米資産運用会社バンガード・グループは、ティム・バックリー氏の後任となる次期最高経営責任者(CEO)に、ライバル会社ブラックロック出身のサリム・ラムジ氏を指名した。インデックス・ファンドで投資に革命を起こしたことで有名なバンガードは初めて社外出身者をCEOに起用する。 14日に電子メールで配布された発表文によると、ブラックロックで上場投資信託(ETF)とインデックス投資を監督していたラムジ氏は、7月にバンガード入りする。バンガードは故ジョン・ボーグル氏によって約半世紀前に設立され、3月末時点の運用資産は約9兆3000億ドル(約1460兆円)。 ラムジ氏は発表文で、「今の投資家を取り巻く環境は変化しており、人々に投資で成功する最高のチャンスを与えるというバンガードの使命をさらに推進する機会をもたらしている。これはバンガードの50年の歴史のどの時期よりも重要になっている」と指摘。「私の焦点は、全