『日本民謡大観』を七十枚聴く 多様な仕事唄を通して必然的なフィールドレコーディング/AMSRビート・ミュージック、プリミティヴなチャントとしての未だ見ぬ日本が此処に 『日本民謡大観』。その存在は俚謡山脈のラジオなんかで聴いて、それがApple Music上で聴けることも認識していて。今年、その全聴きに取り組んでみようと発起して半年近くかけてApple Music上の『日本民謡大観』を全聴きしてみました。 端から聴いてみると、なるほど…「民謡」と「演歌」は異なるものなのだとわかります。民謡の方がさらっとしている。東北の民謡なんてアイヌのユカラと演歌の間くらいの位置にあるように感じて。日本の人間性、野に居を構えて暮らす生き物としての日本人を聴いてる気になる。