漢方薬は、植物や鉱物、動物などの天然成分を加工した「生薬」を組み合わせたもので、さまざまな種類があります。生薬の成分が体内で複合的に作用することで、さまざまな症状を改善します。いくつかの症状がある場合も、基本的には1種類の漢方薬で治療します。 一方、より一般的な薬である西洋薬は、そのほとんどが人工的に合成された化学物質を主原料としており、複数の症状がある場合は、それぞれの症状に対して効果のある薬が併用されるのが一般的です。このように、漢方薬と西洋薬は成分や使用法が異なり、それぞれに得意分野があります。