礼の挨拶を欠かさない習慣があり、中国要人訪日時の「池田詣で」も、ひとつはそうした意味があるのだろう。 中国側から見た創価学会は、日本で最も大規模でし
中国・台湾・アメリカ・日本の軍事能力など様々な情報を基に分析を行い、もっとも可能性があると思われるシナリオに基づいて中国軍の台湾進行及び日本への波及、アメリカの参戦などのシミュレーションを行った。展開しているシナリオは、本書(第1部)で触れた図上演習の成果(日本政府の対応)を反映している。『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』より 中国海軍掃海艦艇の後方を航行する揚陸艦や輸送艦などに向け、丘陵地帯や山地・森林地域に巧妙に隠掩蔽された陣地から台湾軍の対艦ミサイル“雄風Ⅱ型”が多数発射されたが、艦隊防空システムを搭載した中国版イージス艦によりその多くが撃墜された。それでも数発が防空網をかいくぐって護衛のフリゲート艦とミサイル駆逐艦に命中し、これらの艦は大破した。 次いで、トンネル型バンカーなどに隠されて温存していた台湾空軍の戦闘機が発進し、スタンド・オフ(射程外遠距離)攻撃で空対艦ミサイルを発
統一地方選で議席を大幅に伸ばし、報道各社の世論調査では野党第一党である立憲民主党の支持率を上回る勢いを見せている日本維新の会。 永田町ではG7広島サミット後の早期解散説がくすぶり続ける中、維新は衆院選の各選挙区での候補者擁立に向けた動きを強めている。 そうした中、旧民主党系の勢力が日本維新の会に流出していく事態も起きており、当事者である立憲は早くも苦しい立場に追い込まれている。 「維新から衆院選に出ないか」 統一地方選後半戦の投開票から一夜明けた4月24日。首都圏の地方議員選挙に出馬して戦ったが落選してしまった男性のもとに、維新の国会議員秘書が挨拶と共に声をかけてきた。 これまで旧民主党系の地方議員として活動してきた彼はすぐに返事をすることはできなかったが、勢いづいている維新からのオファーには魅力も感じた。 その場は「まだ選挙が終わったばかりなので」と取り繕ったが、その後も衆院選出馬につい
#1「現代日本は“女尊男卑”社会です」はこちらから #3「宗教2世問題は統一教会だけではない」はこちらから メディアがゴリ押しの典型的な手口 ある日のこと、朝、ツイッターを見ていたら、トレンドワードに「韓国インテリア」なる文字を発見しました。 何のことだろうと思ってチェックしたところ、どうやら朝の情報番組が巷のトレンドを紹介するコーナーで、人気の韓国インテリアをレポートしたとのことでした。 木目調のアイテムや観葉植物を使ったナチュラルな雰囲気に、白色を多用したホワイト基調のコーディネート。こんな「上品で可愛らしい」ものが韓国インテリアの基本で、韓国ドラマにも多く登場し、韓国のおしゃれカフェなんかも、この感じらしい。それが日本でも人気ということで、Instagramに続々と投稿されているというではないですか。 伝統的な朝鮮の建築様式であるHANOK(韓屋)には素敵なデザインもあるけれど、韓国
「ムラに住むにはムラの血が必要だから、血を分けてもらうために一緒になった。忸怩たる思いがありながら、そこまではAさんも理解していたと思います。ところが十文字さんの次女はこの掟を破って、外の男を連れてきて結婚して村に住んだ。 今時の若い人でもよそ者と結婚するなら、ちゃんと村を出て暮らすんですけど、抄知さんはこの掟を破った。さらに最近では祭りの運営まで関わるようになっていました。、Aさんから見たら『血を分けてやった一族のくせに掟まで破って、本家ヅラしている。これでは自分の本家にも顔が立たなくなる』と怒り心頭だったわけです」 そして、報じられている「財産分与で揉めていた」という話も誤解だらけだという。 「田んぼの相続を巡って揉めていたというのも、そんな単純な話じゃないですよ。92歳の後継ぎもいないお爺さんが土地を寄越さないなんて、それなりの理由があるに決まっているじゃないですか。そもそも今回の火
漫画家・高橋留美子の連載デビュー作『うる星やつら』。1981年から約5年間にわたり放送された同作の初代アニメシリーズは、昭和後期のマンガ・アニメ文化に多大なる影響を与えた作品の1つだ。そんな『うる星やつら』が令和の今、再びアニメ化されるに至ったのはなぜなのか。 放送中のTVアニメ『うる星やつら』のアニメ化立ち上げに携わった尾崎紀子氏と『うる星やつら』アニメ化時点での担当編集者・森脇健人氏(小学館)、現在の担当編集者・岡本吏莉氏(小学館)に制作の裏側を聞いた。 ――『うる星やつら』の完全新作アニメ化が決まった経緯を教えてください。 尾崎紀子(以下、尾崎) 小学館100周年という節目のタイミングが重なったことで実現しました。2019年の春先に「『うる星やつら』をアニメ化するチャンスがあるけど、どうしますか?」と、フジテレビのアニメ制作部に話がありました。 ――アニメ化が決まった当時の担当編集者
