ロシアに天然ガスを依存する欧州が米国や中東からの代替調達に動いている。日本経済新聞社が船舶の位置を捕捉する衛星データを分析したところ、欧州海域では液化天然ガス(LNG)の運搬船が7割増えた。天然ガスの多くはロシアから陸路で輸入しており、ウクライナ問題で止まることを懸念しているためだ。過去最低水準にある天然ガスの在庫の減少を止め、どれだけ増やせるかは欧州のロシア戦略を左右する。衛星データを分析し
4月9日、フランスのマクロン大統領は声明で、欧州は台湾を巡る危機を加速させることに関心はなく、米中の双方から独立した戦略を追求すべきだとの考えを示した。写真は広東省広州の中山大学を訪問したマクロン大統領。4月7日、代表撮影(2023年 ロイター) [9日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は9日発表の声明で、欧州は台湾を巡る危機を加速させることに関心はなく、米中の双方から独立した戦略を追求すべきだとの考えを示した。 マクロン氏は3日間の中国公式訪問から戻ったばかり。中国では習近平国家主席から温かい歓迎を受けた。 中国は、台湾の蔡英文総統が5日にマッカーシー米下院議長と会談したことに反発し、8日から台湾周辺で軍事演習を開始している。 マクロン氏は中国訪問中、仏紙レゼコーと米政治専門サイト「ポリティコ」の共同インタビューに応じ、欧州は対立を加速させず、米中間の第3極としての地位を築くため
欧州、広がる反マスク 「自由の侵害」と反発―新型コロナ 2020年08月10日07時06分 「マスクを外そう」と書かれたプラカードを手に行進するドイツの反マスクのデモ参加者=1日、ベルリン(AFP時事) 【パリ時事】新型コロナウイルスの感染が再び拡大している欧州で、政府のマスク着用義務化に反発する動きが広がっている。賛同者の多くは「ウイルスを防ぐ効果はない」と主張し、ドイツや英国でデモを実施。フランスでもデモ開催が呼び掛けられており、当局は警戒を強めている。 マスク戦争勃発?なぜアメリカ人はマスクを嫌がるのか マスク反対派の多くは、マスクを着用するかどうかは個人の自由だと主張。「暑い」「息ができない」などの理由も挙げる。 ベルリンでは今月1日、約1万7000人がマスクを着けずに、「われわれの自由が侵害されている」などと書かれたプラカードを掲げて行進。参加した男性はロイター通信に、「私たちを
NETFLIXのドラマ『梨泰院クラス』でも知られる梨泰院(イテウォン)。ナイトクラブで集団感染が起きた(写真:Lee Jae-Won/アフロ) 新型コロナは今のところ6系統が存在する 新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加している。国内における1日の新規感染者が2桁にとどまっていた5月から6月にかけての楽観的な状況は一変し、6月下旬からは3桁台が続いている。厚生労働省によると、1日のPCR検査の件数(結果判明日)が7月3日に1万件台を突破しており、検査件数の増加も感染者増の一因だが、感染第2波の到来といってもおかしくない状況だ。 現在、蔓延している新型コロナは世界を席巻している「欧州株」である可能性が高い。この7月には、NETFLIXのドラマ『梨泰院クラス』で知られる韓国のナイトスポット、梨泰院(イテウォン)で集団発生したウイルスが欧州株だと韓国で報じられている。 過去に日本ではPCR検
スホイ(Su)-27に乗ったオレクサンドル・オクサンチェンコ大佐(54) [ウクライナ831航空戦術旅団 フェイスブック] ウクライナの領空を守った「シルバーウルフ」に退役はなかった。ロシアが侵攻すると、直ちに祖国の空に復帰した。そして味方から敵機を引き離そうとしたが、ついに空で散華した。 【写真】ウクライナ上空で撮影されたミグ29戦闘機 「シルバーウルフ」と呼ばれるウクライナのトップガン(最優秀パイロット)オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐(54)がロシア戦闘機との空中戦で死去したと、ウクライナ軍が明らかにした。 ウクライナのゼレンスキー大統領は先月28日(現地時間)、「世界最高の戦闘機操縦士の一人、オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐が空中戦で死去した」とし「彼は(作戦中)敵の航空機を迂回させた」と伝えた。ゼレンスキー大統領はこの日、オクサンチェンコ大佐を含む軍人12人に英雄称号を授
