モーツァルトの死、犯人は連鎖球菌 殺害説否定の新説 (1/2ページ) 2009.8.26 08:39 18世紀のオーストリアの作曲家、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトが35歳の若さで死んだのは、ライバルのアントニオ・サリエリによる殺害という芝居がかったものではなく、連鎖球菌咽頭(いんとう)炎が原因だったことがある研究の証拠で明らかになった。 米国内科学会誌に掲載された研究論文によると、モーツァルトが死亡した当時のウィーンでは小規模な連鎖球菌の流行が発生していた。科学者らは1791年冬とその前後の年の現地の死者の記録を分析し、連鎖球菌が恐らくモーツァルトの死因だと突き止めたという。 同年12月の死後、モーツァルトの死因は謎に包まれたままとなっている。義理の妹のゾフィー・ハイベルの説明では、モーツァルトの体は膨れ上がりベッドで向きを変えることもできなかったが、最期まで正気だったという