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ブックマーク / www.sbbit.jp (31)

  • “疑惑”にさらされる「日本アカデミー賞」、読めば納得する「投票の実態」とは?

    国内に映画賞は数あれど、日アカデミー賞ほど映画ファンから“批判”を浴びる映画賞はない。彼ら曰く、「大手映画配給会社の作品が優遇されているのではないか?」「芸術性や作家性の高い映画より、話題性や著名俳優出演作が選ばれる傾向にあり、映画賞としての価値に疑問符がつく」など。そこで今回は「中の人」、すなわち投票権のある日アカデミー賞協会の現役会員3名に匿名で話を聞き、投票の実態などを聞いた。 キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。 著書は『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』。おもな編集書籍は『押井言論 2012-2015』(押井守・著/サイゾー)、『ヤンキーマンガガイドブック』(DU

    “疑惑”にさらされる「日本アカデミー賞」、読めば納得する「投票の実態」とは?
  • 【文系でもわかる】ChatGPTのキモ「Transformer」「Attention」のしくみ

    第1回は、さまざまなタスクをこなす万能型ジェネレーティブAIツール「ChatGPT」の性能の鍵を握る「トークン長(GPTが文脈を意識できる過去の単語数)」やGPTの歴史的経緯について解説しました。第2回はGPTを支える自然言語処理 の分野で使用される深層学習モデル「Transformer」とその根幹となる「Attention機構(そのタスクにおいてどの単語の重要度が高く、注目すべきか決める仕組み)」についてです。TransformerとAttention機構の仕組みを定性的に把握し、それを踏まえてGPTの能力と可能性について考察したいと思います。テクノロジー領域に明るくない人でもわかる記事を目指します。

    【文系でもわかる】ChatGPTのキモ「Transformer」「Attention」のしくみ
  • 『ファイナルファンタジー』が安定収益すぎる理由、ドラクエすら超える“商売の秘密”

    『ファイナルファンタジー(以下、FF)』と言えば、日RPG史に残る名作である。累計出荷数・ダウンロード数は約1.6億と、スーパーマリオ・ポケットモンスター(約4億)に次いで日では3位、世界では10位前後に入る超人気シリーズである。そんな作の前には、常にライバルである『ドラゴンクエスト(以下、DQ)』の存在があった(現在はどちらの作品もスクウェア・エニックス)。今回は、追いかける立場にあったFFが、なぜDQを上回ることができたのか、そして今なお安定的に収益を上げることができているのか、その理由に迫りたい。 東京大学大学院修了(社会学専攻)。カナダのMcGill大学MBA修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティングを経て、バンダイナムコスタジオでカナダ、マレーシアにてゲーム開発会社・アート会社を新規設立。2016年からブシロードインターナショナル社長とし

    『ファイナルファンタジー』が安定収益すぎる理由、ドラクエすら超える“商売の秘密”
  • なぜ人気最強「無印良品」が“そっくり企業”に負ける事態に…? 日本企業の残念な盲点

    良品計画が運営する「無印良品」は、中国でも337店舗を展開し、20~30代を中心に絶大な人気を得ている。しかし、その人気とは裏腹に、中国事業の業績不振が続いている。その主な理由は明快で、日中の価格格差に不信感を持っている人が少なくないからだ。だが、価格を是正したところで無印良品中国市場を攻略できるとは言い切れない事情がある。無印良品の「最大のライバル」が急速に業績を伸ばす背景を探ると、中国や東南アジアにおける、日企業に対する価値観の変化が見えてきた。

    なぜ人気最強「無印良品」が“そっくり企業”に負ける事態に…? 日本企業の残念な盲点
  • TVerにみる「TVビジネス」崩壊と再生、「有料コース」まったなしの理由

