2022年3月24日から27日にかけて、ハワイ州ホノルルにて、国際的なアジア研究学会 Association for Asian Studies(略称AAS)が開催されました。当地のようすを米国紀伊國屋書店がレポートいたします。 1 アジア研究学会の概要 AASは会員数約1万人を誇るこの分野では最大規模の学会です。年にいちど、アジア研究を専門とする研究者や図書館員が一堂に会します。今回のハワイ大会では、2019年のデンバーでの開催以来、ひさしぶりに対面でも開催されることになりました。 AASサイト:https://www.asianstudies.org/ 日本からの参加者も多く、日本の歴史や文化、宗教などを専門とする研究者をはじめ、日本語教育にたずさわる先生方もAASに参加されています。米国紀伊國屋書店では、ハワイ会場にブースを出展し、日本研究や日本語教育のための資料を案内しました。 2
コロナ禍で広がる「教育の情報格差」 新型コロナウイルス感染症の影響は、私たちのビジネスや日常生活だけでなく、大学など学術研究の世界にも及んでいます。オンライン授業が浸透した大学では先生の指導方法が変わり、学生はデジタルを使った学修方法へのシフトが加速しています。 デジタル化の波にうまく対応できた者と、できない者との間に情報格差が広がっており、デジタルリテラシーが個人・法人の能力差に大きく関わってくる時代と言えるでしょう。 紀伊國屋は書店のイメージが強いですが、大学、図書館、研究機関へ専門書籍を提供する学術出版の卸業者としても長い歴史があります。また米国、アジア、オーストラリアなど、海外の大学やインターナショナルスクール、日本人学校、図書館など法人顧客とも深い付き合いがあり、1986年には米国の世界的な非営利・メンバー制のライブラリサービス機関であるOCLC社と国内で唯一、販売代理店契約を結
ウィズ・コロナ時代の北米の大学図書館サービス<報告> 早稲田大学図書館・御園和之(みそのかずゆき) 2020年12月10日,私立大学図書館協会オンラインセミナー「ウィズ・コロナ時代の大学図書館サービス~北米の現場から~」が協会加盟館の所属者を対象に開催された。筆者が所属する,本協会の国際図書館協力委員会では,例年,海外の図書館等を訪問し見識を深める海外認定研修を実施しているが,新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により,2020年度は中止となったため,その代替として実施したものである。企画・運営に関しては,丸善雄松堂株式会社様の多大なるご協力をいただいた。全国から135人の参加があり,また,東亜図書館協会(CEAL)日本語資料委員会のメンバーからも,特別に参加の希望があった。 本セミナーは,北米の大学図書館に勤務する以下3人の日本研究司書による事例報告と,パネルディスカッション・質疑応答
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