生物の大量絶滅期に起きる温暖化と寒冷化は、大規模な火山活動や小惑星衝突で地下にある堆積岩が加熱される温度と時間で決まるという仮説を、東北大学の海保邦夫名誉教授が唱えている。地球では過去に5回、生物が急激な気候変動によって大量絶滅した時期がある。恐竜が絶滅した約6600万年前は小惑星が衝突して、上空に舞い上がったちりなどが日光を遮って寒冷化したとされる。ただ、絶滅につながった気候変動の多くは詳し
およそ11年の周期を持つ太陽の活動が、2024年でちょうど極大期を迎えており、太陽から放出される太陽風の量が例年よりも増加し、太陽嵐が発生しています。この影響で、通常であれば極地でしか発生しないオーロラが日本を含めた比較的低緯度の地域でも観察されています。 CME impact imminent, Two more earth-directed CMEs | SpaceWeatherLive.com https://www.spaceweatherlive.com/en/news/view/533/20240510-cme-impact-imminent-two-more-earth-directed-cmes.html 2024年5月10日にNASAの太陽観測衛星であるソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーが撮影した太陽フレア。このフレアはX3.9クラスのフレアとして分類され、これまで
南米 ブラジルの南部で4月の末から続く大雨では、死者の数が145人に上っています。こうした中、この夏のパリオリンピックへの出場を断念して被災地での支援活動を行う選手も出るなど支援の輪が広がっています。 ブラジル南部のリオグランデドスル州では、4月末からの大雨で各地で大規模な洪水が起き、現地の防災当局は12日の時点で145人の死亡が確認され、132人の行方が分からなくなっていると発表しました。 救出活動が続く中、地元メディアなどによりますと現地ではこの夏のパリオリンピックへの出場を断念して被災者の支援を行う選手も出ています。 このうち、地元の州出身のエバウド・ベッケリ選手とピエドロ・トゥテンハーゲン選手の2人は、5月19日からスイスで行われるボート競技のひとつであるローイング男子の予選に出場する予定でしたが、被災地に残り、ボランティアを続けることを決めました。 トゥテンハーゲン選手は「オリン
磁気嵐速報 過去3時間の地磁気活動 昨日の地磁気活動 最新の観測結果 *昨日、今日のデータは暫定値のプロット図です。 また日付は世界時(UTC)に準拠します。世界時(UTC)に9時間を足すと日本時間になります。 新着情報 2024年3月分のK指数日合計(柿岡)、月別概況、地磁気スペクトル(柿岡)を掲載しました。(R6.4.30) 英文ページをリニューアルしました。(R6.4.3) 地磁気観測所テクニカルレポート第19巻第1号を刊行しました。(R6.4.3) 【研究者向けのお知らせ】 過去の地磁気ブロマイド記録(アナログ記録)から求めたデジタル毎分値,7.5秒値(女満別,鹿屋1967年),アナログ記録画像(女満別1962年,鹿屋1962~1963年)を公開しました。(R6.3.27) 地磁気観測所ニュースを発行しました(第80号[pdf 8.56MB])。(R5.12.4) 令和5年度の調査
報道発表日 令和6年5月11日 概要 地磁気の大きな乱れが、11日02時05分から始まり、変動幅は 517nT(ナノテスラ)に達しました。 本文 気象庁地磁気観測所(茨城県石岡市柿岡)では、現在地磁気の大きな乱れを観測しています。地磁気の乱れの特徴がよくあらわれる地磁気の水平成分の変化は、11日02時05分に始まり、その後現在も続いています。変動幅は最大で 517nTに達しました(添付資料参照。1924年以降では1941年7月4日に700nT以上の記録が最大)。 今回のように大きな地磁気の乱れが起きると、通信障害等が発生する場合があります。 この地磁気の乱れは、5月9日頃から発生している太陽表面での爆発に対応するとみられ、国立研究開発法人 情報通信研究機構によると大規模なフレアが数回発生したとの発表があることから、今後も注意深く観測してまいります。 最新の地磁気の観測状況は、気象庁地磁気観
