東京高検の黒川弘務検事長(63)が新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が続いていた今月、東京都内で産経新聞記者らと賭けマージャンをしていたと週刊文春に報じられた問題で、森雅子法相は21日、黒川氏が賭けマージャンをしていたことを認め、訓告処分にしたと明らかにした。黒川氏は同日、安倍晋三首相に辞表を提出した。22日の閣議で辞職が承認される見通し。 黒川氏は21日夜、「報道された内容は、一部事実と異なる部分もありますが、緊急事態宣言下における私の行動は、緊張感に欠け、軽率にすぎるものであり、猛省しています。このまま検事長の職にとどまることは相当でないと判断し、辞職を願い出たものです」とのコメントを出した。 週刊文春の報道によると、黒川氏は緊急事態宣言が出されていた今月1日夜、東京都中央区内にある産経新聞社会部記者宅を訪問。産経記者2人や朝日新聞社員と6時間半にわたって賭けマージャンをした