大阪大学大学院の教授が、建設会社との共同研究で会社に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕された事件で、教授は、3年前から大学に無断で共同研究をしていたことが警察への取材でわかりました。警察は、大学院の研究室などを捜索して詳しいいきさつを調べています。 倉本教授は、贈賄の疑いで逮捕された建設会社の社員2人とともに、16日、身柄を検察庁に送られました。 警察は、3人が賄賂の授受を認めているかどうか明らかにしていませんが、容疑を裏付けるため、16日午後、大学院の研究室などを捜索しました。 これまでの調べで、倉本教授は大学側に届け出たうえで5年前、贈賄側の会社と共同研究を始めましたが、3年前からはこうした正規の手続きを取らずに無断で研究を進めていたことが警察への取材でわかりました。 無断で共同研究をするようになって以降は、研究の費用などを会社から自分の口座に直接、入金させてい