nekojita @nek0jita 過日『もやしもん』や『ゴールデンカムイ』のごときロー・ファンタジーについて、「どこまでがフィクションか判別するのは(専門知識がないと)難しい」という感想を見て、そのようなフィクションとの向き合い方をする人が実在したのかと、かなりの衝撃を受けた。 2024-02-11 22:10:54
2023年8月からX(旧Twitter)にて、元杏林大学保健学部准教授の平岡厚さんと対話を続けています。HPVワクチンは安全で効果的というのが世界中の専門家のコンセンサスですが、平岡さんはHPVワクチンの深刻な副反応・薬害が相当規模で存在すると主張しています。 HPVワクチン接種の有無にかかわらず血液脳関門の異常で害が起きるのは当然 平岡さんが提示する仮説の一つは「日常的に抗体値を高くさせられている人は、血液脳関門に異常が生じた場合、通常なら中枢神経系に入らない物質が侵入して悪さをするのでは」というものです*1。しかし、私のみるところでは平岡仮説はとくに根拠がない思い付きに過ぎないように思われました。 「日常的に抗体値を高く」するのはHPVワクチンだけでなく、他のワクチンだって同じです。B型肝炎ワクチンはHBs抗体価を高くしますし、麻疹ワクチンは麻疹ウイルス抗体価を高くします。なんならワク
最近のある研究によれば、加熱式タバコによる受動喫煙のほうが有害性が高くなる危険性があるという。有害性が低いと喧伝されている加熱式タバコなのに、なぜそうなるのか。研究グループの研究者に聞いた。 加熱式タバコの広がりとその影響 加熱式タバコには現在、アイコス(IQOS、フィリップモリス)やグロー(glo、ブリティッシュアメリカンタバコ)、ウィズ2(with、旧プルームテック、日本たばこ産業)などがある。日本では2013年にプルームが発売されて以降、アイコスなどが追随し、加熱式タバコのシェアが拡大している。 ここ十数年のタバコ会社の戦略はこうだ。健康意識が高まりタバコの有害性に対する正しい知識が広まった先進諸国では有害性の低減を強調した製品を広めたい。 一方、購買力が低いために高額なデバイスを買えず、まだ健康意識が高くない途上国などでは紙巻きタバコの市場を広げ、喫煙者を増やしていく。 その新製品
健康のために普段の食生活に気を配っていても、たまには家族や友人と豪勢な食事に舌鼓を打ったり、週末のレジャーに出かけた先で外食を楽しんだりするという人は多いはず。せっかく健康的な食事をしていても、週末などに一時的に食事の質が落ちると認知機能に影響が出てしまう可能性があることが、ラットでの実験で判明しました。 Obesogenic Diet Cycling Produces Graded Effects on Cognition and Microbiota Composition in Rats - Kendig - Molecular Nutrition & Food Research - Wiley Online Library https://doi.org/10.1002/mnfr.202200809 Diet cycling impacts spatial memory: rat
NASAが小学生から教わりました。 カナダのセント・ブラザー・アンドレ小学校に通うギフテッド(高い知能を持つ子ども)が行った研究によって、宇宙飛行士たちが急なアナフィラキシーショックに対して備えている治療薬が、宇宙空間では毒性のある化合物に変化することが示されました。 小学生たちの発見は、治療薬に対して宇宙環境がどのように作用するかを理解するのに役立つだけでなく、宇宙飛行士たちや宇宙旅行者たちの安全と健康に直接的な恩恵をもたらすものになりました。 小学生の実験を手伝ったオタワ大学の研究者たちは「子供は自然な科学者です。大人は子供たちが科学に参加するのを容易にするだけでいい」と述べています。 研究はNASAとiEDUが推進する『Cubes in Space』プロジェクトの一環として行われました。 しかしなぜ地球で生産された医薬品が、宇宙環境で毒になってしてしまったのでしょうか? Useles
