並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 112件

新着順 人気順

*将棋の検索結果1 - 40 件 / 112件

*将棋に関するエントリは112件あります。 将棋gameゲーム などが関連タグです。 人気エントリには 『ABEMAトナメで将棋界がお祭りになってる件』などがあります。
  • ABEMAトナメで将棋界がお祭りになってる件

    将棋のAbemaTVトーナメントが先々週あたりから放送されているのだが、これが尋常でない面白さなのである。ひねくれたファンが多い将棋ギャラリー界においても今のところ「収録順と放送順が違うのではないか」というぐらいの批判(なのか?)しかされていない。コロナで各棋戦が延期になり、みんなが家にいるという状況も手伝い、将棋界ではもはやこれを観ていないと人権が確保されないところまで盛り上がっている。しかし世情が影響しているとはいえ、この盛り上がりはトーナメント自体がとんでもなく面白いという理由を抜きにしては語れない。以下では、何がそんなに面白いのかを非常に偏った視点から解説する。 AbemaTVトーナメントとは持ち時間5分+一手ごとに5秒加算という超早指しの棋戦である。この棋戦が出てくるまで早指しの代名詞であったNHK杯は20分が切れたら一手30秒という感じ(厳密には違うが)なので、文字通り桁が違う

      ABEMAトナメで将棋界がお祭りになってる件
    • 渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      【渡辺明名人】37歳。名人・棋王・王将の三冠を保持し、現将棋界の序列1位。近年はコンピュータ将棋(AI)を用いての綿密な研究でも知られる。ほとんどの棋士を相手に勝ち越し「現役最強」とも言われるが、棋聖戦五番勝負では藤井聡太棋聖に挑戦して敗れた。 (7月某日、LINEにて、渡辺名人が研究用の新しいマシンの購入を検討しているという話になり) 渡辺 将棋ソフト用のパソコンと最新のソフト事情について教えてもらいたいんですけど。 松本 それなら水匠開発者の杉村達也さんが適任です。ご紹介しますよ。 渡辺 ディープラーニング系のソフトってなに?ってところですよ、私は(笑) 松本 ますますちょうどいい。私もそのあたり、さっぱりわからないので(笑)。ところで新しいマシンを買うのだと、たとえば藤井聡太さんみたいなモデルはCPUだけで50万円らしいですね。 松本 ということは、トータルで予算80万円ぐらいですか

        渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 藤井先生|山本博志

        ※深夜に書きました。気持ち悪いです。なるべく夜に読んでください。 王座戦二次予選で藤井猛先生と対局が決まりました。 B2以上の先生とは数えるほどしか対局していないですし、持ち時間5時間以上の棋戦では初めての事です。そしてその相手が藤井先生。 と考えると、物凄く運がいいですね。デビューから1年半になろうとしていますが、思ったより早かった。 率直に言って、「持ってる」と思います。あはは。 かなり嬉しいんですよね。噛み殺しています。 色んな所でチラホラお話させていただいてるんですが、この機会にnoteを書いてみたいと思います。 僕は小学生の頃、将棋世界を隅から隅まで読む将棋少年だった。 勉強しなさいと買ってもらった将棋年鑑も、棋譜はあまり並べずに後ろの棋士プロフィールから読んだ。 周りのライバルに比べて勉強熱心では無かったけれど、棋士の先生方のエピソードには一番詳しかったと思う。それくらいプロ棋

          藤井先生|山本博志
        • いま将棋界で起こっていること(前編)|CHACO/白水雄治

          ここ最近、将棋界が大きく変動していますが、多くの人がそのことに気がついていません。もちろん将棋界のことなんて知らなくても生きてはいけますが、それだと人生の薬味が少し足りないのではないかと老婆心ながらに思うので、少しだけ解説させてください。将棋界は現在、5名のトップ棋士が中心となってうねりを起こしていますので、それらの棋士を中心に書き進めます。棋士の個性が分かると将棋のルールがさほど分からなくても、将棋観戦が楽しくなってくると思います。※肩書きなどは2020年8月17日現在 渡辺明三冠(名人・棋王・王将)について 渡辺さんのことを知るためには、このマンガを読むのが一番手っ取り早いです。棋士の生活も垣間見られてとても楽しいです。作者は渡辺さんの奥さんです。性格はとにかくハッキリ・サバサバしているので、解説などはとっても人気があります。自虐的なコメント織り交ぜて、聴衆の笑いを誘うのが得意な棋士で

            いま将棋界で起こっていること(前編)|CHACO/白水雄治
          • 将棋ファンがなぜ藤井聡太にこれほど熱狂するのか、将棋ファン自身がわかりやすく解説してみた|ながいふうか

            ――棋士とAIの対決をどう思われますか? 将棋ソフトとの対局は大きな話題になりましたけど、将棋ソフトと対決の時代をこえて、共存という時代に入ったのかなと思います。 プレイヤーとしては、ソフトを活用することで、自分自身成長できる可能性があると思っていますし、見ていただく方も、観戦の際の、楽しみの一つにしていただければと思います。今の時代においても、将棋界の盤上の物語は不変のものと思いますし、その価値を自分自身伝えられたらなと思います。 上記は藤井聡太(現)二冠が初めて棋聖位を獲得したとき、記者会見で報知新聞の北野記者から「AI時代の棋士の在り方」について問われ、答えた言葉です。 私はこのセリフを聞いたとき、泣きました。最初は不意をつかれたようにジワっときて、あとはもうボロボロです。後日ツイッターやブログを見ると、同じように涙した将棋ファンが多かったようです。 どうかキモいと引かないでください

