とんでもない量の赤えびをムシャコラと食べていたら、さくらももこさんの訃報が流れてきました。 「ちびまる子ちゃん」がとにかく有名ですが、私にとってさくらももこといえば『もものかんづめ』です。 前にも書いたと思うのですが、はじめて『もものかんづめ』を読んだとき、「文章で人を笑わせることができるんだ!」と衝撃を受けたのです。この『もものかんづめ』、単におもしろいだけではなく、何度読んでもおもしろいのです。落語みたいな感じといえば、おわかりいただけるでしょうか。コミカルではあるけれど、どこか突き放したような文体で、とにかく文章そのものが生きている感覚。何度読んでもおもしろいなんて、真似しようとしてもできるものではありません。 ブログを書きたいと思っているけど、どうやって書けばよいのかわからないという人に、私はドストエフスキーの『老人と海』を渡して「これを教科書にしなさい」と言うのですが、なかなか読