日本の大学、特に文系の学問に対する風当たりが厳しい昨今、文系の学者達は自分たちの存在意義を示そうと必死だ。大学で行われている文系の研究は、どう役に立つかはともかく、それ自体研究としてちゃんとしたものなんだ!ということは前提となっているし、みんなそう信じている。文系の先生達は決してSTAP細胞のようなデタラメをやっているのではないと。 だが、それは本当か? 証拠はあるのか? 最先端の研究は専門家でさえ評価が難しい。たとえばアインシュタイン。一般・特殊相対性理論を作ったけど、時代の先を行き過ぎていて正当な評価がされなかったそうで、ノーベル賞は他の業績に対して与えられた。文系の研究も基本的には同じで、研究の良し悪しを判断できる人は極少数だ。だから、知らないうちにトンデモない研究がはびこっていて、それに社会的評価が伴っていても、ほとんどの人にはわからない。専門家が厳正に評価してくれていることを信じ
Q 「洗濯機」をセンタッキと発音したり、「水族館」をスイゾッカンと発音したりするのは、いけないのでしょうか。 A 差し支えありません。 <解説> 「濯(タク)」や「族(ゾク)」でのクの音が「ッ(促音)」に変わったりすることを、「促音化」と言います。促音化については、以前にこのコーナー「“進学校”の読み方」(2013年3月)や『放送研究と調査』(2019年1月号)でも取り上げたことがあり、なかなかむずかしい問題です。この促音化はクだけではなくキ・チ・ツなどでも起こりますが、ここではクにかかわる例に限って話を進めます。 クの促音化は、そのうしろにカ行〔カ・キ・ク・ケ・コ〕の音が来たときによく現れます。「洗濯機」や「水族館」のように、うしろのところに「キ」「カン」があることばを例に挙げてみますね。 ▼〔~クキ〕ではなく〔~ッキ〕と発音する例: 学期、楽器、国旗、食器、速記、復帰、躍起 ▼〔~クカ
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