              将棋ファンがなぜ藤井聡太にこれほど熱狂するのか、将棋ファン自身がわかりやすく解説してみた|ながいふうか
            • なぜ豊島将之は藤井聡太に6連勝したのか?【流れゆく水のように 豊島将之竜王・叡王インタビュー 第1章】

              取材・文/白鳥士郎 撮影/諏訪景子 豊島将之。 将棋界最高位タイトルである竜王。そしてドワンゴが主催した最後の叡王を獲得した、現代最強の棋士の一人。 将棋界で今、最も勢いがあるのは、藤井聡太二冠だろう。 ありとあらゆる記録を更新し続ける天才は、将棋界という枠を超えた有名人でもある。 豊島は、その藤井聡太に6連勝した。デビュー戦から29連勝したことで知られる藤井は、デビューしてから豊島に6連敗していたのだ。 現在、藤井に2勝以上で勝ち越している棋士は、豊島を含め5名しかいない。そのうち4人は1勝差であり、6勝1敗という圧倒的な戦績を残しているのは豊島だけだ。 しかし、豊島と藤井のレーティング(実力を数値化したもの)は拮抗している。数値上、ここまで対戦成績に差が出ることは考えづらいのだが……。 その理由の一端を今回、豊島自身の口から聞くことができた。 あまりにも長くなってしまったので3章構成に

                なぜ豊島将之は藤井聡太に6連勝したのか?【流れゆく水のように 豊島将之竜王・叡王インタビュー 第1章】
              • 王将戦の棋譜利用について

                将棋棋士の藤井聡太二冠の活躍などで将棋に対する関心が高まっています。これに伴い、YouTubeなどに棋譜(対局での駒の動かし方の記録)を再現した作品をアップロードするなど、個人で棋譜を利用する人も増えています。そこで、王将戦を主催する毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟は「王将戦における棋譜利用のガイドライン」を作成しました。利用される場合は、以下のガイドラインに沿って日本将棋連盟に申請してください。 王将戦における棋譜利用ガイドライン 2020年12月14日 日本将棋連盟 毎日新聞社 スポーツニッポン新聞社 1.ガイドライン制定の目的 王将戦主催者(日本将棋連盟および毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社)は、日本の伝統文化である将棋の普及発展を推進するため、王将戦を運営しています。棋戦の対局記録である「棋譜」について、主催者は新聞、出版物、電子媒体、放送媒体で独占的に掲載・利用

                  王将戦の棋譜利用について
                • 将棋ソフトの勝率から見る振り飛車迫害の歴史 - コンピュータ将棋 Qhapaq

                  振り飛車は不利飛車である。きのこたけのこ戦争の煽り文句で出てきそうなこの文言は今や将棋界の暗黙の了解になりつつあります。 タイトルホルダーを居飛車に独占され、勝率の上でも居飛車に押され、プロ棋士にwebニュースで冬の時代到来と言われてしまうなど、振り飛車にとって厳しい時代が到来しています。 さて、人間にとって振り飛車が冬であるように、コンピュータにとっても振り飛車は冬の状態を迎えているのでしょうか。本稿では将棋ソフトの振り飛車の歴史を紐解いていきます。 【将棋ソフトの振り飛車の黎明期(1990〜2000年初頭)】 意外にも(?)、この頃の振り飛車は将棋ソフト界隈のエース戦法の一つでした。というのも、当時の将棋ソフトは水平線効果で序盤、中盤の挙動が怪しく、序盤で変な悪手を指させないためには「初手、3手目は76歩、66歩として角交換を避ける」などの特別な処理を人間が逐一組み込まなければならなか

                    将棋ソフトの勝率から見る振り飛車迫害の歴史 - コンピュータ将棋 Qhapaq
                  • ALSOK杯王将戦第4局。

                    封じ手開封直後、次の▲88銀では▲86銀が勝りました。対局中はここが重要な分岐という認識はなかったのですが、藤井竜王は局後の第一声で▲88銀△44銀で感じが良くなったと言っていたので、この辺りの判断の差がそのまま結果に出ています。

                      ALSOK杯王将戦第4局。
                    • 諸君、脱帽したまえ。天才だ。藤井聡太七段(17)奇跡的大逆転勝利で史上初3年連続勝率8割超え達成(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      3月24日。大阪・関西将棋会館において王位戦リーグ紅組▲藤井聡太七段(17歳)-△稲葉陽八段(31歳)戦がおこなわれました。 10時に始まった対局は19時36分に終局。結果は129手で藤井七段の勝ちとなりました。 リーグ成績は藤井七段3勝0敗、稲葉八段1勝2敗となりました。 また発表によれば、未放映のテレビ棋戦の結果も合わせ、藤井七段の今年度成績は52勝12敗に。3月31日におこなわれる残り1戦を残して2019年度勝率8割以上が確定しました。藤井七段は過去に誰もなしえていない、3年連続勝率8割超えという偉大な記録を、デビュー以来の3年で打ち立てました。 藤井七段、信念を貫く長考 戦型は角換わり腰掛銀の最新形。 62手目、稲葉八段が藤井陣に歩を垂らす手を見て、ここから時間を使う中盤戦となりました。 藤井七段は昼食休憩中、早めに席に戻って考え続けます。 62手目が指された後、藤井七段は休憩を合

                        諸君、脱帽したまえ。天才だ。藤井聡太七段(17)奇跡的大逆転勝利で史上初3年連続勝率8割超え達成(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 「人間が持っている能力を使い切るには、人生は短い」羽生善治はなぜ勝負を続けるのか - Yahoo!ニュース

