日常生活において「なんでこんなデザインにしちゃったんだろう?」と感じることが意外と多い。 誰がどう見たって醜いルックス、どうしたって使いにくい操作性、非常に心地悪い体験、などなど。もっと良いデザイナーにデザインさせろよ!と思うかもしれない。でも、もしかしたら原因は他にある可能性も。 優秀なデザイナー ≠ 優れたアウトプット優れたデザイナーに頼めば、必ず優れたデザインをしてもらえるのか?答えはNo。むしろどんな優秀なデザイナーであっても、低いアウトプットのクオリティーが低いものになってしまうこともある。 そして、その理由はデザイナーのスキル以外にあったりする。これは、イコール優秀なデザイナーさえ雇えばクオリティーの高い結果が出るわけではないということでもある。 ■ 醜いデザインが生み出されてしまう主な理由■事前に十分なインプットが得られていない間違った期待値設定クライアントや担当者に対して間
webサイトのコンテンツのひとつに「写真」がある。制作フェーズにおいては、写真素材サイトを利用する場合と、撮影をしてオリジナル写真を作る場合の2パターンに分けられる。私が最近担当している製品サイトでは、撮影をして利用イメージを作ることになった。 撮影場所は、ハウススタジオと呼ばれる住宅設備が充実した一軒家。スタジオはネットで検索していたが、やはり自分の目で、自然光の入り具合や家具・小物の状況など確認したいことはいくつかあった。そこで、ロケハンと呼ばれる撮影地の下見に行ってきた。 初めての経験することもあったが、一緒に参加したカメラマンから「デザイナーは、こういうポイントを抑えるいいよ!」とか「別案件ではこういう進め方もあるよ!」と親切に教えていただいた。その内容からロケハンを通して、気をつけたいポイントを3つにまとめてみた。 1. クライアントの意図も踏まえたコンセプト作り 以前先輩から、
相手との心地よいコミュニケーションには「気配り」が欠かせない。 例えば初対面の人と会話をする時は、まだまったく信頼関係が構築されていない状態から始まり、細かな会話の節々から互いの興味関心を掘り下げ、会話の糸口を見つけ、相手のことを少しづつ知っていく、というのが一般的なコミュニケーションの流れと言える。 相手の言葉の中にあったキーワードを拾い「〇〇について興味をお持ちなんですね。それなら〇〇が面白いですよね。」「それって〇〇ということですか?」と話を広げれば、相手も自然と自分の思いや考えを言葉にしやすくなる。これはビジネスの場でもまったく同様だ。 ベイジの行動指針の中に「気が利くとは、他人の責任範囲にも関心を示しサポートすることである。頑なに自分の責任範囲しか実行しないのは気が利かない人間のすることだ。」というものがある。 この言葉にあるように、プロフェッショナルとは自分の対応範囲だけを全う
こんにちは。ディレクターの佐藤です。 ビーワークスでは、商品撮影からモデルの撮影、食品の撮影、はたまた空撮まで、様々な撮影を伴うプロジェクトを担当しています! 私も撮影のディレクションを担当することがありますが、最初に担当した時は、必要な事前準備の多さや考えておくべきことの広さに驚きました…。 準備が足りないと、撮影当日にあたふたして、想定以上に時間がかかってしまい予算もオーバー…なんてことにもなりかねません。 良いクリエイティブをつくるためには、素材となる写真や動画の撮影ディレクションはとても重要。 撮影はスムーズに段取りよく進行して、肝心のクリエイティブチェックに時間をかけたいものです。 そのためには事前準備を抜け漏れなくやっておくのが大事! ということで、撮影の工程をまとめてみました。 この記事では撮影の工程を最初から最後まで説明します! 最後には撮影工程一覧表も用意していますので、
サイト作りの根本って、「ユーザーに意図した行動をとって欲しい!」「ユーザーに意図した感情を抱いて欲しい!」って事だと思うのですね。じゃあ行動心理じゃないかと思いまして。今回は行動心理学をweb制作に取り入れる方法をまとめました。調べ始めるとむちゃくちゃたくさんあるので代表的なものを今回は紹介します。 目次 アンカリング効果 カクテルパーティー効果 バンドワゴン効果 ハロー効果 アンカリング効果 アンカリング効果とは、最初に提示された特定の数値や情報が印象に残り、それが基準点(アンカー)となり判断に影響を及ぼす心理傾向です。 100万円▶︎90万円となっているときに安くなっている(本当の相場の価格より高くても、その場では相場より安く感じる)感じたり、交渉の場で最初にふっかけ、そこから徐々に条件を優しくされると難しい条件でも「最初と比べれば」という思考が働いて悪くない条件だと感じてしまいません
こんにちはMUUUUU.ORGの中の人こと、QUOITWORKS Inc.のムラマツです。 最近はWebデザインと、グラフィックデザインが同時に発生する案件を絶賛募集しております!(宣伝) えーと今回は、Webのディレクションというのは正直決まったやり方が存在していないのが現状でありまして、 今の時代の業界標準を確認し直そうと思いまして「第一線のプロがホンネで教える 超実践的 Webディレクターの教科書」を参考に、改めてWebディレクションとは何をする仕事なのか、 Webデザインを始める前段階というところにフォーカスしてまとめました。 目次 前段:コミュニケーションはディレクターのメイン商品 1.ヒアリングをする 2.リニューアルの場合、現サイトの課題だしをする 3.コンセプトを作る(共通言語となる目標を決める) 4.ポジション設定をする(競合に対しての強みを見つける) 5.ペルソナ作り(
こんにちは!ディレ協協会員のはっとりです! だいぶ遅くなってしまいましたが、11月21日に行われたディレアカセミナー「デザインをちゃんとディレクションしよう!アートディレクターが語るデザイン・マネジメント」の事後レポートをお届けします!! 講師は、雑誌(MONOCLE、CasaBRUTUS、WIREDなど)やWEB、広告、プロダクトデザインなど多方面で活動されているデザイナーでありアートディレクターの徳間貴志さん。 第一線で活躍する徳間さんにデザインとは?そして、デザインディレクションとは?ということについてお話頂きました。 講義内容 前半は「デザインするとは何なのか?」という内容について。 簡単に講義頂いた内容のエッセンスをご紹介します。 「デザイン」の要はヒアリング 「橋のデザイン」を考えるな。「河の渡り方」を考えよ。 という有名な一節がありますが、実は”河の渡り方”を考えるのもちょっ
うちの会社はデザインの社内チェックを非常に重視している。デザイナーが初案を作り上げてからクライアント提出までに一週間近くかかることも特に珍しいことではない。 一方、採用の応募者や他社の方とお話をすると、デザインの社内チェックをほとんど入れない会社もあるようである。つまり、デザイナーがデザインを仕上げたらディレクターがそのまま持っていく、というケースである。さらに、今まで色々なキャリアのデザイナーと話をしてきたが、この社内チェックについて、否定的な考えを持っている人も少なからずいるようである。 そのベースになっているのは、主に以下のような考えではないだろうか。 出してみないと分からないんだからさっさとクライアントに見せた方がいい。 クライアントに直接ダメ出しをされた方がデザイナーが育つ。 物事はバランスだと思うので、この見解を全否定するつもりはない。しかし、それでもうちの会社では、デザインの
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