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ご好評を受けました「上遠野浩平論」のための目次用ブログ記事です。 2018年1月〜2019年2月ぐらいで、ちまちまブログに書いていました。 ブログなので埋もれてしまうと掘り出しにくくなるかな? という懸念があるのと、目次を読んで内容がわかるのが真の良書、という師の教えに忠実であるために、新しい記事を投稿したこのタイミングで目次と称したリンクリストを用意しておきます。 gentleyellow.hatenablog.com あと小さくここでご報告させていただきます。 このブログをきっかけに依頼を頂きまして、雑誌「ユリイカ」2019年4月号、上遠野浩平特集において、第二期上遠野浩平に関してブログとは別の切り口で記した論考一編と、上遠野浩平全作品解題(2019年4月時点まで)の執筆を担当させていただきました。 他の先生方の論考も大変すばらしいので、未読の方は今からでも御一読いただければと存じます
Executive Summary トマス・ピンチョンのオーウェル『1984年』序文は、まったく構造化されず、思いつきを羅列しただけ。何の脈絡も論理の筋もない。しかもその思いつきもつまらないものばかり。唯一見るべきは、「補遺;ニュースピークの原理」が過去形で書かれていることにこめられた希望だけ。だが、考えて見れば、ピンチョンはすべて雑然とした羅列しかできない人ではある。それを複雑な世界の反映となる豊穣な猥雑さだと思ってみんなもてはやしてきた。だが実はそれは、読者側の深読みにすぎないのかもしれない。そしてその深読みが匂わせる陰謀論が意味ありげだった時代——つまり大きな世界構造がしっかりあって、裏の世界が意味をもった60-80年代——にはそれで通ったのに、1990年代以降はもっと露骨な陰謀論が表に出てきてしまい、ピンチョン的な匂わせるだけの陰謀論は無意味になった。それがかれの最近の作品に見られ
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