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、日本時間5月8日(水)10時41分以降、10日(金)2時44分までに、太陽面中央付近に位置する黒点群13663および13664で大規模な太陽フレア5回を含む複数回の太陽フレアの発生を確認しました。この現象に伴い、コロナガスが地球方向へ放出したことが複数回確認されました。コロナガスは、日本時間の5月10日(金)の夜以降、順次到来することが予測されています。 この影響で、地球周辺の宇宙環境が数日間大きく乱れる可能性があり、地球周辺の人工衛星の障害やGPSを用いた高精度測位の誤差の増大、短波通信障害などが生じる恐れがあり、宇宙システムの利用に注意が必要です。今後数日間は、この非常に活発な黒点群による同規模の太陽フレア及び関連現象の発生に注意が必要です。
大規模な太陽フレアが5月7日ごろから頻発し、情報通信研究機構(NICT)が注意を呼び掛けている。この影響で「早ければ10日午後6時ごろ」から、GPSや長距離通信などに障害が発生する可能性があるという。 NICT宇宙環境研究室の津川卓也室長によると、「今回は3日間で5回ほど、立て続けにXクラスの太陽フレアが発生し、コロナのガス放出が観測された。これが地球に到達すると磁場が乱れ、人工衛星の障害、GPSの誤差拡大、短波通信への影響などが考えられる」という。 Xクラスとは、太陽フレアの規模を示す5段階の基準のうち、最も強いクラスのこと。太陽フレアによって放出されたX線の強度によって分類する。ただし今回の場合は「Xの中では下の方」だという。 NICTは、注意喚起のため臨時ページを公開する予定だ。「早ければ10日午後6時ごろから影響が出て、数日間続く見通し」(津川室長)。 関連記事 大規模な太陽フレア
ひとまず5/9朝のリアルタイム情報のメモを作っておきます。いまのNOAA公式の予測では、世界時で5/11に切り替わる頃、つまり日本時間の5/11(土)の朝からが磁気嵐の本番です。磁気嵐のピークは5/11 6~9 UTつまり日本時間の5/11 (土)の午後3時~6時で、その後も数時間は活発ということで、日本時間で土曜夜は、北海道からオーロラが見られるチャンスが最大です。 :Product: 3-Day Forecast :Issued: 2024 May 10 0030 UTC # Prepared by the U.S. Dept. of Commerce, NOAA, Space Weather Prediction Center # A. NOAA Geomagnetic Activity Observation and Forecast The greatest observed 3
(CNN) ブラジル南部リオグランデドスル州で数日前から豪雨が続き、当局によると少なくとも57人が死亡、373人が行方不明になっている。 当局の発表によると、被害は281市に及び、負傷者は少なくとも74人。 地元政府が被災地に非常事態宣言を出した。対象の住民は6万7000人あまりで、このうち1万人近くが住まいを失い、4500人あまりが臨時の避難所に収容された。一部のダムはこのレベルの水量を想定していないため、当局が注意深く監視中だが、今のところ差し迫った決壊リスクはないとされる。 ルラ大統領は2日、救援活動を統括する現地当局者らと面会した。 リオグランデドスル州のレイテ知事は、「われわれは不幸にして歴史的災害を目の当たりにしている。物的被害は甚大だが、現時点の焦点は救助作業だ。まだ助けを求めている人々がいる」と述べた。 現場からの画像には、一部地域で泥水が屋根まで達し、住民やペットがゴムボ
冷たい飲み物を片手に歩く女性。ミャンマーのヤンゴンで(2024年4月25日撮影、資料写真)。(c)Sai Aung MAIN / AFP 【4月29日 AFP】東南アジア諸国が熱波に見舞われる中、ミャンマーでは28日、4月の気温として同国観測史上最高となる48.2度を記録した。 ミャンマー気象庁の発表によると、48.2度を記録したのは中部マグウェ(Magway)地域の町チャウク(Chauk)。56年前に同国で観測が始まって以降、4月の気温としては最高となった。 また同日、商業の中心地ヤンゴン(Yangon)では40度、第二の都市マンダレー(Mandalay)では44度を記録した。 チャウクはミャンマーの乾燥した中央平原に位置する。住民は「暑すぎて、みんな家に閉じこもっていた。このような状態では何もできない」とAFPに語った。 世界気象機関(WMO)は、アジアは特に急速なペースで温暖化が進ん
大地震前兆現象の仕組み解明 上空の電子変化、予知に期待―京都大 時事通信 社会部2024年04月19日14時01分配信 京都大の時計台=京都市左京区 地震の規模(マグニチュード)が6.0以上の大地震発生前に上空で電子の数が変化する現象について、京都大の研究グループは19日までに、プレートや断層の粘土に含まれる水分が地震前の微小な震動で帯電し、上空に電気が伝わることで生じると発表した。 津波、1分で沿岸到達か 東北大が分析―能登地震 京都大大学院の梅野健教授(数理工学)は「前兆現象の仕組みを科学的に示すことができた。大地震を予知して警戒を促すシステムの実現が期待できる」と話している。研究成果は3月、国際学術誌の電子版に掲載された。 東日本大震災や熊本地震、能登半島地震などでは、地表から約300キロ上空にある電子が集まる「電離圏」で、発生約1時間前に電子の数に変化が生じる現象が観測されている。