                        「デビューしたての頃の棋譜って、もう抹消したいくらいの感じなんです。時間が経ってみると、粗だらけというか、目を覆いたくなるようなものっていっぱいあるので」 羽生善治、48歳。1985年、15歳で中学生棋士としてプロ入り。19歳で初タイトルとなる竜王を獲得し、25歳のときには、7大タイトルを独占するという前人未到の記録を打ち立てた。30年以上、棋士として第一線に立つ。 「進化しているかどうかは分からないです。変わっていることは間違いないけれど、本当の意味で前進しているのかどうか。手応えを感じるのが難しくなってきてるということはあるんです。最初のうちは、例えば基礎を覚えて『うまくなりました』というのがあるんですけど、続けるうちに、ロジックの組み立て方が前よりも優れてくると、曖昧なところでの判断が鈍くなるとか、そういうことがあるんですよ」

                          「人間が持っている能力を使い切るには、人生は短い」羽生善治はなぜ勝負を続けるのか - Yahoo!ニュース
                        • ピヨ将棋の初段まで1ヶ月で頑張った忘備録 〜 将棋の勉強1|深津 貴之 (fladdict)

                          1ヶ月ぐらい将棋をやって、ピヨ将棋で待ったなしで15級→初段討伐までこれた。プライベートの大半の時間を投入。その軌跡メモ。 ノー待ったで、初段+倒した。しかし容赦のないロードローラー将棋すぎる。端から全滅までプレスするスタイル。残念ながら空中戦したらまだコンピュータに勝てない。精進が足らない。 pic.twitter.com/XM1GNaPeuH — 深津 貴之 / THE GUILD / note (@fladdict) November 11, 2020 なんで唐突に将棋?note代表の加藤さんが将棋好きだったので、自分も相手ができるようになりたかった。あと最近、「リボーンの棋士」と「永世乙女の戦い方」という漫画を読んで、テンションが上がった。 元の棋力・小学校3〜4年時、将棋教室に週1時間ほど通った。 ・段位、級位なし ・ファミコンの森田将棋に勝てない ・それから30年ほどほぼ未プレ

                            ピヨ将棋の初段まで1ヶ月で頑張った忘備録 〜 将棋の勉強1|深津 貴之 (fladdict)
                          • 女流棋士、女性奨励会員の棋戦参加について |将棋ニュース|日本将棋連盟

                            この度、日本将棋連盟は女流棋士がプロ棋士編入試験に合格した場合、また女性奨励会員が四段の資格を得た場合の規定を下記の通り決定いたしました。 1.女流棋士がプロ棋士編入試験に合格した場合、女流棋戦、及びプロ棋士公式棋戦の両方に出場することが出来る。 2.奨励会に所属している女性が四段に昇段をした場合、女流棋士申請を行うことが出来る。ただし、申請期間は昇段日から2週間以内とする

                              女流棋士、女性奨励会員の棋戦参加について |将棋ニュース|日本将棋連盟
                            • 【インタビュー】【永瀬拓矢×藤井聡太】棋士とニューノーマル 第70期王将リーグ特集 - ライブドアニュース

                              “王将リーグ”特集は3年目。2018年、第68期のテーマは「戦国」。2019年、第69期は「才能と努力」に定めた。 2020年。将棋界のみならず世界が大きく動いたこの年、第70期王将リーグ特集は「ニューノーマル」を主題とした。 時節柄センシティブな話題となり得る可能性もあるだけに、8人の棋士と個々に相対した時の想定が描きずらかったというのも本音だ。対談形式を設定した舞台裏はここにある。 「対談ですか? では、自分は藤井二冠を希望します!」 相手の設定は王将・渡辺明を含めてすべて「取材者一任」とボールを返投されていた中で、永瀬拓矢ただ一人が対談相手を希望した。そして、藤井聡太ももちろんそれを快諾。ペアリングに頭を悩ませていただけに、永瀬の快答と屈託のない笑顔が心強かった。 未知の病の流行で暗く停滞する日本中を明るく照らしたのは将棋界だった。 棋士たちの奮闘と勝ち星の行方は、誰をも過剰なほどに

                                【インタビュー】【永瀬拓矢×藤井聡太】棋士とニューノーマル 第70期王将リーグ特集 - ライブドアニュース
                              • 【将棋史再発見】10手での投了が「プロ棋士らしからぬ棋譜」として戒告処分された過去(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                将棋のプロの公式戦で、盤上では反則などのトラブルがなく、最も短い手数で終局した記録は、何手でしょうか? 現在のところ、最短の例とされるのは▲佐藤大五郎八段-△中原誠名人戦(1974年8月19日、棋聖戦本戦トーナメント1回戦、肩書はいずれも当時)です。 まず最初に、その終局図を見ていただきましょう。 わずか10手目。中原名人の△4二玉を見て、佐藤八段は投了しています。 駒をただで取られてしまったなどの、重大なミスがあったわけではありません。 まだ序盤とも言える段階です。なのに佐藤八段は、どうしてここで投了してしまったのでしょう? 「名人に失礼なので投了」という伝説 佐藤大五郎九段(1936-2010)は、順位戦ではA級に2期在籍。1965年には王位戦七番勝負で大山康晴王位に挑戦したこともある実力の持ち主でした。豪快な振り飛車党として知られ、「薪割り流」の異称がありました。 対して中原誠16世

                                  【将棋史再発見】10手での投了が「プロ棋士らしからぬ棋譜」として戒告処分された過去(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 中学二年の頃から、私が毎晩父の相手をしていました 。

