日銀は次回の金融政策決定会合で、2月に導入された「中長期的な物価安定の目途」(通称:インメド)に代わり、新たな物価の基準「中長期的な物価安定の歯止め」(通称:インドメ)を設ける方針であることが分かった。 元々、日銀は金融政策における裁量を重視する立場から、インフレ目標を定めることを徹底的に拒否しており、「中長期的な物価安定の理解」を示していれば十分と判断していた。しかし、近年、日銀の独立性を干犯しようとする「リフレ派」が、日銀法改正やインフレ目標導入を唱えて政治家を煽動し、日銀に政治的圧力をかけてきたため、日銀はそれをかわすために、インフレ目標のようで実はそうではない「目処」を導入することになった。 しかし、日銀文学を理解しなかった市場は、「目処」をインフレ目標と勘違いして円を売却したため、急速に円安が進み、通貨の信認が損なわれてハイパーインフレが発生する恐れが出てきた。そのため、日銀は問