蚊が媒介し、高熱などの症状を引き起こすデング熱の感染が広がっている南米のブラジルでは、ことしに入ってからの死者が1400人を超えてこれまでで最も多くなっています。現地ではウイルスの働きを抑える物質を持った蚊を大量に放ってデング熱の感染拡大を防ぐ取り組みが本格化しています。 デング熱は蚊を媒介とし、感染すると高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こす感染症です。 ブラジルでは、ことしに入ってこれまでに330万人以上が感染し、1457人の死亡が確認されました。 ことしの感染者数と死者数はすでに去年1年間の合計を上回っていて、記録がある2000年以降で最も多くなっています。 ブラジル南東部のリオデジャネイロ市では、今月からデング熱ウイルスの増殖を抑える効果があるボルバキアという細菌に人工的に感染させた蚊を野外に大量に放ち、デング熱の感染拡大を防ぐ対策が本格化しています。 ボルバキアを持っ
被災地から市民を非難させる救助隊。ロシア南部オルスクで。ロシア非常事態省が公開した動画からの静止画(2024年4月6日撮影、7日公開)。(c)HANDOUT / RUSSIAN EMERGENCIES MINISTRY / AFP 【4月8日 AFP】(更新)ロシア南部オレンブルク(Orenburg)州の都市オルスク(Orsk)で集中豪雨とダム決壊による洪水が発生し、7日までに数千人が避難を余儀なくされた。政府は同日、被災地は「危機的」な状況にあるとするとともに、西シベリア地方でも洪水の危険を警告した。 非常事態省はSNSに「シベリア、プリボルジェ(Privolzhye)、中央連邦の一部地域では気温の上昇に伴い融雪が進み、河川の氾濫が予想される」と投稿。「住宅1万400戸以上に浸水被害が出ている」とした。 オレンブルク州ではウラル川(Ural river)が氾濫し、連邦緊急事態が発令された
ヨーロッパでおととしから去年に起きた記録的な干ばつなどでオリーブの不作が続き、その影響が日本でも一段と大きくなっています。オリーブオイルがことし5月から一斉に値上げされるほか、スーパーではすでに品不足も起きています。 ヨーロッパではおととしの記録的な干ばつや去年の雨不足などの影響で、スペイン産やイタリア産のオリーブの実が2年続いて不作となり、その影響で日本の食品メーカー各社は、オリーブオイルの値上げをことし5月の納品分から行うことを決めました。 家庭向けの製品の値上げ幅は「J-オイルミルズ」が32%から66%、「日清オイリオグループ」が23%から64%、「昭和産業」が1キロあたり950円以上としています。 また、影響は、品不足の形で小売りの現場にも及んでいます。 首都圏に展開するスーパー「オーケー」では、イタリアから輸入していたオリーブオイルの主力商品の仕入れを一時的に中止し、再開のめどが
南米で蚊が媒介し、高熱などの症状を引き起こすデング熱の感染が例年にない規模で広がり、このうち、ブラジルでは、ことしに入って少なくとも700人以上の死亡が確認されていて、一部の州で地元の当局が非常事態を宣言するなどして、警戒を呼びかけています。 デング熱は蚊が媒介する感染症で、高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こし、症状が重くなると死亡することもあります。 南米ではことし、例年にない規模でデング熱の感染が広がっていてこのうち、ブラジルではことしに入って感染が急激に拡大し、これまでに200万人以上が感染し、少なくとも715人の死亡が確認されています。 ブラジル保健省は感染者の数はすでに記録を取り始めた2000年以降で最も多くなっているとしています。 人口が集中する南東部のサンパウロ州やリオデジャネイロ州、首都ブラジリアなどで感染が広がっていて、地元の当局が相次いで非常事態を宣言して