人は一日に体内からどれくらいの水分を失うのか、正確に予測できる計算式を日本の研究者らが初めて導き出しました。 (計算式は記事の最後に詳しく掲載しています) 成人は一日で体内の水分のおよそ10%を失いますが、式を使うと年齢や体重、気候など条件ごとに失う量を算出でき、災害時に地域で必要な飲料水の量を割り出すことなどにも使えるとしています。 計算式は、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の山田陽介室長らがアメリカやイギリス、オランダなどの研究者と共同で、科学雑誌「サイエンス」に発表しました。 グループでは、水分中にわずかに含まれる質量が大きい水の動きを解析する手法で、欧米やアジアなど23か国のおよそ5600人について、体内での水の出はいりの量を割り出しました。 その結果、一日に失われる水の量は成人では ▽男性で20歳から35歳だと平均4.2リットル、 ▽女性では30歳から60歳で3.3リッ
Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you. 感染症学会など2学会「塩野義製薬の飲み薬、緊急承認すべき」 医師らから「有効性が示されていない」と批判爆発日本感染症学会など2学会が、新型コロナに対する塩野義製薬の飲み薬「ゾコーバ」について国に緊急承認を求める提言を出し、医師たちから批判が爆発しています。厚労省の審議会で「有効性を示すデータが不十分」として継続審議となったばかり。提言を出した理事長は、この薬の治験にも関わっています。
それは脳のなかの「天使」でありながら、ときには「刺客」へと変貌するという。本書の主人公は、非神経細胞のひとつである「ミクログリア」である。 つい最近まで、ミクログリアは脳のなかの端役にすぎないと考えられていた。脳内の情報伝達を担うニューロンや、そのつなぎ役を務めるシナプスといった綺羅星たちと比べると、それが果たす役割はごく些末なものだと考えられていたのである。ところが近年、そうした見方は大きく変わりつつある。ミクログリアは脳のなかできわめて重要な役割を果たすとともに、それが誤作動を起こすと、わたしたちの健康に甚大な被害が生じることがわかってきたのだ。後者の例を言えば、うつ病や不安障害、あるいはアルツハイマー病なども、ミクログリアの誤作動と関係しているという。 本書は、ミクログリアが脚光を浴びるに至った経緯と現状を物語るものである。そしてそのストーリーは、ふたつの糸が撚り合わさった形で進行す
正式なフィンランド式には水風呂はない 近年、よく耳にするようになった言葉“ととのう”。ここ数年大ブームとなっているサウナ用語だ。《サウナ→水風呂→外気浴》を最低3セット行うことにより、もたらされる“ととのう”とは、人によって感じ方はさまざま。 “カラダはフワフワしてるんだけど、気分や頭はシャッキリ”“カラダが軽くフワフワになって多幸感がある”などとサウナー(サウナ愛好家)は言う。都内在住のサウナーは、 「ブームでサウナは先鋭化しています。通常、サウナは90度〜100度くらいが一般的でしたが、今は120度も珍しくなく、中には150度のサウナも。水風呂はマイナス温度のところはざら。入ってて死ぬんじゃないかなって思うこともあります(笑)」 120度オーバーの超高温サウナに入り、マイナスの水風呂に飛び込む。その温度差たるや。医師に“ととのう”について話を聞いた。 「サウナそのものに対しては昔から研
南米などで広がった新型コロナウイルスの変異ウイルスの1つ「ミュー株」について、東京大学などのグループが、ワクチンを接種した人の血液を使って実験したところ、「ミュー株」に対しては抗体の効果が大きく低下していることが分かりました。 この研究は東京大学医科学研究所の佐藤佳准教授らのグループがアメリカの医学雑誌、「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表しました。 グループでは、新型コロナウイルスの変異ウイルス「ミュー株」の特徴を人工的に再現し、ファイザー製のワクチンを接種した人の血液に含まれる抗体とどれだけ反応するかを実験しました。 その結果、「ミュー株」に対してはウイルスの働きを抑えるのに必要な抗体の量は従来のウイルスに比べ9.1倍、多くなっていて、抗体の働きが低下していることが分かったということです。 グループによりますと今のワクチンは抗体以外にもさまざまな免疫の反応が期待
イスラエル・テルアビブで行われる新型コロナウイルス検査の様子(2021年8月19日撮影、資料写真)。(c)JACK GUEZ / AFP 【10月20日 AFP】イスラエル保健省は19日、一部の欧州諸国で報告されている新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の亜系統への感染が確認されたと発表した。 同省によると、今回発見されたのは亜系統「AY4.2.」。感染していたのは欧州から入国した11歳の男児で、テルアビブのベングリオン国際空港(Ben Gurion Airport)での検査で判明した。男児は隔離され、他に感染者はいなかったという。 亜系統「AY4.2.」は英国でも数回確認されている。 同国ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London)のフランソワ・バルー(Francois Balloux)教授は先にAFPに対し、この亜系統は珍しく、他の株の