欧州委員会がAppleに18億ユーロ超の「制裁金」 App Storeにおける音楽ストリーミングアプリの扱いを「悪質」と判断:Appleも反論 ※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 欧州委員会(EC)は3月4日(中央ヨーロッパ時間)、Appleに対して18億ユーロ(約2939億円)超の制裁金を課す決定を下したことを発表した。iPhone/iPad向けの「App Store」における音楽ストリーミングアプリの配信について、「市場における独占的地位を悪用した行い」が、欧州連合(EU)の反トラスト規則に違反したためだという。 本件を受けてAppleも3月4日(米国太平洋時間)に声明を発表し、ECの決定が「盛り上がりを見せ、競争もあり急速に成長している市場の現状を無視したものだ」と批判している。 ECの決定の概要 EU加盟国を含む「欧州経済領域(EEA)」では、EUの定める各
1万ドルの中国格安EVが欧州上陸へ、大手自動車メーカーは戦々恐々 Albertina Torsoli、Anthony Palazzo 中国の低価格の電気自動車(EV)は既に欧州に進出しており、域内最大の産業の一つに打撃を与えている。昨年テスラを抜いて世界首位のEVメーカーとなった比亜迪(BYD)は、この脅威をさらに強めようとしている。 BYDは先月、1万ドル(約156万円)弱のハッチバック「シーガル(海鴎)」を来年欧州に投入する計画を発表し、クルーズコントロールやワイヤレス電話充電など、通常はより高価格の自動車に搭載される機能を提供する方針を明らかにした。BYDの幹部は、関税や欧州規格に適合させるための変更を加えても、シーガルを2万ユーロ(約340万円)未満で販売すると約束している。 これは、ステランティスやルノーなどがエネルギー転換の橋渡し役として期待している小型EVよりも、大幅に低い価
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、茂木外務大臣は近く、アメリカや中国、韓国の全土やヨーロッパのほぼ全域など、新たに49の国と地域からの外国人の入国を拒否する方針を明らかにしました。入国拒否の対象は73の国と地域になりました。 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、政府は海外に滞在している日本人や、渡航を予定している人に向けた「感染症危険情報」を段階的に引き上げるとともに、水際対策として感染者が多い国からの外国人の入国を順次拒否する措置を出しています。 茂木外務大臣は記者会見で、アメリカなど世界49の国と地域の「感染症危険情報」を31日、渡航中止を勧告する「レベル3」に引き上げたと説明しました。 また、近く現地に過去2週間以内に滞在した外国人の入国を拒否する方針を明らかにしました。 新たに外国人の日本への入国を拒否するのは、アメリカやカナダ、また、ヨーロッパではイギリスや
「日本のアニメから日本が好きになった」 「旅をして清潔さや電車の時間が正確なことに驚いた」 これはSNSにも集まる「日本が好き」という海外の方の声の一部だ。 しかし日本が好きで研究を始めたら、また別の面が見えてくることもある。 ジャーナリストの栗田路子さんはベルギー在住。先日『ヨーロッパ日本研究協会(EAJS)』が開催するカンファレンスに参加すると、驚くような研究発表がなされたという。 「何度も何度も日本に足を運び、合計すると何年も日本に住み、平均的日本人以上かと思うほど日本の新聞や雑誌に毎日のように触れて、”日本の家族”と呼ぶほどの近しい人々や友人のネットワークをしっかり培う」ような研究者たちが「日本ヤバイ」と感じ、それを発表していたのだ。 栗田さんが研究者たちの伝える日本について綴った前編では、東日本大震災で原発事故があってもなお「ショウガナイ 」で原発依存を受け入れたり、ウクライナ侵