    民放公式TV配信サービス「TVer」の2023年1月の月間ユニークユーザー数が、過去最高の2700万MUB(Monthly Unique Browsers)を記録した。2022年10~12月期放映のドラマ『silent』(フジTV系)のTVerにおける単話再生数が次々と記録を更新して話題になったのも、記憶に新しい。そんな好調の裏で、TVerのビジネスモデルにはどのような変化の兆しがあるのか。TV局とやり取りのある大手広告代理店社員A氏(40代)とTV局局員のB氏(40代)に、TVerとTVが取り巻かれている現状を聞いた。 キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。 著書は『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の

    TVerにみる「TVビジネス」崩壊と再生、「有料コース」まったなしの理由
  • 2023年のメタバースが「2007年のセカンドライフ」のように失敗しない7つの理由

    2022年のメタバースはハード、ソフト、サービスの各面で良くも悪くも話題になったが、2023年以降はどうなるのだろうか。メディアを見ると、いまだにセカンドライフの“失敗”やメタ社の失速を根拠にメタバースに対して冷笑的な記事やコメントは少なくない。しかし、筆者はメタバースの要素技術はすでに一部で実用段階に入りつつあり、このまま徐々に社会に浸透していくと予想している。今回は2023年新年の特別編として、メタバースがセカンドライフの“二の舞”にならないと筆者が考える理由を挙げていく。

    2023年のメタバースが「2007年のセカンドライフ」のように失敗しない7つの理由
  • Discord(ディスコード)はなぜ人気なのか?利用者1.5億人超、Z世代が「圧倒的支持」のワケ

    ゲームチャットアプリとして知られるDiscord(ディスコード)だが、いまやゲーム以外の領域でも多数活用されるようになり、月間アクティブユーザー数は1億5000万人にまで達した。このDiscord2022年10月に新規ユーザー獲得に向け、新たな取り組みを開始している。プラットフォーム内でのミニゲーム提供やYouTubeのシェア視聴アプリの提供に打って出たのだ。Discordはなぜここまで人気なのか? Z世代やミレニアル世代から高い支持を得る理由と新しい取り組みの詳細をお伝えしたい。 バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディア

    Discord(ディスコード)はなぜ人気なのか?利用者1.5億人超、Z世代が「圧倒的支持」のワケ
  • プレステの父・久夛良木健氏が「Web3は虚構に過ぎない」と断言する納得理由

    1975年電気通信大学卒、ソニー入社。ソニー・コンピューターエンタテインメントを設立。「プレイステーション」の開発を指揮、同社会長兼グループCEO、ソニー副社長兼COOを歴任。サイバーアイ・エンタテインメントを設立、代表取締役社長。アセントロボティックスCEO代表取締役。楽天株式会社社外取締役、電気通信大学特別客員教授、東京理科大学上席特任教授、近畿大学情報学研究所客員教授などを経て、2022年4月より近畿大学 情報学部学部長。 実体のないままに進むWeb3議論 最近「Web3」が注目を集めています。2022年4月に近畿大学が新設した情報学部長に就任し「イノベーション」をテーマにしたゼミを開講していますが、ここでは「Webを現在の中央集権的な巨大プラットフォーマー中心の世界からNFTを活用して解き放ち、より民主的なものに進化させようとする動き」と伝えています。 しかし、この説明は、学生たち

    プレステの父・久夛良木健氏が「Web3は虚構に過ぎない」と断言する納得理由
  • 大失速ネットフリックスを徹底分析、このままでHulu・アマプラ・Disney+に勝てるか?

