阪大教授、起訴内容認める=企業との共同研究で汚職-大阪地裁 大阪大と民間企業の共同研究をめぐる汚職事件で、収賄と背任の罪に問われた同大大学院工学研究科の教授倉本洋被告(57)=起訴休職中=の初公判が23日、大阪地裁(矢野直邦裁判官)であった。初公判では起訴内容の一部について審理され、倉本被告は「間違いございません」と認めた。 検察側は冒頭陳述で、倉本被告が2011年10~11月ごろ、贈賄側企業に対し自らが取締役を務める「CES構造研究所」(愛知県豊橋市)の口座に研究データ提供の謝礼を振り込むよう指示したと指摘。13年度から大学の承認を得ずに、贈賄側との共同研究を実施するようになったと述べた。 倉本被告は捜査段階で、受け取った現金について「ゴルフや先物取引への投資に使った」と供述していた。 起訴状によると、倉本被告は12年1月~16年9月、研究データ提供などの見返りに東亜建設工業や飛島