                                  うちは父一人、娘一人の二人暮らしでした。 父は再婚もせずに私を育ててくれましたが、やはり男 性でしたし、相手が欲しかったようで、中学二年の頃から、私が毎晩父の相手をしていました 。 最初はよくわからなかったのですが、父が優しく 手ほどきをしてくれて、大好きな父が相手でしたから 、私も嬉しくて素直な気持ちで毎晩相手をしていまし た。 父はとても上手で、いろんな角度から私を攻めてきました。二人で時間を忘れて朝まで続けてしまったこともあります。 そんな父もすでに亡くなり、今では母親となった私は当時のことを思い出しながら、夫だけではなく 中学生になった息子も相手にしています。 夫と息子がしているのを見るのも好きです。夫が一番 弱いですね。息子はけっこう強いです。 ちなみに将棋の話です。 anond:20200311132405

                                    中学二年の頃から、私が毎晩父の相手をしていました 。
                                  • 人はなぜ“将棋”に人生を捧げるのか 最長手数の詰将棋「ミクロコスモス」(1525手詰)作者に聞く「詰将棋と向き合ってきた40年間」

                                    指し将棋の終盤のように、王手の連続で相手の玉を追い詰める知的パズル「詰将棋」。指し将棋の世界で戦うプロ棋士ほど目立つ存在ではないが、詰将棋創作に人生を捧げる人々がいる。 今回取材した橋本孝治さんは、最長手数記録を持つ「ミクロコスモス」を手掛けた詰将棋作家。約30年前(1986年)に22歳の若さで発表した1519手詰の作品で、この記録は1995年に自ら更新した(1525手詰に)以外には破られていない。プロの実戦で現れる詰みが長くて10数手程度ということを考えれば、この手数の途方もなさは一目瞭然だろう。 同氏にとって詰将棋は「すでに完全に生活の一部」であり、費やしてきた時間は「取りあえず数万時間」。形を変えながらも、今なお詰将棋の世界に関わり続けているという。その情熱、詰将棋と向き合い続けて見えてきた世界について話を伺った。 ライター:橋本長道 1984年生まれの小説家、元奨励会員、神戸大学経

                                      人はなぜ“将棋”に人生を捧げるのか 最長手数の詰将棋「ミクロコスモス」(1525手詰)作者に聞く「詰将棋と向き合ってきた40年間」
                                    • 関矢さん|山本博志

                                      今日、関矢寛之元三段の将棋が中継される。もう辞めていても、新人王戦ベスト8に残っているとは。やっぱり強いんだなぁ。 実は3月、関矢さんの事をnoteに書こうと思って1週間近く何回も書いてみたのだが、全くまとまらなくて、ついに諦めた。 最近はあまり連絡も取っていないし、こういうご時世になってしまって、会う事も無い。まぁ、元気にやってるんだろう! 将棋会館で偶然会って話すのが楽しかった。あんなに4階のカウンターが似合う人はいないと思う。 今日、4階に居るのかと思うとなんか嬉しい。 久々に関矢さんの将棋が観れるのが楽しみだ。 今なら書けそうなので、つらつら書いてみます。 ーー 関矢さんが最後の三段リーグを9勝9敗で指し分けて退会する事が決まった3月7日の夕方頃、僕は将棋会館に向かっていた。外は薄暗くて、少し雨が降っていた。 ここでは詳しく書かないがこの日は西山さんが昇段する可能性もあり、そうなれ

                                        関矢さん|山本博志
                                      • いま将棋界で起きようとしている「31年ぶりの一大事」(大川 慎太郎)

                                        コンピュータの将棋ソフトに焦点を当てたインタビュー本『不屈の棋士』(講談社現代新書)は、新書大賞2017のベスト10に入るなど、大きな話題を呼んだ。その著者で将棋観戦記者の大川慎太郎氏が、今度は羽生善治九段を中心とする羽生世代に関する連載を、講談社の月刊PR誌「本」8月号から開始! なぜ、羽生世代はこれほど強く、長期間にわたって活躍できた(している)のか? ここに連載第1回を特別公開! 将棋界には奇跡がある。 近年、お茶の間で話題になった藤井聡太のことではない(これからそうなる可能性は十分にあるだろうが)。 羽生善治を中心とした、羽生世代の棋士たちだ。 なぜ、彼らが奇跡的な存在なのか。それは将棋という弱肉強食の勝負の世界にもかかわらず、1990年くらいから最近まで、延々とトップを張り続けていたからである。 根回しや忖度などはなく、ただただ実力だけが存在する世界。力なき者はすぐに蹴落とされ、

                                          いま将棋界で起きようとしている「31年ぶりの一大事」(大川 慎太郎)
                                        • 羽生善治氏が語る、ITの進化で変わった将棋の世界 ネット対局で、どこでも誰でも上達できる時代に問われるもの

                                          さまざまな壁を乗り越えてきた各界のトップランナーによる、人生の特別講義を提供するイベント「Climbers(クライマーズ)2022 春」。本記事では、昭和から平成、そして令和と30年以上もプロ棋士として活躍し続ける羽生善治氏の講演をお届けします。将棋の世界でもトレンドとなっているAI・将棋ソフトの進化と、人間の将棋のプロが強くなっていく過程で「たくさんの手を読むこと」よりも大事なことについて語りました。 棋士・羽生善治氏が登壇 羽生善治氏:みなさん、こんにちは。将棋の棋士の羽生善治です。本日はお招きをいただきまして誠にありがとうございます。私は将棋の棋士ですので、ふだんは黙って考えている時間が非常に長いんですが、今日はこういった機会をいただきましたので、ふだんと少し勝手は違うのですが、自分なりに、一生懸命みなさんの前でお話しをしていきたいと思います。 将棋の世界は、なんとなくニュースとかで

                                            羽生善治氏が語る、ITの進化で変わった将棋の世界 ネット対局で、どこでも誰でも上達できる時代に問われるもの
                                          • 将棋ファン待望の「棋譜利用ガイドライン」公開 質問状送付した弁護士はどう見るか? - 弁護士ドットコムニュース

