現地5月9日現在、今季日本人最速の直球を投げ込んだ投手は誰かご存知であろうか。答えは菊池雄星。球速は98.2マイル(約158.00キロ)。4月27日のドジャース戦の2回に岩手花巻東高の後輩・大谷翔平へ投げ込んだ1球だった。 【現地写真】菊池雄星先輩と談笑する後輩・山本由伸がカワイイ!菊池と大谷の“ガチ対戦”の決着は…?【ショウヘイ&ヨシノブの現地愛されすぎな日常】を合わせて写真で見る。 その渾身の直球を3つ年下の大谷がメジャー自己最速の打球速度119.2マイル(約191.79キロ)で弾き返す右前適時打。野茂英雄の挑戦から30シーズン目、世界最高峰の場で日本人同士が繰り広げる『力と力の勝負』はなかなか想像することができなかった。だが、その見応えある力勝負をふたりは成し遂げた。取材者として喜びが込み上げると同時に、当事者である菊池も結果を忘れ満足感を抱いていた。 「僕には直球しかありませんから