サッカーは選手やボールが複雑に絡み合う動的なスポーツである。それゆえに野球のようなデータ分析、選手評価は難しいと考える人が多いのではないだろうか。実際、野球界、特にMLBでは選手の総合評価指標WAR(Wins Above Replacement)が市民権を得ているが、サッカーにこうしたスタッツは見られない。リオネル・メッシについて、ゴール数が話題になることはあっても、そのさらに先の目標である「チームの勝利をどれだけ増やしたか」が議論の的になることはない。選手評価においてサッカーはまだまだ未熟に映る。しかし実はサッカー界にも、野球に似た評価を用いて強化を行い、大きな成功を収めた例がある。イングランド・プレミアリーグに所属するリヴァプールFCだ。今回は野球とサッカーにおける評価の違いを比較しながら、リヴァプールFCがいかにして総合評価指標を作り上げたか、また活用しているかを紹介したい。 目次
欧州連合(EU:European Union)加盟国17カ国が共同で、独自の2nmノードによるカスタムプロセッサ開発に合意しました。 約18兆3千億円を投資し、開発 Wccftechによれば、EU加盟国であるベルギー、フランス、ドイツ、クロアチア、エストニア、イタリア、ギリシャ、マルタ、スペイン、オランダ、ポルトガル、オーストリア、スロベニア、スロバキア、ルーマニア、フィンランド、キプロスの17カ国が、独自の2nmノードとカスタムプロセッサの開発に関する宣言に署名したとのことです。 EUはこれらの開発に最大1,450億ユーロ(約18兆3千億円)を投資するようです。開発資金は今後2年〜3年以内に、本宣言に署名した17カ国により確保される予定です。 独自の組み込みプロセッサの開発も視野 EUの目的は、高速通信、自動運転車、航空宇宙産業、防衛、ヘルスケア関連向けに信頼性が高く低消費電力のプロセッ
[ブリュッセル 25日 ロイター] - 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は25日、新型コロナウイルス感染拡大が夏に終息する公算は小さいとの見通しを示した。研究結果によると、シンガポールのような高温多湿の熱帯地方でも、ウイルスの活動が弱まらないという。 【動画】「家へ帰れ!」 イタリアの市長、ロックダウン無視の人々に怒り ECDCは、この分析が「感染者の隔離や職場でのソーシャル・ディスタンシング(社会的距離戦略)、学校閉鎖など一連の措置の重要性を浮き彫りにした」と指摘した。 さらに、迅速に対応しなければ、欧州では4月半ばまでに集中治療室の病床が不足すると警鐘を鳴らした。 また、新型コロナが空中で最長3時間生存するほか、銅に付着した場合は最長4時間、段ボールは最長1日、プラスチックやステンレスは2─3日生存するというデータも示した。
欧州連合(EU)はTikTokに対し、動画視聴で報酬を得る新アプリ(TikTok Lite)に関する詳細情報を求め、子どもにとって中毒になりかねない機能の停止を命じる可能性があると警告しました。 米国国営国際放送の美國之音の記事より。 TikTok liteは安全か? 動画を見るだけでポイントが貯まる EUの執行委員会は、TikTok Liteアプリがフランスとスペインで開始された際にEUの新しいデジタル規則に違反したかどうかを判断するための正式なプロセスを開始すると述べました。 TikTokは先週、ソーシャルメディア・プラットフォームを一掃するために昨年施行されたデジタルサービス法に新しいアプリが準拠しているかどうかについての情報提供要請に応じませんでした。 TikTok Liteは、TikTokのメインアプリを縮小したもので、ユーザーは報酬を得ることができます。動画を見たり、コンテンツ
