スマートフォンを置くだけで充電できる仕組みは「ワイヤレス充電」と呼ばれていますが、現在は充電器から離しても電気を供給できる新たな「ワイヤレス給電」が注目されています。10日、走行するEV(電気自動車)に給電する技術の普及を目指す団体が発足しました。世界で開発競争が進む中、日本は主導権を握れるのでしょうか。 東京・墨田区にあるスタートアップ「エイターリンク」が開発しているのが、ケーブルなどを一切使わずに電気を送るワイヤレス給電のシステムです。 「送電機が天井に埋め込まれていて、マイクロ波が空間中に放射されている。緑色のLEDが点灯しているが、6本のアンテナが(マイクロ波を)キャッチし、電気エネルギーに変換してLEDライトをつけている」(エイターリンクの岩佐凌CEO) 1ワットの電力を最大17メートル先まで伝送できます。この技術を使って、ケーブルを使わずにオフィスなどの温度を管理するシステムを