                                              将棋ファン待望の「棋譜利用ガイドライン」公開 質問状送付した弁護士はどう見るか? - 弁護士ドットコムニュース
                                            • 「えっ、師匠に挨拶しないで帰るの?」“30歳差”藤井聡太七段vs木村一基王位の知られざる舞台裏――教授は見た | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                              豊橋行きの新幹線に乗り、うたた寝をしながら神奈川県鶴巻温泉の陣屋での出来事が次々と頭に浮かんでいた。私は陣屋でたくさんの喜びと悲しみを見てきた。しかし木村に関するドラマはほとんどが悲劇だった。 たったひとつを除いては――。 4年前の「新宿行って終電なくなるまで飲んじゃったよ」 2016年9月27日、木村の6回目のタイトル挑戦が終わった。羽生善治王位に挑んだ王位戦7番勝負に3勝4敗で敗れたのだ。勝てばタイトル獲得の一番を負けるのはこれが8回目。控室には木村から3連敗から4連勝で王位の逆転防衛(2009年)を果たした深浦康市九段がいた。木村がタイトルを取ったら「おめでとう」を言うつもりだったが、その機会はなかった。 打ち上げからかなり時間が経ったころ、木村に話しかけられた。 2016年、第57期王位戦第7局。挑戦者の木村一基八段(当時、右)は羽生善治王位に敗れる ©共同通信社 「これが最後のチ

                                                「えっ、師匠に挨拶しないで帰るの?」“30歳差”藤井聡太七段vs木村一基王位の知られざる舞台裏――教授は見た | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン
                                              • 将棋が強くなりたいならとにかく詰め将棋をやれ仮説 - コンピュータ将棋 Qhapaq

                                                「将棋がどうやったら強くなるか」は将棋指しにとって長年の議題であると言えましょう。将棋が強くなる方法論にフォーカスした考察は詰め将棋や戦型の解説本に比べれば数は少ないものの、昭和から令和まで続く一大コンセプトになっています。 将棋の勉強方法として最も長く親しまれているのは詰め将棋でしょう。多くの詰め将棋本が棋力向上を謳っていますし、今最も熱い棋士である藤井聡太七段も詰将棋解答選手権を5連覇中であると同時に、詰め将棋に立脚した終盤の正確さに定評があります。 一方で、詰め将棋が棋力向上に本当に役に立つかについては、長らく懐疑的な意見もでています。最近の有名な記事でいえば若手強豪の一人である増田六段がマイナビのインタビューで挙げた「詰め将棋意味ない説」あたりが解りやすいです。 book.mynavi.jp 詰め将棋が意味があるのか、ないのか。はたまた、将棋は終盤勝負なのか、序盤や中盤の作戦勝負な

                                                  将棋が強くなりたいならとにかく詰め将棋をやれ仮説 - コンピュータ将棋 Qhapaq
                                                • 加藤結李愛女流に関するお知らせ|お知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟

                                                  このたび日本将棋連盟は、加藤結李愛女流初段の対局をテーブル・椅子で実施することを決定いたしました。 加藤女流初段については、先天性の筋疾患のため本人とご家族と相談の上で東京・将棋会館、関西将棋会館での対局はテーブル・椅子で対局を行うことと致しました。

                                                    加藤結李愛女流に関するお知らせ|お知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟
                                                  • 折田戦|山本博志

                                                    負けました。あーカッコ悪い。目眩がする…まぁ今まで の人生カッコ良かった記憶あんまり無いけど… ご観戦、応援下さった方々ありがとうございました。結果が出ず申し訳無いです。最後の数手は棋譜も汚してしまいました。 昨年秋に対戦が決まってから、自分の中で自然と、並々ならぬ決意で戦おうという気持ちになっていきました。準備段階からかなり苦心したので、少し振り返ろうと思います。 自分の作戦選択は大きく分けて二つある。三間飛車か、三間飛車以外か。折田さんから見て自分は一番狙い撃ちしやすいだろうから、三間飛車を採用しないメリットはかなり大きいように感じた。先手番を引いて、先手中飛車や相掛かりの採用を真剣に考えた。ネットでかなり練習したし、年末辺りまで悩んだと思うが、結局三間飛車を採用する事にした。 今思えば、最初から気持ちは一つだったのかも知れない。この先、今回以上に人生を賭けて三間飛車の対策をする人が現

                                                      折田戦|山本博志
                                                    • 棋譜利用に関するお願い|将棋ニュース|日本将棋連盟

                                                      棋譜のご使用については、当連盟や各棋戦主催社へのお問い合わせも増えていることから、両者間で協議の上、下記の通りご案内申し上げます。 <棋譜利用に関するお願い> 公益社団法人日本将棋連盟と各社が主催する棋戦で作られる棋譜は両者の共通の財産であり、棋譜の無断使用は両者の財産を損なう恐れがあります。 商業的目的に供する場合など、私的利用の範囲を超えて棋譜(図面を含む)を使用される場合は、事前に下記フォーマットへご連絡をお願いいたします。 今後も当連盟と各棋戦主催社では、棋譜の使用に関して引き続き協議して参ります。 棋譜利用に関するお問い合わせはこちらまで。

                                                        棋譜利用に関するお願い|将棋ニュース|日本将棋連盟
                                                      • 「宇宙と宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」の感想