星の模様があしらわれた、ベルトに取り付ける容器。3200年前のトレンゼ川渓谷の戦場跡でまとまって発見された31点の青銅器遺物の1つ。(PHOTOGRAH BY J. KRÜGER, UNIVERSITY OF GREIFSWALD) 北ドイツ、トレンゼ川渓谷に沿った数キロもの範囲で、1997年以来、考古学者たちが発掘を続けている。見つかるのは、紀元前1200年ごろにこの川岸で戦って死んだ人々の遺骨や遺物だ。これまでに武器や1万2000点もの人骨が見つかり、人骨はほとんどが健康な若い男で、140人を超える人のものと確認された。戦いに参加した人数は数千に及び、おそらく1日で終わったと考えられている。青銅器時代では圧倒的なスケールの戦闘だった。 より古い時代にヨーロッパで大規模な戦いがあったという記述は、ギリシャやエジプトなどに残されている。しかし、そうした戦場の遺跡は見つかっていない。トレン
「いや、お前が言うなよ」 これは、僕が海外生活において脳内で発したランキング、堂々1位のセリフです。自分の実力、過去の言動、現在置かれた立場、すべてを棚に上げて平気な顔で意見を言ってくる西洋や南米、アフリカの人たちに対しての第一感であり、「いやいやいや、お前が言うなよ」が第2位であることを考えても、その突出具合は際立っています。 「自分のことは棚に上げる」どころか、あげた棚ごと鍵をかけて窓から放り投げ、割った窓を背景に腕を組んで仁王立ちしているくらいの整合性の取り方の時もあり、僕は困惑や怒りを通り越して尊敬の眼差しを送ることになります。どの口が言うんだよ、よりも先に、反射とも取れるような速度で心の中にある意見を口から表出できることへの羨ましさを感じるのです。 それってこどもの特権じゃないの?と思いつつ、その意見が(僕にとっては)どんなにピントが外れたものでも、目を見て、素早く、堂々と言われ
「モナリザ」を保護する強化ガラスを拭き取る美術館スタッフ=29日、パリ(@Sara_Algabaのツイッターから=ロイター) 【パリ=三井美奈】欧州で、環境活動家の暴走が止まらない。美術館でゴッホやモネの名画が相次いで攻撃され、各地で道路や橋が封鎖された。過激な抗議デモは、米国の富豪マネーが支えている。20世紀の「石油王」の孫娘が、スポンサーだと名乗り出た。 パリの国会議事堂前で2日、数十人が座り込み、路面に体を接着剤で固定するデモを行った。メンバーが「変化を起こすぞ」と叫び、警察に引きずられながら連行される様子がインターネットで動画配信された。同様のデモは2日前、付近の高速道でも起きた。活動家が文化遺産の屋根によじ登る騒ぎもあった。 一連のデモは「最後の革新」という環境団体が行った。参加したロバンさん(29)は、「地球は死に瀕している。手荒な手段もやむをえない」と正当化した。メンバーのほ
ロシア、欧州評議会脱退を通告 人権条約からも離脱 2022年03月16日09時57分 【パリ時事】人権問題などについて協議する欧州評議会は15日、ロシア外務省から脱退通告を受けたと発表した。AFP通信によると、脱退が決定すれば、ロシアは欧州評議会が制定した欧州人権条約からも離脱。ロシア国民は欧州人権裁判所にロシアの人権侵害を訴えることができなくなる。 ロシアが生物・化学兵器使用も 米、「偽旗作戦」警戒 欧州評議会は声明で、ロシアのウクライナ侵攻を受け、「(加盟各国議会議員で構成される諮問機関の)議員会議は満場一致で、ロシアはもはや加盟国であるべきではないと見なした」と指摘。16日に加盟各国外相で構成される閣僚委員会の臨時会合を開催すると明らかにした。 国際 コメントをする
“犯罪者チャット潜入捜査”成功させた欧州警察のマルウェア大作戦 暗号破って通信を傍受、数百人逮捕:この頃、セキュリティ界隈で(1/2 ページ) 「当社のドメインが不法占拠されました。高度な攻撃を仕掛けられ、セキュリティを弱めるマルウェアを使われたために、もはやあなたのデバイスの安全性を保証できません。直ちにデバイスを破棄してください」――。高度な暗号化と完全な匿名性をうたっていたメッセージングサービスのプロバイダーが、ある日、顧客にそんな通知を送信した。 通知を受け取った顧客は、世界各国で殺人や麻薬取引などにかかわっていたとされる犯罪組織のメンバーだった。そして「高度な攻撃」を仕掛けていたのは欧州の捜査当局。この時点で既に同サービスに潜入し、ユーザーが取引交渉や犯行の計画などについて送受信するメッセージを密かに傍受して、内偵捜査を進めていた。 欧州刑事警察機構(Europol)や英国家犯罪
