日常生活に支障が出てもゲームをやめられない-。依存症の一種である「ゲーム障害」の患者が急増している。家族のクレジットカードを悪用して課金したり、家庭内暴力に発展したりしてしまうケースもある。単なる「遊びすぎ」ではなく、脳のメカニズムも関係しており、治療には本人や周囲の理解が不可欠。ただ、依存を抜け出すのは容易ではなく、支える家族も「どう接するのが正解か分からない」と治療の難しさに頭を悩ませている。 自律神経の病気がきっかけ「息子はここ2カ月で(親の)クレジットカードを使い、ゲームで10万円課金した。情けなくて涙が出る」 「うちの次男は学校に行けるか、行けなくなるかの瀬戸際」 4月下旬、依存症治療を専門に行う神戸市中央区の心療内科「幸地クリニック」。ゲーム中心の生活を送る子供との接し方に悩む親たちが車座となり、互いの心中を明かした。 そのうちの1人で兵庫県内の50代の主婦は、高校生の息子が一
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