                                                        Amazonのレビューなどに書くと過去のレビューから身バレする可能性があるのと、わざわざ別アカウントを作ってまで批評するほどのものではないと思ったので、こちらに書きます。 初めに断っておきますが、本稿は別に加藤文元先生の人格や業績などを否定しているわけではありません。また、IUT理論やその研究者に対する批判でもありません。「IUT理論が間違っている」とか「望月論文の査読体制に問題がある」などと言う話と本稿は全く無関係です。単純にこの本に対する感想でしかありません。 ---- 加藤文元先生の「宇宙と宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」を読みました。結論から言って、読む価値の無い本でした。その理由は、 「ほとんど内容がない」 この一言に尽きます。数学書としても、一般書としてもです。 本書の内容と構成本書は、RIMS(京都大学数理解析研究所)の望月新一教授が発表した数学の理論である、IUT理

                                                          「宇宙と宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」の感想
                                                        • 気付くと僕は一人で肉を焼いていた。|山本博志

                                                          昨日、大阪で新人王戦の対局があった。勝てばベスト4。気合が入っていた。 相手の池永さんが強い事は知っていたが、こちらも負ける訳には行かない。この前、関矢さんが勝てば自分も勝つ。みたいな事を書いた手前、ますます負けられなかった。 この日は三間飛車から穴熊に組んで、長く戦う姿勢だった。自分からは倒れない。粘り強く戦う事が最近のテーマだ。 専門的な感想としては、相手の端の拠点を少し甘く見たかも知れない。左辺で上手く捌いたように見えたが、全体的に苦しめな将棋だったようだ。 だがそんな細かい事は関係ない。戦っている最中は手応えを感じていた。しっかり深く読んで指していたつもりだ。 ーーだから、端の拠点に銀をブチ込まれた時、本当にめまいがした。 ギリギリ大丈夫だと思っていた自玉は、その銀で倒れていた。 10秒もあれば将棋が終わった事は分かった。 深く読んで、あえて危ない橋を渡ったつもりだった。もう取り返

                                                            気付くと僕は一人で肉を焼いていた。|山本博志
                                                          • 「就職活動をしよう」31歳プロ棋士が副業をしようと思い立った結果 | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                                            目星をつけていた健康麻雀店は…… フリーランスやYouTubeなどで活動する人が増えている今だからこそ、棋士が正社員として就職したら面白いんじゃないかと思った。アマチュアからの棋士編入試験ができたんだから、プロ棋士の就職編入試験をしてもいいじゃないか。 とりあえず、目星をつけていた健康麻雀店のホームページを開いてみる。以前と同じようにスタッフを募集していたが、よく見ると「ホール業務全般(麻雀をする場合あり)」と書いてある。滅多に麻雀をしないならここにする意味ないな……ほかにタバコが嫌いな私ができそうな店はあまり見当たらなかった。 ゲーム実況配信も以前から考えたことがある。少し専門的な話になってしまうが、Hearthstoneというカードゲームの闘技場というフォーマットで平均6勝ぐらいできていた。月間ランキングに入れるラインがだいたい7勝ぐらいと聞いたので、もう少し集中してやって運を味方につ

                                                              「就職活動をしよう」31歳プロ棋士が副業をしようと思い立った結果 | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン
                                                            • “平凡な女流棋士”だった22歳の決断「自分を変えないと、ここから先には…」渡部愛がすがった“将棋界初のコーチング”とは(いしかわごう)

                                                              現在の女流棋界は、里見香奈女流と西山朋佳女流の二強と言われている。 昨年11月に加藤桃子女流が8大タイトルの一つである「清麗」を里見から奪取したものの、それ以外の7つを里見と西山で分け合っている状態だ。女流棋界を牽引しているのは、この両者だと言っていいだろう。 彼女たちの共通点は、「奨励会」と言われるプロの養成機関に在籍経験があることだ。男性棋士と同じプロ棋士となるには奨励会で四段まで昇段しなくてはならないが、里見と西山はその一歩手前である三段まで上り詰めた。加藤も奨励会初段まで経験がある。つまり、タイトル戦の常連となっている女流棋士というのは、奨励会という環境での切磋琢磨を経験している者がほとんどなのである。 2020年10月、女流の新棋戦として創設された「ヒューリック杯白玲戦」。64名の女流棋士が1年間に渡って順位戦を実施し、優勝賞金が女流タイトル戦最高額となる1500万円であることも

                                                                “平凡な女流棋士”だった22歳の決断「自分を変えないと、ここから先には…」渡部愛がすがった“将棋界初のコーチング”とは(いしかわごう)
                                                              • 「とにかく、たっくんよりも良い結果を…」伊藤匠四段のライバルが奨励会を目指さなかった理由とは | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                                                現役最年少の棋士・伊藤匠四段(19)が、新人王戦で優勝するなど活躍している。さらにABEMAトーナメントでは、「最年少+1」で同い年のチームメイト藤井聡太三冠とともに優勝を果たした。その際にネットで大きな話題となったのが、2人が小学校3年生のときに参加した「第9回小学館学年誌杯争奪全国小学生将棋大会・3年生の部」の上位3人の写真だ。 準優勝は伊藤四段、3位は藤井三冠、そして優勝して真ん中に写るのが川島滉生さん(19)。伊藤四段と同じ「三軒茶屋将棋倶楽部」で腕を磨いてきた幼馴染だ。プロは目指さないと自分で決めたという川島さんに、伊藤四段との激しいライバル争いや「あの写真」の思い出について、なぜ奨励会試験を受けなかったのかを聞いてみた。 川島滉生(かわしま・こうせい)さん。2002年生まれ。神奈川県横浜市出身。私立攻玉社中学高校卒業。2018年、高1で全国高等学校将棋選手権男子個人の部優勝。現