    コロナ禍で、日でも急速に利用が定着したビジネスの1つが動画配信サービスです。その代表格とも言えるネットフリックスは、2021年に契約会員数が世界で2億人を超え、株価も600ドル台まで上昇しました。しかし、2022年度1Qの決算説明会で会員数が10年ぶりに減少したことを受け、株価は半分以下まで暴落しました。2010年台以降、やや神話的に扱われていた「サブスクリプション」というビジネスモデルに対する不安が世界中を駆け巡るきっかけになりました。今回はそんなネットフリックスを中心にサブスクモデルの限界を探りつつ、レッドオーシャン化してしまった業界でネットフリックスが生き残る道を探りたいと思います。 学習院大学法学部卒業。早稲田大学商学研究科修了(MBA)NHK(日放送協会)、放送作家、WOWOWでのプロデューサーを経て現職。専門は、ビジネスモデル、イノベーション・プロセス、コンテンツビジネス、

    大失速ネットフリックスを徹底分析、このままでHulu・アマプラ・Disney+に勝てるか?
  • 樋口監督「今後はオリジナル作品も」、シン・ウルトラマンにも散りばめられたテーマ

    クオリティーの高いCG表現と新たに構成されたストーリーで、5月13日の公開以来、大ヒット公開中の『シン・ウルトラマン』。監督を務めた樋口真嗣氏はこれまでさまざまな最新技術を駆使して、新しい時代の特撮の姿を提示してきた。今回の『シン・ウルトラマン』では、ハイエンドの3DCGや物理シミュレーションだけでなくゲーム開発エンジンも活用したという。またYouTubeなどで活躍する、可能性のある若者のコンテンツを鑑賞したりすることもあるそうだ。こうしたテクノロジーの進化によって特撮映画はどんな未来に向かっていくのか。樋口監督に今後の構想も含めて単独インタビューを行った。

    樋口監督「今後はオリジナル作品も」、シン・ウルトラマンにも散りばめられたテーマ
  • 【独占】樋口真嗣監督に聞く、庵野秀明氏とシン・ウルトラマンで目指す「断絶の解消」

    1965年生まれ。東京都出身。高校卒業後、『ゴジラ』(1984年)で特殊造形に関わったことがきっかけで映画業界に入る。その後、庵野秀明氏らが設立したガイナックスに参加。95年公開の『ガメラ 大怪獣空中決戦』などの“平成ガメラ三部作”で特殊監督を務め、2005年に『ローレライ』で監督デビュー。以降、『日沈没』(06年)、『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(08年)、『のぼうの城』(12年)、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(15年)などの話題作で監督を務め、『シン・ゴジラ』(16年)では日アカデミー賞最優秀監督賞を受賞 ウルトラマンをきっかけに出会った「庵野秀明」 庵野さんは学生時代に自ら演じたウルトラマンの自主制作の8ミリ映画『DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン』(1983年)の監督をし、全国各地の自主映画上映会で上映していました。僕は制

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  • 【独占】「書店ゼロの街をなくす」TSUTAYAの挑戦、実現させる“収益のカラクリ”とは

    が売れない時代。2020年のCCCの書籍・雑誌全体 既存店前年比は 110%を記録しシュリンクし続ける業界の中で一定の成果を上げているが、「昨年の結果は『鬼滅の刃』ヒットやコロナ禍での巣ごもり需要の影響も大きい。あぐらをかいてはならない」と鎌浦氏は冷静に語る。 同氏は2021年6月に開催された出版社向け説明会で、「書店ゼロの街をなくす」という構想を掲げた。 2017年8月24日の朝日新聞によると、全国420の市町村・行政区の2割強で、すでに書店は消滅している。すなわち新規出店を行わないとCCCの掲げた目標は達成できないが、そもそも街から書店がなくなると何が起こり得るのか。鎌浦氏はこう説明する。 「NHKが開発したAIが、のべ41万人のデータを元に解析した結果によると、読書習慣と健康寿命の長さに相関関係が見られました。しかも、運動や事よりも健康維持に強い影響があるという結果も出ています」

    【独占】「書店ゼロの街をなくす」TSUTAYAの挑戦、実現させる“収益のカラクリ”とは
  • 任天堂元社長・岩田聡はなぜ革命を起こせたのか? 実践していた“面談術”とは