盛り上がりを見せる女子プロレス界で、華やかでユニークな選手が集まっている東京女子プロレス(以下、東女)。SKE48の荒井優希選手や、タレントの赤井沙希選手も参戦し、今、勢いに乗っている団体の一つだ。 東女の中でも、日本のみならず海外でも人気なのが伊藤麻希。元々は九州を中心に活動しているアイドルグループLinQのメンバーだったが、プロレス映えする度胸とマイクパフォーマンスを武器に、ベルトを持つ実力派レスラーに成長した。アイドルグループからのクビ宣告や、整形のカミングアウトにいたるまでのあれこれについて聞いた。 ――アイドルには元々興味があったんですか。 アイドルには興味はあったんです。中学校の頃は、周りから嫌われていたのであんまり学校に行きたくなくて、よく休んだり、早く帰ったりしていたんです。そんな時に唯一楽しいなって思ったのがAKB48の『AKIBINGO!』(日本テレビ)っていうバラエテ
昭和は少女にこんな曲を歌わせてお茶の間を賑わせていた⁉ 「あんな内容、今じゃ放送できないよ」。昭和の性差観が色濃く反映されたテレビ番組を振り返って、昔話に花を咲かせるオジさんは多い。 とはいえ、時代を形作っていたのは、深夜、ブラウン管に映し出されるような直接的なビジュアル表現や描写だけではない。 たとえば、今から37年前の1985年、お茶の間を賑わせていた国民的人気ソング『セーラー服を脱がさないで』のショッキングな歌詞は、サビの「セーラー服を脱がさないで~」だけにとどまらない。 というか、ハレンチでない部分を探すほうが困難だ。「友達より早くエッチがしたい」はまだいいとして、「週刊誌みたいなエッチがしたい」とはいったいどんなエッチのことなのだろうか。 曲後半、「バージンじゃつまらない」の部分、今こんなことをツイッターでつぶやきでもしたら、「バージンでもおもしろい人生はあると思います!」と、多
宇都宮健児氏らが財務省に申し入れ 前回記事、「氏名、住所も全世界に公開! インボイス制度導入で「あの漫画家の本名がバレる」は、やはり本当だった」では、インボイスによってペンネーム・芸名で活動するクリエーターの本名や住所がバレる仕組みを詳しく解説した。 今回は、なぜそのような制度設計になっているのかを解説していく。答えを先にお伝えすると、「個人のプライバシーよりも大企業の利便性を優先したから」。ただ、それだけである。 この事実が明らかになったのは、2022年8月8日の公平な税制を求める市民連絡会(共同代表は弁護士の宇都宮健児氏以降は「市民連絡会」と表記)による財務省申し入れにおいて。市民連絡会はインボイス制度の拙速な導入に反対し、政府(岸田総理、鈴木財務大臣 宛)に反対声明と6項目からなる質問書を提出。今回の本題である”本名バレ”は質問書の6点目に含まれている。 ① 物価高とコロナ禍が同時進
2023年10月1日より導入されるインボイス制度によって、ペンネームや芸名で活動するクリエーター(VTuber・YouTuber・漫画家・作家・アーティスト・俳優 等)の“本名がバレる問題”が大きな反響を呼んでいる。そんな中、すでに国税庁のウェブサイトでは、登録済み事業者の個人情報が公開されていることが判明した。フリーライターの犬飼淳氏が“本名バレ”の衝撃の仕組みをレポートする。 国税庁ウェブサイトへの氏名公開は必須 2023年10月1日より導入されるインボイス制度。実質的増税による収入減少や取引機会の喪失、無駄な事務処理の増加など、一般国民が多大な不利益を被るため、百害あって一利なしの制度と言えることは、これまでも述べてきたとおり。 *インボイス制度の問題点を詳しく知りたい場合は「STOP! インボイス」ウェブサイト参照 さらに、このインボイス制度は、ペンネームや芸名で活動するクリエータ
北朝鮮が絶対に認めることのなかった日本人拉致を認めさせ、被害者5人と家族の帰国を実現し、拉致問題の存在を明るみに出した小泉訪朝は大きな成果を収めた。この歴史的な訪朝はどのようにして実現されたのだろうか。 外交の成果は、本交渉に先立つ水面下の交渉によって生まれる。司馬遼太郎はこう語っていた。 「つまり、外交の問題というのは、大体利害の対立ですから、大変にしのぎ難いものでしょう。19世紀であれば、戦力に訴えるということになった問題でも、今日では話しあいで、利害得失の折り合いをせねばならない。これは議場でやるより、事前において打ち合わせをして大体の結論を出すわけですね。本会議などは、セレモニーにしか過ぎないんで、事前の打ち合わせが1年かかるか、3カ月かかるか……」(「日本人よ〝侍〟に還れ」(萩原延壽との対談)『歴史を考える』) 司馬に倣えば、日朝交渉でいえば、第1回の小泉純一郎-金正日会談が「本
成人年齢引き下げによって、強要による18歳、19歳のAV出演を防ぐため、異例のスピードで可決・成立した「AV出演被害・救済法」(6月23日施行)。これによって、年齢を問わず、出演契約凍結時の契約書などの交付と契約内容の義務化、契約から1ヵ月間の撮影禁止、撮影終了から4ヵ月間の公表禁止、撮影時に同意していても、公表から1年間は無条件に契約を解除することができる、公表前に撮影された映像を確認することができる、意に反する性行為を拒絶できることなどが法律で定められた。この新ルールをAV現場にいる人間はどう見ているのだろうか。22歳でデビューしてから、ずっと現役を走り続ける川上ゆうに、ズバリ、本音を訊いてみた――
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