モンゴルではことしに入ってから寒波にともなう大雪で13人が死亡し、480万頭の家畜が死ぬなど深刻な影響が出ていて、日本政府は毛布や発電機などを緊急に援助することを決めました。 モンゴルでは、ことし1月以降厳しい寒波と大雪で遊牧民が生活の糧としている家畜が死ぬ被害が相次ぎ、深刻な影響が出ています。 モンゴル政府と国連によりますと19日までに13人が死亡し、およそ72万5000人が被害を受けているほか、羊や馬、それに牛などの家畜480万頭が死んだということです。 こうした事態を受けて、日本政府はモンゴル政府の要請に基づき21日JICA=国際協力機構を通じて毛布や発電機などの物資を緊急で援助することを決めました。 国連によりますと、今回の被害で死んだ家畜の数は、国内全体の7%に当たるということで、牧畜業が主要な産業の1つとなっているモンゴル経済への影響が懸念されています。
ブラジル・リオデジャネイロで午前中に体感温度62.3度を記録した日の市内レクレイオドスバンデイランテスのビーチ(2024年3月17日撮影)。(c)AFP/TERCIO TEIXEIRA / AFP 【3月19日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で17日、体感温度62.3度を記録した。 湿度も考慮して算出される体感温度で62.3度が記録されたのはリオデジャネイロ西部で、17日午前9時55分。気候監視システム、アレルタ・リオ(Alerta Rio)によると、2014年の観測開始以来、最高となった。 同市を象徴するイパネマビーチ(Ipanema Beach)とコパカバーナビーチ(Copacabana Beach)は多くの人でにぎわった。 リオ中心部の公園にいた事務職の女性(49)は「人口が大幅に増え、住宅も増えているせいで森林伐採が進んでいるから、もっとひどくな
積雪量の少ないゲレンデでスキーを楽しむ人々。仏ドゥーで(2024年2月13日撮影、資料写真)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【3月5日 AFP】国連(UN)の世界気象機関(WMO)は5日、昨年12月にピークを迎えたエルニーニョ(El Nino)現象は、観測史上5位に入る強さだったとし、5月までの気温は平年を上回る可能性が高いとの見通しを発表した。 現在のエルニーニョ現象は昨年6月に発生し、その影響は11月から今年1月にかけて最大となり、東部・中部太平洋熱帯域の平均海面水温は1991〜2020年の平均値を最高で約2度上回った。 WMOによると、エルニーニョ現象は徐々に弱まりつつあるが、温室効果ガスによって大気中に熱がこもり、影響は今後数か月間続くとみられている。 WMOは「3〜5月の平均気温は、ほぼすべての陸地で平年値を上回る」と予測している。さらに、3〜5月にかけてエ
この冬の全国の平均気温は過去2番目に高く、気象庁の検討会は、地球温暖化がなければ顕著な高温となる確率は非常に低かったとみられるとする評価結果をまとめました。検討会の会長は、異常な暖冬だったとしたうえで、今後も似たような暖冬となる可能性があると指摘しています。 4日、気象庁の異常気象分析検討会が開かれ、去年12月からことし2月にかけての、冬の天候を分析しました。 検討会によりますと、この冬は、日本は暖かい空気に覆われやすかった一方、12月後半は全国的に、1月下旬は西日本と沖縄・奄美で、先月下旬は北日本を中心に気温が下がるなど、寒暖差が大きくなりました。 ただ、冬を通して平年を上回る時期が多く、全国の平均気温は平年より1.27度高くなり、気象庁が1898年に統計を取り始めてから、2020年の1.43度に次いで2番目に高くなりました。 この理由について ◇温暖化により、地球全体で気温が高かったこ
大気汚染でかすむタイ・バンコク(2024年2月15日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP 【2月15日 AFP】タイの首都バンコクのチャッチャート・シッティパン(Chadchart Sittipunt)都知事は14日、大気汚染が悪化したため15、16両日について、在宅勤務を要請した。 世界の大気汚染を監視するウェブサイト「IQエア(IQAir)」によると、人口約1100万人のバンコクは15日午前、世界で最も汚染された都市ランキングの上位10位以内に入った。 微小粒子状物質(PM2.5)濃度は、世界保健機関(WHO)の定める安全基準の15倍となった。 チャッチャート知事は、都の公務員は15、16両日は在宅勤務するよう指示。都内のネットワークに含まれる151の企業・団体、政府機関や民間部門にも協力を求めた。これにより、6万人以上が影響を受けるとしている。 同知事によ