    1889年創業の老舗企業ながら業界をけん引し続ける任天堂。コロナ禍の巣ごもり需要の追い風を受け、家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」、ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」「桃太郎電鉄」などを筆頭に業績を伸ばしています。同社には、その成長を語るうえで欠かせない人物がいます。その人物こそ、今から20年余り前、同社がソニーとのゲーム戦争で苦戦していた時期に社長に就任した岩田 聡氏です。岩田氏とはどんな人物であり、任天堂やゲーム業界をいかにして変えていったのでしょうか。同氏が大切にした面談術から、その人柄と組織改革の質が見えてきました。 1956年広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒。業界紙記者を経てフリージャーナリストとして独立。トヨタからアップル、グーグルまで、業界を問わず幅広い取材経験を持ち、企業風土や働き方、人材育成から投資まで、鋭い論旨を展開することで定

    任天堂元社長・岩田聡はなぜ革命を起こせたのか? 実践していた“面談術”とは
  • 日本人が直視できない現実、アジア人観光客が訪日するのは「ただ安いから」

    2020年、日では東京オリンピック・パラリンピックが開催され、5Gネットワークサービスが開始されるなど、発展や未来をキーワードとする事象が出現する。その一方で、労働力人口の減少は歯止めが効かず、団塊の世代がすべて70歳以上になって後期高齢者に向かい始める。まさに環境が大きく変わるターニングポイントだ。作家 橘玲氏に、2020年を迎えるにあたって、この先の日がどのような変化に直面することになるのか改めて予測してもらった。

    日本人が直視できない現実、アジア人観光客が訪日するのは「ただ安いから」
  • 「おっさんの認める範囲」では女性差別をなくすことはできない

    ──今年の東京大学学部入学式の祝辞は広く反響を呼びました。 上野氏:ある程度反響があると思っていましたが、ここまで大きいとは思っていませんでした。私と東大が、よほどミスマッチだったんでしょうね(笑)。東大当局がよく私を呼んだと思います。ただし、あの祝辞の内容は、これまで言ってきたことをくり返しただけです。 ──東京大学新聞では、祝辞に共感したのは下級生よりも上級生、そして学生よりも社会人のほうが多かったと分析しています。性別では圧倒的に女性の共感を得ています。 上野氏:東大生で多いのは男子――特に中高一貫の私立男子校出身者――ですから、彼らが私のメッセージに共感することは少ないでしょう。メッセージに共感してくれたのは40代の女性が多い。そういう反響を聞くたびに「あなたも苦労したのね~」と思います。 ──祝辞の中で「意欲の冷却効果」を取り上げられました。東大の女子学生でも「意欲の冷却効果」に

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  • 新海誠や米津玄師はなぜ生まれた? 日本が“今は価値ないもの”を作るべきワケ

    貧しくなる日をどうするか、という質問に、日がイヤになったら移住すればいいとちゃぶ台返しをする社会学者の古市憲寿氏と、現実的な改善策を提案する元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏との考え方は対照的だ。ひろゆき氏が積極的に提唱しているベーシックインカムは、日再生の切り札になるか? 古市氏はベーシックインカムに対してどのような考えを持っているのか? 2人にポスト平成、令和時代の日社会について語ってもらった。

    新海誠や米津玄師はなぜ生まれた? 日本が“今は価値ないもの”を作るべきワケ
  • 「ダサい邦題」「タレントでPR」、熱心な映画ファンが“無視”される事情

    洋画が日公開される際、その題名が直訳やカタカナ読みではなく、独自の邦題になることがある。 2018年のヒット作を例に取ると、「ハリー・ポッター」のスピンオフシリーズである『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の原題は「Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald」。ピクサーのCGアニメ『リメンバー・ミー』の原題は「Coco」だ。 Grindelwald(グリンデルバルド)は劇中に登場する闇の魔法使いの名前、Coco(ココ)は主人公の曽祖母の名前だが、日ではそれらの単語が「人名」であることが直感的にわかりにくいため、邦題でアレンジしたと推察される。 ただ、中には映画ファンが「原題に込められた意味をもっと尊重してほしい」「ダサい……」と異議を唱えるような邦題もある。たとえば、以下のようなものだ。(※カッコ内は日公開年) 原題:The