                                                                  「とにかく、たっくんよりも良い結果を…」伊藤匠四段のライバルが奨励会を目指さなかった理由とは | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン
                                                                • 藤井聡太七段の師匠・杉本八段が明かす“東海の師弟物語”「永瀬さんは名古屋の終電に詳しくなった(笑)」 | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                                                  史上最年少タイトル挑戦の記録を塗り替えた17歳の藤井聡太七段。藤井の師匠・杉本昌隆八段と一門でいえば“イトコ関係”にあたる“教授”勝又清和七段が、東海の棋士の系譜と師弟の物語に迫る。 ◆◆◆ 藤井聡太の大師匠・板谷進は「弟子の成長を何よりも喜ぶ」 板谷四郎九段(1913-1995)は、40代で引退すると名古屋で板谷将棋教室を開き、中京棋界の発展に尽力し、多くの弟子を育成。私の師匠の石田和雄九段など5人の棋士が誕生した。やがて四郎の次男の板谷進九段(1940-1988)が親であり師匠でもある板谷四郎から引き継いでいく。板谷進は名古屋に将棋会館を建てよう、東海地区にタイトルを持ちかえろうとパワフルに活動した。東海が栄えるためには棋士を増やさなければならないと弟子をとった。内弟子からは小林健二九段が活躍する。小林は18歳の若さで四段に上がると、順位戦も順調に昇級し、20代でB級1組まで昇級した。

                                                                    藤井聡太七段の師匠・杉本八段が明かす“東海の師弟物語”「永瀬さんは名古屋の終電に詳しくなった(笑)」 | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン
                                                                  • 藤井聡太七段(16)が感動の名局を制して久保利明九段(43)に勝利 竜王戦決勝トーナメントを勝ち進む(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                    7月5日(金)。関西将棋会館において、竜王戦決勝トーナメント▲久保利明九段(1組5位)-△藤井聡太七段(4組優勝)戦がおこなわれました。 終局時刻は23時23分。総手数は184手。劇的な終盤戦を乗り切り、棋史に残る名局を制したのは、若き天才・藤井七段でした。 藤井七段はトーナメントを勝ち進み、次戦で豊島将之名人(王位、棋聖)との対戦が決定。またその対局料120万円も獲得しました。 藤井七段の出世将棋か 筆者はこれまで藤井七段の対局を伝える際、何度も「名局」と表現してきました。それは決して、筆者の語彙が足りないから、だけではないでしょう。今回も、それほどまでの名局。感動的な名局でした。 竜王戦決勝トーナメントを勝ち進み、タイトル戦初登場を目指す藤井聡太七段に対して、待ち構える相手は、どこまで行っても強敵ばかりです。 久保利明九段はタイトル7期、棋戦優勝6回などの実績を誇る、現代のトップ棋士の

                                                                      藤井聡太七段(16)が感動の名局を制して久保利明九段(43)に勝利 竜王戦決勝トーナメントを勝ち進む(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                    • 「時間に泣いた」藤井七段、逆転を呼んだ広瀬竜王の「タイムマネジメント」(遠山雄亮) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      19日、第69期大阪王将杯王将戦の挑戦者決定リーグ最終一斉対局が行われ、挑戦権をかけての直接対決となった広瀬章人竜王(32)―藤井聡太七段(17)戦は126手で広瀬竜王が勝利し、渡辺明王将(棋王・棋聖)(35)への挑戦権を獲得した。 注目の藤井七段は最年少タイトル挑戦を逃した。 時間に泣いたミス この広瀬竜王ー藤井七段戦は今年度の名局賞候補という声もあがる熱戦となった。 最終盤、藤井七段が広瀬玉を追い詰めたところで、広瀬竜王が藤井玉に王手を連発して猛追。 持ち時間の4時間を使い切り、秒読み(1手60秒以内に指す必要がある)に追い込まれていた藤井七段が王手への応対を誤り、広瀬竜王が鮮やかな一手で藤井七段の玉を詰みに追い込んだ。 詰将棋を得意とし、プロもその読みには一目置く藤井七段が誤るほど難解であり、またこれが秒読みの恐ろしさでもある。 藤井七段にとって「時間に泣いた」一局だった。 藤井七段

                                                                        「時間に泣いた」藤井七段、逆転を呼んだ広瀬竜王の「タイムマネジメント」(遠山雄亮) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • なぜ将棋? レッズ小泉佳穂が影響を受けた羽生善治の“直感力” 自宅では毎日1時間「まだ強くなれる」(杉園昌之)

                                                                        Jリーグ公式ツイッターで『ドリブルからシュートまで何を考えていたのでしょうか?』と質問されたときの返答が興味深かった。 《実際は考えている、というよりは、経験則による直感の連続に近いかなと思います》 浦和レッズの小泉佳穂が20節アビスパ福岡戦でJ1初ゴールを決めたときのコメントだ。ピンときた人もいるかもしれない。今季、J2のFC琉球から加入した24歳は無類の将棋好きを公言し、棋士の著書も読み漁っている。ツイッターに残した哲学的な言葉は、まさに羽生善治著の『直感力』(PHP新書)にも書かれていることなのだ。本人は影響を受けていることを否定せず、静かな口調で話し始めた。 「羽生先生の考え方はすとんと胸に落ちることが多いんです。長考(長く考える)するよりも第一感(最初の思いつき)のほうが正しいことが多いというのも、素直にうなずけました。サッカーは将棋よりも時間のないスポーツです。成功体験から導き