■2016年6月20日付発売のWedgeに村中璃子氏の記事が掲載された.内容は,HPVV(ヒトパピローマウイルスワクチン,子宮頸がんワクチン)を投与されたマウスに脳障害が出たとする信州大学の池田修一氏らの研究に捏造疑惑,というものである.この不正が事実であれば,HPVVが脳障害を起こすという根拠はなく,日本だけで騒がれているHPVV薬害の根拠が崩壊し,まさに「日本版Wakefield[1]」ともいえるべき事態となる.スポンサーは厚生労働省であるが,今後どう対応をするのであろうか. ■詳細はWedge誌をご覧いただきたいが,この研究の内容は見れば見るほどおかしい.まず,研究デザインの時点で意味不明である.本研究では,NF-κB p50欠損マウスをHPVV(サーバリックスのみでガーダシルは検証せず),インフルエンザワクチン,B型肝炎ワクチン,生理食塩水の4種類の接種に割り付けて比較を行っている
コロナパンデミックで加速した科学や流体力学の知見から、従来の飛沫、空気感染(=airborne transmission)の定義の再考を行うべきとするレビュー(参考文献なんと206!)が、今朝のScience誌に。 はしかや結核… https://t.co/eKLQH2mIuU
2018年8月、東京医大は内部調査委員会の報告書を受けて記者会見を行った。同大の行岡常務理事(左)と宮沢学長職務代理(ともに肩書は当時。写真:ロイター/アフロ) 三浦さんは、東日本のある大学の医学部3年生だ。コロナ禍で遠隔授業になったりしたが、充実した毎日を送っている。しかし、のどに刺さった小骨のような引っかかりが、今も抜けずにいる。 2018年8月、東京医科大学が同年2月の入試で、受験生に説明なく、女性や多浪生の得点を一律に低く調整していたと報じられた。三浦さんはそれを聞いて動揺した。まさにその年に同大を受験して、不合格になっていたからだ。 三浦さんは社会人を経験しての受験生、いわゆる「再受験生」だった。2014年に医療系の大学を卒業していったん就職。2年後に退職し、医学部を目指して受験勉強を始めた。 1年目の2017年は国公立大学を受けて不合格。2年目は絶対に受かりたいと思い、私立も視
一卵性双生児は、同一の遺伝情報を持っていると思われてきたが...... heidijpix-iStock <一卵性双生児は、同一の遺伝情報を持っていると思われてきたが、近年、一卵性双生児の間で異なる遺伝情報があることが明らかになってきた......> 1つの受精卵が2つに分かれて生まれる一卵性双生児は、同一の遺伝情報を持ち、それぞれの身体的特徴や心的特性は、遺伝的要因よりも環境的要因によるものだと考えられてきた。 このような仮説を前提として、双生児を対象に人間の身体的特徴や心的特性に対する遺伝的要因と環境的要因の影響を調べる「双生児法」が様々な研究で用いられている。 宇宙環境がヒトにどのような影響をもたらすのかを解明する研究プロジェクト「ツインズ・スタディ」 初期発生段階で発現した突然変異で、一卵性双生児は異なる遺伝情報を持つ しかしながら、近年、一卵性双生児の間で異なる遺伝情報があること
このブログではたまにナショナルジオグラフィックチャンネルについて触れている。今回は、ナチスに残る都市伝説の真相「超人的軍隊と危険薬物」について。興味がない人は面白くないと思う。 第二次世界大戦の初期にナチスドイツが電撃戦という戦術を採用し大戦果を収めた。これはドイツ語でBlitzkrieg(ブリッツクリーク)と呼ばれる。例えば数日間休むことなく戦闘を続けるが、これは生理的な点で通常のヒトには難しいように思われる。 電撃戦として最も有名なものは1940年5月10日、ナチスドイツがフランスとベネルクス3国に侵攻した戦いが挙げられる。その初期に僅か86人のドイツ兵が難攻不落と言われていたエバン・エマール要塞を制圧している。以下はウィキペディアから。 エバン・エマール要塞は最大1200名の兵員収容することができた。戦闘開始時の要塞のベルギー兵は750名もいたのである。要塞は陥落などありえないと思わ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く