近年欧州では自動車の販売台数の伸びは鈍化しており、メーカー各社は新製品の開発だけでなく、テクノロジーを活用した新しいビジネスモデルの開発やブランディングにも力を入れている。 例えばVOLVO社が「2020年までにVOLVO社製の新しい車による死傷者を0にする」というビジョンを打ち出し、交通システムやインフラへの整備も始める事例が見られる。自動車業界を始め企業のブランディングの一環として、社会課題解決へのコミットメントを表明する動きが活発化しているのだ。 高級自動車ブランドのレクサスは、ヨーロッパでの新モデル発売に合わせて、スウェーデンの首都ストックホルムで期間限定のポップアップ寿司レストランを2日間限定でオープンした。展示されている販売予定のレクサス最新モデルの脇にある店舗で、日本初の職人が全員女性の寿司レストラン「なでしこ寿司」の千津井由貴さんが握る寿司を食べられるという企画だ。 トヨタ