(2021年6月9日発表:鎌田大地の市場価値16M€から25M€へアップで日本人最高額) はじめに 選手の推定市場価値は余り実績を反映していない! 活躍度を4つの尺度で算定してみた ポジション別ランキング まとめ 世界サッカー リーグ・クラブ ランキング はじめに サッカー選手個人の活躍を表す指標は見当たらない。選手の価値を表す指標には推定市場価値があるが、これは移籍金の目安として使われているが、活躍度と必ずしも比例しない。 リーグが違いクラブが異なれば、選手の活躍度を比較するのは非常に難しいが、2020-2021年度欧州でプレーした主な日本代表クラスの活躍度合を独自の視点で評価。 本記事の活躍度ランキングは、リーグの世界ランキング、クラブの世界ランキング、出場時間、得点などをベースに算出。FW、MF、DF、GKをほぼ同じ基準でランキングしているが、ポジション別ランキングとして紹介。 本記
世界の電気自動車(EV)市場に目を向けると、購買力という点で中国は圧倒的な存在だ。写真は4月、ドイツ・ツウィッカウにあるフォルクスワーゲンのEV工場近くで撮影(2022年 ロイター/Matthias Rietschel) [リトルトン(米コロラド州) 5日 ロイター] - 世界の電気自動車(EV)市場に目を向けると、購買力という点で中国は圧倒的な存在だ。昨年販売されたEVの2台に1台は中国で買われており、今後何十年も国・地域別のEV販売台数でダントツの首位を守り続けるだろう。 しかし、EV市場における他の重要な幾つかの指標、具体的には自動車販売台数全体に占める割合、既存の自動車在庫に対する比率、人口100万人当たりの販売台数といった分野では、欧州が世界の中で大きくリードしている。これはEV産業の動きを包括的に理解しようとする人々にとって、注目に値する状況と言える。
2020年の欧州での電力は再生可能エネルギー発電が38%を占めて化石燃料発電の37%を上回った/Bartek Sadowski/Bloomberg/Getty Images ニューヨーク(CNN Business) 欧州で2020年、再生可能資源由来の電力が、初めて化石燃料由来の電力を上回ったことが、シンクタンクのエンバーとアゴラ・エネルギーベンデがまとめた年次報告書で分かった。 同報告書では2015年以来、欧州連合(EU)の発電動向を継続的に調査している。それによると、昨年の電力は再生可能エネルギー発電が38%を占め、化石燃料発電の37%を上回った。 EUでは風力や太陽光などの発電が増えており、いずれも2015年以来ほぼ2倍に増加。昨年はEU諸国の発電量の5分の1を占めた。一方で、石炭による発電は20%減り、欧州の発電量に占める割合はわずか13%になった。 報告書をまとめたエンバーの上
欧州連合(EU)に輸入されるハチミツの半分にシュガーシロップが混入されている疑いがあることが明らかになった。欧州当局がこのほど調査結果を発表した。 欧州委員会の欧州不正対策局(OLAF)と合同調査センター(JRC)が主導した調査で、2021年11月から2022年2月にかけて無作為に抽出した輸入ハチミツの320のサンプルの46%が純粋なハチミツではなかった。 欧州以外の国から輸入されているハチミツのほぼ50%に米、小麦または甜菜から作られたシュガーシロップが混ざっているという。 偽ハチミツは主に中国とトルコから 欧州の規制では、ハチミツへの添加は禁止されている。検査したサンプルの46%に添加が確認され、欧州で消費されるかなりのハチミツが偽物と言ってもいいだろう。 「欧州のハチミツの輸入量は年間17万5000トンで、米国に次いで世界で2番目に多い」と仏紙ルモンドは報じている。 偽のハチミツの多