                                                                          なぜ将棋? レッズ小泉佳穂が影響を受けた羽生善治の“直感力” 自宅では毎日1時間「まだ強くなれる」(杉園昌之)
                                                                        • 将棋ソフト「ハニーワッフル」開発者が掲げる「不利飛車とは呼ばせない」という冷静な情熱 | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                                                          将棋の戦法は、大きく分けて二つある。序盤に大駒である飛車を動かさない「居飛車」、そして飛車を横に移動させる「振り飛車」だ。振り飛車は、大駒が盤上を飛び交う派手な展開がファンにも人気で、かつて棋界に君臨していた大山康晴十五世名人も得意としていた。 本当に振り飛車に未来はないのか ところが、近年では振り飛車党の受難の時代が続いている。現在8つあるタイトルを保持しているのは、いずれも居飛車党。名人への挑戦権を争う順位戦A級リーグに所属している棋士10人のうち、純粋な振り飛車党は1人しかいない。 理由の一つとして、コンピュータ将棋のレベルが飛躍的に上がる中で、「振り飛車は不利である」と半ば結論付けられている点がある。飛車を横に振っただけで、コンピュータによる形成判断を示す「評価値」は大幅に下がる。すると、コンピュータを研究に取り入れている棋士の多くにとって、振り飛車は端から選択肢にならないのだ。

                                                                            将棋ソフト「ハニーワッフル」開発者が掲げる「不利飛車とは呼ばせない」という冷静な情熱 | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン
                                                                          • 【インタビュー】【渡辺明王将】勉強は嫌いだけど、負けるのはもっと嫌。現役最強棋士が語る「才能と努力」 - ライブドアニュース

                                                                            「努力とは、息をすること」。今春、念願の初タイトル・叡王を手にした永瀬拓矢は、みずみずしい感性で「努力」の定義をそう示した。希代の天才棋士・羽生善治は「才能とは、続けられること」と説く。 一般的に「努力=苦労」と結びつけやすいし、「才能=天から与えられた自分の力ではどうにもならない能力」と思われがちな2つの単語。一般社会を生きる私たちと、“天才たち”の語彙のギャップに興味が湧く。 厳しい勝負の世界を身一つで戦い、切り開いて生きる棋士たちにとっての「才能と努力」観とは―? 複数冠獲得に挑む者。再び玉座を狙う者。初タイトルや、神の領域とも言える通算100冠を見据える者―。 第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグには、現在の将棋界の顔とも言える個性豊かな7人の棋士が集結した。待ち構える大将は、将棋界最強の男・渡辺明。8棋士の素顔と感性に迫り、読者とともに“天才の視点”を体感していきたい。 リー

                                                                              【インタビュー】【渡辺明王将】勉強は嫌いだけど、負けるのはもっと嫌。現役最強棋士が語る「才能と努力」 - ライブドアニュース
                                                                            • 次世代の定跡のゆくえ――佐藤天彦の「思考法」とAIが広げる将棋界の未来 | Mugendai(無限大)

                                                                              将棋棋士。1988年、福岡県福岡市生まれ。5歳の頃に将棋を始め、10歳で中田功八段門下として奨励会入会、2006年にプロ棋士となる。2008年、第39期「新人王戦」にて棋戦初優勝。2016年、第74期「名人戦」にて羽生善治氏を破り、16年ぶりに20代で名人位を獲得、2017年、2018年と2期の防衛を果たす。2016年の第2期「叡王戦」に優勝し、翌年の第2期「将棋電王戦」にてコンピュータ将棋ソフトPonanzaと現役名人として初めて対局した。 2016年、「第74期名人戦」において羽生善治名人を破り、16年ぶりの20代新名人として世間の話題をさらった棋士がいる。ファッションとクラシック音楽を愛する稀代の棋士、佐藤天彦九段である。現在(2019年)31歳。今春行われた「第77期名人戦」では、3年間保持し続けたタイトルを豊島将之新名人に譲り渡すも、ネクストジェネレーションの台頭著しい将棋界にお

                                                                                次世代の定跡のゆくえ――佐藤天彦の「思考法」とAIが広げる将棋界の未来 | Mugendai(無限大)
                                                                              • 将棋の「もう一人の藤井」。藤井猛九段は、何がすごいのか? | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                                                                「観る将」ということばが、テレビの特集や書籍のタイトルになるなど、広がりを見せている。 ことばの意味は「将棋観戦を楽しむファン」のこと。これまで、将棋ファンといえば、当然のように将棋を指す人のことを意味していた。しかし、この「観る将」ということばの登場によって、自らはほとんど指さないものの、熱心に対局を観るファンの存在が、大きく認識されるようになった。 ただの「解説が面白いおじさん」じゃない また「観る将」は、たとえ棋力が低くとも、将棋を観戦し、集い、みんなで楽しめるんだと思わせてくれる、魔法のようなことばでもあると感じている。

                                                                                  将棋の「もう一人の藤井」。藤井猛九段は、何がすごいのか? | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン
                                                                                • 藤井聡太は「見た目と能力が違いすぎる『驚きの少年』」だった | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                                                                  プロ棋士のことばでわかる、藤井聡太七段の進化ぶり 本稿は「藤井聡太七段 初タイトル獲得か――」というこの契機に、その強さをプロ棋士のことばを借りて表現してみようとするものだが、様々な証言を時系列に並べてみると、その進化ぶりに魅きつけられた。 14歳でデビューしたときから「すごい」と注目を集めてきた藤井だが、その「すごい」がどんどん変わっていることが、ビシビシと伝わってくる。 敢えて例えるならば、映画『シン・ゴジラ』において、ゴジラに対する評価が、その形態が変わるごとにどんどん白熱化していく様に近いだろうか。 では、これから棋士が残したことばによって、藤井聡太の軌跡を少し振り返ってみよう。前編となる今回は、小学2年生から中学の終わりまでに言及したことばをつないでいく。共にその進化のスピードに驚いてもらいたい。 「伸びるタイプの子ども」だった小学2年生 幼少期の藤井聡太を評したことばを探すと、

                                                                                    藤井聡太は「見た目と能力が違いすぎる『驚きの少年』」だった | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

                                                                                  新着記事