アイスランド沖の北大西洋が波立つ様子=2020年3月/Daniele Orsi/REDA&CO/Universal Images Group/Getty Images (CNN) 大西洋の海水が表層で北上し、深層で南下する大西洋子午面循環(AMOC)は既に崩壊に向かっている可能性がある――。そんな新たな報告が発表された。AMOCの崩壊は海面上昇や世界の気象に深刻な影響を及ぼし、各地で気温の急激な低下や上昇をもたらす可能性があるという。 米科学誌サイエンス・アドバンシズに9日発表された研究結果によると、研究チームは極めて複雑で高価な計算システムを使用し、AMOC崩壊の予兆を捉える指標(EWS)を検出する新たな方法を発見した。 AMOCは巨大な地球規模のベルトコンベアのような働きをしている。AMOCが熱帯地域の暖かい海水を遠く北大西洋まで運ぶと、海水はそこで冷却されて塩分濃度が高まり、海中深く
アメリカ、ミネソタ州の農場の上空でとどろきを上げる雷雲(写真左)。雷雲は、地表近くの暖かく湿った空気が上昇して、大気の状態が不安定になった場合に発生する。 アメリカでは、晩冬から早春にかけてこのような条件がそろうことがある。吹雪の中で雷鳴と雷光が発生する珍しい気象現象で、「雷雪」と呼ばれている。 雷雪の研究者は、雪中撮影装置(写真右)を用いて雷雪の形成メカニズムを調査している。 Photograph by Richard Olsenius/NGS (left) and courtesy Patrick Market (right) 3月1日~2日、アメリカ東部地方は広範囲にわたって晩冬の雪嵐に襲われた。猛烈な吹雪となり、激しい雷鳴がとどろいた。住民は寒さと音で大変だっただろう。おや?そういえば雷が鳴るのは夏ではなかったか? 雪雲に伴う雷は珍しい気象現象であまり知られていないが、「雷雪(th
今年は大規模言語モデル(LLM)の様々な分野へ導入した論文がトップジャーナルに溢れるようになる元年と言えるかも知れない。一般の方ににとってLLMは、ChatGPTのようなテキストを学習させたモデルを指すのだと思うが、元々ノンリニアーな情報を扱う生物学では、早くから様々な目的でLLMの導入が進んでいる。最も普及しているのが蛋白質の構造予測もでるαフォールドだろう。 過去の経験は未来の予測に重要だが、これまでの予測はデータをなんとか法則に落とし込んで、その法則を未来に適用してきた。これに対しLLMでは、過去のデータを自然にコンテクスト化して、そこから最も確率の高い結果を導き出す。まさに生物情報に合致したモデルと言えるが、これと似ているのが気象現象だ。 本日紹介する論文 今日紹介するGoogleの2つの研究所からの論文は、3700万パラメーターを持つニューラルネットを用いて、地球規模で過去の気象
【1月4日 AFP】スウェーデン極北で3日、1月の夜間としては1999年以来の寒さとなる氷点下43.6度を記録した。 スウェーデン気象水文研究所(SMHI)の気象学者、マティアス・リンド氏によると、観測されたのはクビックヨック・オレンヤルカ(Kvikkjokk-Arrenjarka)の観測所。 同観測所で記録した気温としては、1888年に設置されて以来、最低だという。他の北部の観測所でも氷点下40度以下を記録した。 同国で最も寒かったのは、1999年の1月と1951年に記録した氷点下49度。 住民は氷点下の寒さには慣れているが、今回は寒さのためバスが運行を停止した。また、鉄道会社Vyは2日、北部ウーメオ(Umea)ですべての鉄道の運行を数日間停止すると発表した。 隣国フィンランドでも2日夜、北部ラップランド(Lapland)地域で氷点下38.7度を観測し、鉄道の運行が妨げられた。 ノルウェ
19日も秋田県や新潟県で出没するなど、クマの冬眠が進まないことがニュースになっている。神奈川県の霊山・大山でもクマの出没があり、登山道の一部が通行禁止になっているという。相模原市では、津久井地域の児童や生徒約3700人に「クマよけ鈴」を支給する事態になっているという。市教委が鈴を支給するのは初めて(テレ朝news、カナロコ)。 この件に関して、エサ不足とは別に気温が大きく関係していると見られている。北海道にあるクマの飼育施設では、取材時点でも11頭中4頭が目を覚ましていたそうだ。飼育施設であるため、十分な食事をしてから冬眠に臨んでいたにも関わらずだ。同施設の園長によると、獣舎内の温度がマイナス1度ほどと従来の時期よりも高いという。園長曰く、マイナス4度くらいにならないと、クマは全頭安定して眠らないとして、対策として冬眠しやすい室温を保つ努力が行われているとしている。