    「ダサい邦題」「タレントでPR」、熱心な映画ファンが“無視”される事情
  • 斎藤哲也氏インタビュー:哲学の入り口は「センター倫理」がちょうどいい 『試験に出る哲学』著者|ビジネス+IT

    なぞの社会科科目「倫理」 ――「ヒットの裏に斎藤哲也あり」と言われるくらい、人文・社会科学に関する数々の書籍を編集・構成している斎藤さんですが、ご自身が書いた一般書は初めてなのですね。 斎藤氏:そうなんです。いざ自分のを出してみると、編集や構成をした以上に売れ行きが気になって……。自分の小物ぶりがよくわかりました。 ――高校の公民科目である倫理に注目したのはなぜでしょうか。 斎藤氏:『哲学用語図鑑』の監修をしたとき、著者の田中正人さんと高校倫理の参考書について話をしたのがきっかけですね。「倫理」という科目の存在は知っていたけれど、ぼくは高校の授業で習っていないし、周囲の人に聞いても「習ったかなぁ」とぼんやりした反応が多かった。 実際、倫理は入試科目としては人気がないんです。というのも、センター試験の科目にはあるけれど、国公立大学の二次試験や私大の入試で出題される大学がほとんどないからで

    斎藤哲也氏インタビュー:哲学の入り口は「センター倫理」がちょうどいい 『試験に出る哲学』著者|ビジネス+IT
  • TVアニメはなくなった方が「幸せ」? “カネ”が違いすぎるNetflixとAmazon 稲田豊史の「コンテンツビジネス疑問氷解」|ビジネス+IT

    「日のTVアニメは、NetflixAmazonに移ってしまったほうが、幸せなのではないか」ーー。日のTVアニメの制作現場にカネが回っていない現状を考えるとその手もあるのではないかと考える筆者。構造上なかなか現場のアニメーターまで資金が回らない現状は変わりそうもない。では、予算が大きくなれば「幸せ」なのだろうか。 キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。 著書は『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』。おもな編集書籍は『押井言論 2012-2015』(押井守・著/サイゾー)、『ヤンキーマンガガイドブック』(DU BOOKS)、『団地団 ~ベランダから見渡す映画論~』(大山顕、佐藤大、速

    TVアニメはなくなった方が「幸せ」? “カネ”が違いすぎるNetflixとAmazon 稲田豊史の「コンテンツビジネス疑問氷解」|ビジネス+IT
  • 川崎が「地獄」なら日本も地獄です──『ルポ 川崎』著者・磯部涼氏インタビュー

    ラップ、ヤクザ、貧困、人種差別──神奈川県川崎を舞台にしたルポルタージュ「川崎」は、『サイゾー』に掲載されるやいなや大きな話題を呼ぶ。若手ヒップホップグループBAD HOPや、ヘイト・スピーチと戦うカウンター団体「C.R.A.C. KAWASAKI」を取り上げ、川崎の過酷な現実を浮き彫りにした。連載をもとに大幅加筆し、『ルポ 川崎』(サイゾー)として刊行されたのを記念して、著者で音楽ライターの磯部 涼氏に話を伺った。 なぜ川崎なのか? ──川崎のリアルを描き、話題を集めている『ルポ 川崎』ですが、音楽ライターの方がこのような「ルポ」形式で書くのはめずらしいのでしょうか。 磯部涼氏(以下、磯部氏):音楽コーナーなのか、ノンフィクション棚なのか、書店は分類に迷うでしょうね。ただ、欧米では、音楽ライターがルポ形式で書いたも多いですし、日でも野田努さんや北沢夏音さんなどの音楽ライターが、同様

    川崎が「地獄」なら日本も地獄です──『ルポ 川崎』著者・磯部涼氏インタビュー