文化資本。 この言葉はフランスのピエールという社会学者が提唱した概念らしいが、 最近のネットinJAPAN feat.はてなでは 「東京は文化資本が豊富だと自慢する東京人の傲慢さ」 「地方にも素晴らしい文化資本があり、東京と差がないどころか優位性がある」 みたいな話がよく上がってくるのを見かける。 けど、この話ってちょっと前までは「地方民が東京との文化資本格差を嘆く」って構図だったはずでは…? そう思って試しにはてブでざっと検索してみた。 日本で文化資本の研究が盛んになったのは90年代頃からのようだが、 2010年代以前には内田樹がブログで使ってるのがよくヒットするものの、まだ一般に広まってるワードとは言えなかったようだ。 また、この頃はあくまで単語として出てくるだけでそれ自体をテーマとしているわけではなく、都市部と地方の地域間格差などについても特に触れられてはいない。 そこから2010年