あーつ @blackflagcrz オーストリアにあるアルペンスキー発祥の地で知られるザンクト・アントン・アム・アールベルクでの出来事 先週の驚くべき降水量で雪が重くなって亀裂が生じたそうだ hln.be/nieuws/bizarre… pic.twitter.com/EEm2ZPxNR0 2023-12-19 00:54:29 リンク hln.be Bizarre scheuren in skipiste als gevolg van wisselvallig weer De temperatuurschommelingen in de Alpen leiden tot bizar taferelen op skipistes. Daar ontstaan, als gevolg van regen en natte sneeuw, diepe scheuren. Deze foto t
低気圧に向かって南からの暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で新潟県糸魚川市の気温が急上昇し、午後8時10分現在26℃と25℃を超える夏日を観測しています。 低気圧に向かって南からの暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で新潟県糸魚川市の気温が急上昇し、午後8時10分現在26℃と25℃を超える夏日を観測しています。 午後8時10分現在の最高気温は糸魚川市で26℃を観測。これまで糸魚川市の12月の最高気温は1982年12月11日に観測した23.5℃だったため、41年ぶりに最高気温を更新。25℃を超える夏日となったのは観測史上初めてです。 糸魚川市の日中の気温は10℃前後で、午後6時時点では14℃。午後7時には25℃を超えていたため、わずか1時間で10℃以上気温が上がったことになります。最終更新日:Fri, 15 Dec 2023 20:17:12 +0900 新潟県糸魚川市 気温 夏日
ヒマラヤにある国際観測所の観測データから、気候変動の影響を遅らせる可能性のある現象が発見された /Franco Salerno/The Institute of Science and Technology Austria (CNN) 世界最高峰が連なるヒマラヤ山脈の氷河は急速に融解が進んでいる。しかし、気候変動の影響を抑えて氷河の保全を助ける驚きの自然現象が起きていたという研究結果がこのほど発表された。 4日の科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに発表された論文によれば、温暖化が進んで一定の標高の氷河に到達すると、冷たい強風が斜面を吹き降りる驚きの現象が観測された。 論文を発表したオーストリア科学技術研究所(ISTA)の研究者によれば、ヒマラヤ山脈で気温が上昇すると、氷河の上空にある大気と氷河に接する表層部の大気との温度差が大きくなる。それによって氷河の表面で乱流熱交換が増え、表面の大気の冷
オーロラとかさがかかった月のツーショット画像(2023年12月11日提供)。(c)CGTN Japanese 【12月11日 CGTN Japanese】北半球は冬に入り、昼が短く夜が長くなりました。中国各地から、12月の最初にオーロラが目撃されたとの知らせが寄せられました。 オーロラは高緯度で出現するというイメージがありますが、今回のオーロラは緯度の高い中国東北部の黒竜江省や内蒙古自治区だけでなく、緯度の比較的低い北京市北部の山間部でも目撃され、「北京オーロラ」と呼ばれて、人気の検索ワードになりました。 中国気象局国家宇宙天気観測警報センターの王勁松主任は「オーロラは通常、地磁気緯度60度前後で発生するが、(目撃されるためには)磁気嵐の強さが十分に大きくてオーロラ自体の明るさが十分である必要がある。オーロラが発生する高度が100キロから400キロ程度であれば見える可能性がある。オーロラか
爆発があったプロビデンス工業地区はセーシェル最大の島マヘ島にある/Yasuyoshi Chiba/AFP/Getty Images (CNN) インド洋の島国セーシェルのラムカラワン大統領は7日、爆発物の貯蔵施設で爆発があり、多くの負傷者が出ていることから、非常事態宣言を発令した。爆発による死者の有無は不明。 大統領府の声明によると、爆発があったプロビデンス工業地区とその周辺で「甚大な被害」が発生。学校は休校となり、市民の生活に欠かせない仕事を担うエッセンシャルワーカーのみが移動を許可される。 セーシェルではまた、最近の大雨で洪水が発生し、「大きな被害」が発生したと声明にはある。 現地の報道によると、爆発で少なくとも100人が負傷。洪水では2人が死亡したという。 セーシェルは115の島から成る島嶼(とうしょ)国で、爆発が起きた工業地区は同国最大のマヘ島にある。 現地の報道によると、爆発によ
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く