スターチャンネルで配信&放送のドラマ『チャペルウェイト 呪われた系譜』。スティーヴン・キングの「呪われた村〈ジェルサレムズ・ロット〉」に基づくゴシック・ホラー作品だ。キング原作の『死霊伝説』シリーズと舞台を同じくする物語だが、その世界には、H・P・ラヴクラフトの影響がある。 ラヴクラフト研究家・森瀬繚が「チャペルウェイト 呪われた系譜」の背景を解説する。 文=森瀬繚 協力=スターチャンネル #PR 夜鷹の啼く頃に「屋敷の周りや草地の上に、夜鷹が集まっている。霧の中から聴こえてくるあいつらの声が、海の音と混ざり合ってこの世のものとも思えぬ甲高い悲鳴となり、眠ることもままならない」 ──スティーヴン・キング「ジェルサレムズ・ロット」より(森瀬 繚・訳) 物語の幕開けとなる第1話、3人の子供たちを連れて、死んだ従兄弟から受け継いだチャペルウェイト屋敷にやってきた主人公チャールズ・ブーンは、まだ日