高騰するエネルギー価格 ヨーロッパで今、エネルギー危機が起きている。欧州連合(EU)27カ国のエネルギー価格は8月、消費者物価ベースで前年比+11.0%まで上昇が加速した(図表1)。先行指標となる卸売物価ベースのエネルギー価格はさらに強いピッチで上昇が加速しており、歯止めは一向にかかりそうにない。一体なぜ、こうした状況に陥ったのだろうか。 まずは急速な景気の回復に伴い、エネルギー需要が急増したことがある。4-6月期の実質GDP(国内総生産)は前期比+2.1%と、いわゆる「行動制限」が緩和されたことに伴って力強い成長を記録した。7-9月期以降、景気の回復テンポは鈍化すると予想されるが、こうした景気の急回復がエネルギー需要の急増につながった側面は大きい。 より重要な要因は、ヨーロッパが推進する「気候変動対策」にある。ヨーロッパは石油や石炭などを用いる従来型の化石燃料による発電に替えて、再生可能
練習に臨む寺内健(右)、坂井丞組(ミキハウス)。坂井のへんとう炎のため、2日に行われる男子シンクロ板飛び込み予選を棄権した=2021年5月1日、東京アクアティクスセンター - 写真=時事通信フォト ■怒りの声が上がった飛び込みW杯 市民の間では「東京五輪は中止せよ」の声が止まず、コロナの感染拡大は依然収まらない。そんな中、海外から選手を呼んで五輪最終予選とテスト大会を兼ねた水泳飛び込みのワールドカップ(W杯)が5月1日~6日、東京都内で実施された。 【写真】大会初日、選手らに配られたお弁当。揚げ物はいくつかの種類から選べたようだが…… 選手らは厳しいコロナ対策の中で大会に臨んだが、宿舎から出られず缶詰め状態、食事は全食が弁当支給と、おいしい日本食を期待してやってきた選手たちからは「なんだこの食事は! 」と失望や不満が続発。東京五輪が標榜してきた「おもてなし」を発揮するべきはずが、全て吹き飛
スモッグに覆われたブルガリアの首都ソフィア(2018年12月3日撮影、資料写真)。(c)Dimitar DILKOFF / AFP 【4月24日 AFP】欧州で毎年、大気汚染が原因で18歳未満の子ども1200人以上が早死にしていることが、24日公表の欧州連合(EU)欧州環境庁(EEA)の報告書で明らかになった。成人後に慢性疾患を発症するリスクも高まるという。 調査はEU加盟27か国を含む30か国以上を対象に行った。主要産業国であるロシア、ウクライナ、英国は含まれておらず、欧州全体の死者はさらに多いとみられる。 大気汚染は近年改善傾向にあるものの、欧州の多くの国で主要な大気汚染濃度レベルが世界保健機関(WHO)のガイドラインを上回っており、特に中・東欧とイタリアが顕著だという。 EEAは昨年11月、EU加盟国とアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス、トルコで、大気汚染が原因で2
外電では韓国・ソウルの梨泰院群衆雪崩、国内では統一教会犯罪にオリンピック汚職、中小の事件も含めスキャンダルが並んでいます。 一方、欧州に目を向けるとあまり目立った報道がなされませんが、「エコテロリスト」の「名画いじめ」が派手に続いています。 10月26日、オランダはハーグのマウリッツハウス美術館に所蔵されるヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」に、なんと「ハゲ頭を接着」しようとするエコテロリストが出現(https://www.artnews.com/art-news/news/climate-activists-sentenced-prison-belgium-girl-with-a-pearl-earring-1234645340/)、みっともない犯行の一部始終が、仲間の撮影で公開されているので(https://www.youtube.com/watch?v=6cs2Gtyr88
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