ことし3月に東北新幹線が脱線した地震の際、高架橋の柱の損傷によりレールが大きくゆがむ被害が確認されたことを受け、国は全国の新幹線の高架橋の柱1100本余りについて、耐震補強工事の目標期限を2025年度に前倒すよう、近くJR東日本とJR西日本に要請することを決めました。 ことし3月に福島県と宮城県で震度6強を観測した地震で、東北新幹線が脱線したほか架線や高架橋などの被害もおよそ1000か所に上ったことを受け、検証を進めている国土交通省の専門家の委員会が14日、中間の取りまとめを行いました。 この中では、耐震補強されていない高架橋の柱が激しく損傷し、上を走るレールが大きくゆがむ被害が確認された2か所について、一般的な高架橋より柱が少ない構造で、負担が均一でない荷重条件だったとしています。 このため、同様の構造や条件の高架橋を調べた結果、被害が生じるおそれがあると判断された柱は、JR東日本の東北